戸 田 峰 |
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標 高 | 1227m | |
所在地 | 婦負郡八尾町 | |
小井波峠 | アプローチ | 八尾町から久婦須川を上り桐谷で右折し小井波峠へ |
所要時間 | 八尾町から40分 | |
単純標高差 | 500m | |
登山日 | 2002年12月1日 | |
天 候 | 曇り | |
同行者 | 浜治、秋元 | |
参考コースタイム とやま山紀行(桂書房) | 小井波峠(240分)頂上(130分)小井波峠 | |
コースタイム | 林道終点(150分)1000mピーク(130分)林道終点 |
婦中町方面から見ると誇らしげにそびえている山がある。それほど高い山でもないのだが裾野が広いからだろうか? 名前も「岳」でも「山」でもない、たんなる「峰」である。 職場の先輩、浜治氏(以下、敬称略)と幾度となく戸田峰の話をしているうちに、心の中で特別の山になっていった。 浜治も同様に戸田峰への憧憬を強めていったようだ。彼は2度に渡り戸田峰へ挑戦し、敗退した。2度目は帰りに峰を間違え桐谷部落へ降りてしまったそうだ。沢に迷い込み、滝に落ち、首まで水につかったと語っていた。擦り傷だらけで手と足がボロボロになっていた。 その浜治と会社の仲間秋元の3人で戸田峰へ行くことになった。私の家の近くの広場で8時に待ち合わせる。そこからなら小井波までは40分ほどだ。 予定通りに8時に集まったのだが2日酔いだけが予定外だった。久しぶりに弟の家に行き、飲み過ぎたらしい。酒の匂いがただよう車は9時30分に小井波峠に到着。 11月17日に偵察がてら、小井波峠からの林道を終点まで歩いた事がある。 今回は車で入れそうなので、林道の終点まで乗り入れる。 874mのピーク近くから流れてきている沢の手前まで林道は入っている。何処でも名山の北川さんは小井波から沢沿いに歩いてその林道の終点近くに出たらしい。北川さんはこの沢から入ったようだが、少し手前から植林用の作業道があるのでそこから入ることにする。尾根に数メートルの所まで道がある。770mの尾根に取り付くが道らしいものもなく藪こぎとなる。874mピークで布を見つけるが色があせているので新しい布をつける。ここで右側に90度ほどコースを変える。 帰りにここを真っ直ぐいってしまうと桐谷部落へ行ってしまうことになる。 浜治はここで間違えたようだ。 雑木も少なくなり歩きやすくなるが、代わりに雪が深くなってくる。スパッツのない坪足状態になり、雪が少しずつ靴の中に入ってくる。時間は早かったが1000m付近のピークで膝までの雪となり、頂上を断念。又の挑戦を心に誓う。そのピークで昼食とする。 長野からのお土産の馬刺を食べるが、後日、浜治が板橋明さんから「山で生肉はあぶない」との忠告を受ける。熊は馬刺を食べないと思うのだが... 尾根沿いに色々な標識を見つけるが名古屋営林局のものらしい。帰るときに気づいたのだが、874mピークより上は小井波側に杉の植林があり、桐谷側には植林がない。 その境目を歩いていけば本尾根に間違いないようだ。見通しが悪いときの尾根筋を間違えないひとつの目安になると思う。877mピークの上側の鞍部に池があった。雪に埋まっていて少ししか顔を出していないが、直径10mはありそうだった。 帰るときリュックの横に入れていたペットボトルを落としてしまい、喉の渇きを癒すことが出来なかった。ただでさえ2日酔いによる水分補給が必要なときに... 「2日酔いの時は水分を多めに持っていけ」という貴重な教訓を受けた山行だった。 |
作業道の行き止まり ここから数メートルで尾根にたどりつける |
途中にはいくつも大きな杉があった |
これもかなり大きな杉の木 |
小尾根のある所では方向を確かめながら |
界315とは? |
山とは? |
境界見出票 名古屋営林局 |
これも不明 |
雑木は少なくなったが雪が多くなる |
池のある場所から |
池らしいもの 左側に水が見える |
右側が自然林で左側が杉の植林 右側が桐谷で左側が小井波 |