白 山 |
---|
所在地 | 石川県白峰村、岐阜県白川村 | |
大白川登山口 | アプローチ | 白川村平瀬(国道156号線)から車で30分 |
登山口標高 | 1255m | |
標 高 | 2701m | |
標高差 | 単純1446m 累積(+)1480m 累積(−)40m | |
沿面距離 | 片道6.8Km 往復15Km(池巡り含む) | |
登山日 | 2003年7月26日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 吉田、秋元、中林 | |
参考コースタイム 山と高原地図(旺文社) | 大白川登山口(2時間30分)大倉山(1時間40分)室堂(40分)御前峰(1時間10分)池巡り後室堂(1時間10分)大倉山(1時間40分)大白川登山口 | |
参考コースタイム 岐阜県の山(山と渓谷社) | 大白川登山口(3時間)大倉山(2時間)室堂(50分)御前峰(30分)室堂(1時間20分)南竜ガ馬場(1時間50分)大倉尾根分岐(1時間)大倉山(2時間)大白川登山口 | |
コースタイム | 大白川登山口(1時間48分)大倉山(1時間46分)室堂山荘<休憩24分>(22分)御前ヶ峰頂上<休憩1時間12分>(1時間15分)室堂<休憩25分>(2時間40分)大白川登山口 |
大白川登山口 信仰の山らしく鳥居をくぐって行く |
よく整備された登山道を行く秋元と吉田 |
6月からお互いの都合がつかず、延び延びになっていた白山登山だった。朝3時50分、家の前で秋元と合流して吉田の家に向かう。暗い中、すでに家の外で待っていた。 コンビニ経由で冨山医科薬科大学の駐車場に向かう。土曜日だから駐車場を、ほんの1台分ぐらい借りても文句は言われないだろう。 4時30分中林がやってきて1台に乗り合わせ、新しく出来た冨山西インターから北陸高速に入る。東海北陸自動車道に入ると高速道路貸し切り状態のようになる。 あれが医王山であれが人形山だとか、いや違うとか言いながら五箇山を越え、白川郷ICに5時半に到着。 |
新しくなった大倉山避難小屋 |
本当に風邪をひいているのか?秋元よ |
国道156号線を走り、平瀬から国道を離れ大白川に向かう。細い曲がりくねった道だ。予定より10分遅れて6時20分に大白川登山口に到着。 すでに20数台の車が停まっていた。身支度を終え、6時28分登山口に取り付く。 風邪をひいているという秋元を先頭に樹林帯の中を行く。風邪をひいているという割にはペースが速い。 1600m付近からガスの上に出て視界が開けてくる。振り返れば雲海の上に御岳や乗鞍が浮かんでいる。 |
室堂山荘近くの黒百合の群生 |
雲海に浮かぶ御岳と乗鞍 |
風邪引き男のペースは落ちず、どんどん標高をかせぐ。花の写真など撮っていると、あっという間に置いて行かれてしまう。 風邪で皆に迷惑をかけたくないというプレッシャーがアドレナリンを全開させているのだろうか? 8時16分、大倉山に到着するが何処が頂上かよく分からない。そのすぐ先に大倉山避難小屋があった。最近建て替えられたようできれいだ。 右手後方に三方崩山が大きいが逆光で被写体にはならない。その左肩に毛勝三山が見えだし、やがて剣岳が姿を現した。「剱の展望台」を主催している中林は、やや興奮気味だ。 |
室堂山荘内にある郵便局 |
室堂山荘のフロント(?) |
ややピッチが落ちてきた頃、前方に御前峰と剣ガ峰が見えて来た。再びピッチが上がるが休憩回数も増えてきた。 それでも9時50分に賽の河原に出て、10時2分、室堂小屋に着いた。途中で見た黒百合が珍しかった。立山では見た事がない。室堂山荘近くでも群生している。 美しいとは言えない花なので、立山では希少価値があったが、こちらではゴミみたいな花なのだろう。 |
白山神社奥宮の祈願所 |
白山頂上にて記念撮影 |
さて山小屋と言えば売店の缶ビールである。せっかく売っているのだから買わないわけにはいかない。さっそく2本買い込み、1本で乾杯する(1人だけ)。 25分の休憩後、頂上に向かう。ここからはフリーで歩き、頂上で落ち合う約束をする。立山を思い出し、タイムアタック開始。 今飲んだ缶ビールを汗に代え、白山神社祈願所から頂上の奥宮まで22分で登り切る。 |
頂上から見下ろす室堂山荘 |
頂上から見下ろす油ガ池、紺屋ガ池、大汝峰 |
頂上で展望を楽しみ、記念写真を撮った後、昼食。改めて4人で乾杯する。2本目でもビールの美味しさは変わらない。 サラミソーセージに茎ワカメも美味い。相変わらずのインスタントラーメンだが、登山にはぴったりの食品だ。 ゆっくり時間を過ごし12時15分、頂上を後にする。北側、大汝峰の方向に降りて行く。まず左側に油ヶ池が現れ、すぐ右側に紺屋ヶ池が現れる。 雪渓が残っていて水に沈んだ部分がエメラルドグリーンに輝いている。それが紺屋の由来なのか? |
エメラルドグリーンの紺屋ガ池 |
翠ガ池と剣ガ峰 |
次に右手に翠ヶ池が現れる。バックの剣ヶ峰を湖面に写し、一幅の絵になっている。この池が一番大きいようだ。 血の池は立山のみどりが池を思わせるような静かな池だった。途中、室堂への近道があったが、いきなりの登りなので考慮の余地もなく無視される。 ハイマツ帯の中をどんどん下がるので心配だったが尾根を回り込むと室堂とほぼ同じ標高だった。1時間あまりをかけて池巡りを終え、13時30分、室堂に戻ってくる。 冷たい水で顔を洗い、25分の休憩後、13時55分、室堂を後にする。 |
クルマユリ |
クロユリ |
帰りは単調で、順調に標高を下げ、16時35分、大白川登山口に着く。所要時間は2時間40分だった。 大白川の露天風呂に入って汗を流す。200円だった。中では湯につかりながらビールを飲んでいるグループがいて羨ましかった。今晩はここに幕営して、明日、白山を目指すそうだ。 今日の山の天候を聞いて来る。明日の天候が心配らしく、日に焼けた我々を羨んでいた。 心地よい疲れの中、5時15分、大白川を後にする。仲間と登る山は単独行とは違う楽しさがある。次は燕に行こうなどと話しながら高速を飛ばす。 家に着く頃にはすでに暗くなっていた。暗いうちに家を出て、暗くなってから帰る。家の敷居が高い... |
白水湖畔ロッジ |
大白川露天風呂 |