白 木 峰



双子山西峯より撮影 左に見えるのは西新山(2003年1月26日)

標 高1596m
所在地婦負郡八尾町 岐阜県宮川村
庵谷登山口 アプローチ八尾町から大長谷を経て杉ケ平キャンプ場へ行き、林道を登山口まで登る
所要時間八尾町から1時間10分
単純標高差280m
登山日2002年8月11日
天 候晴れ(頂上はガス)
同行者早智子
参考コースタイム
富山山歩き(シーエーピー)
登山口(60分)白木峰(120分)小白木峰(40分)発電所取水口
参考コースタイム
富山県の山(山と渓谷社)
登山口(40分)白木峰(120分)小白木峰(50分)発電所取水口
コースタイム登山口(33分)白木峰(30分)浮島(30分)避難小屋(52分)登山口


 高校時代に友人達と登った山である。よく覚えていないが、バスで庵谷まで行き、沢沿いに登ったような記憶がある。夜、頂上の小屋で酒を飲み、悪ふざけが過ぎて、壁に落書きを残し、後でたっぷり叱られた事を覚えている。どうしてばれたのかと言うと、炭で書いた相合傘のマークに名前を書き残してきたからだった。

 天気がいいので白木峰に行こうと言う事になった。食料を仕入、新たに買ったクーラーボックスに詰め込む。今日は祖父岳の時のようなぶさまなかっこうはしたくない。山菜取りで幾度も通った大長谷街道(国道472号線)を南下して、庵谷まで行く。部落最奥に左に入る道があり、白木峰登山口の看板と白木峰21世紀の森の大きな看板がある。それを少し登ると21世紀の森がありキャンプ場となっている。さらに林道を20分ほど登ると、1310mの登山口に着く。ここには公衆トイレがあるのでありがたい。10台ほど停められる駐車場があるが、道路脇なども利用して30台ぐらいは停められるようだ。まだ3台しか停まっていないので悠々と駐車。

 ここから林道を歩くコースと直登する登山道コースが選べる。8時55分、迷うまでもなく直登コースを選ぶ。急な坂道だが杭で階段が作られていて危なくはない。9時28分、ガイドブックでは60分とか40分とか書いてあるが35分ほどで頂上に着いた。途中で林道を2回横切るので、直登に疲れたら林道コースに切り替えてもよい。
 この日は下は晴れていたのに頂上に近づくにつれガスがかかってきた。いきなり頂上近くのヘリポートのようなところに出る。以前、アンテナがあった場所だろうか?
 そこを左に見ながら100m程行ったところが頂上だった。残念ながら真っ白で何も見えない。

 頂上で携帯電話をかけている人がいた。車のガソリンが残り少なく、高岡まで帰れないかもしれない。それで家にガソリンを持ってくるよう電話をかけたとのこと。今朝、八尾にあるスタンドは営業していたから、地図を書いてあげた。再度電話して、来なくていいと言っていた。そこへ男性が1人、さらに夫婦が一組、女性が1人来て合計7人となる。ガス欠騒ぎの男が浮島を見ないと来た意味がないと言うので、皆で見に行くことにする。

 浮島までは片道40分程で、途中の地唐を眺めながらの散策だった。すでに種になったニッコウキスゲに混じってイワイチョウ、イワショウブがまだ残っていた。
 地唐に生えるミヤマホタルイは立山よりもきれいに見えたのはどうしてだろう? 小屋まで戻り、小屋の中でお菓子を食べたりしながら、しばらく休憩を取る。 小屋は建て替えられていて、当然ながら相合傘のマークはなかった。

 11時30分、小屋を出発。帰りは林道を歩き、道沿いに咲いている花の名前を教えあったりしながら、まるで一つのパーティーのように歩く。途中、捕虫網を持った年配の方に出会う。 「アサギマダラ」を捕まえてマーキングしているそうだ。「アサギマダラ」は富山から鹿児島まででも翔んでいくような蝶らしい。そのためにこうしてマーキングしているんだと言っていた。もしマーキングしてある「アサギマダラ」を見つけたら報告すると言っていた。ヨツバヒヨドリが好物だとも。今日はまだ1匹しか見ていないそうだ。翌週に登った金剛堂山の東俣にはヨツバヒヨドリが沢山咲いていて、数百匹の「アサギマダラ」が飛んでいた。教えてあげたかったが何処の誰だか聞いていなかった。

 12時20分、登山口に到着。登山口についてからも、なんとなく別れづらく皆ぶらぶらしていた。午後からも結構上がってくる車がいて、駐車場を空けるために車を移動する。それをきっかけに下山開始。
 ゆっくり走る車達が「又、何処かで会えたらいいね」と言っているようだった。
 


国道472号線から分岐する交叉点
 

登山口の駐車場
 

登山口にある公衆トイレ
 

林道には柵があり左側の階段が登山道
 

林道との交叉点から見下ろした駐車場とトイレ
 

ヘリポート? アンテナ跡?
 

頂上の標識
 

案内石版
 

遊歩道の途中にある二等三角点
 

遊歩道を行く7人5パーティー
 

地唐が3段になっている三段の池
 

白木峰ヒュッテ