大品山 |
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所在地 | 富山県大山町 | |
立山山麓家族旅行村登山口 | アプローチ | 富山市内より車で1時間 |
登山口標高 | 552m | |
標 高 | 1404m | |
標高差 | 単純852m 累積登り1040m 累積降り1040m | |
沿面距離 | 10.5Km | |
地 図 | カシミール ←クリック | |
登山日 | 2003年10月26日 | |
天 候 | 曇り | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム | 立山山麓家族旅行村(44分)龍神の滝(50分)瀬戸蔵山(30分)大品山<休憩50分>(24分)瀬戸蔵山(24分)ゴンドラ山頂駅(56分)立山山麓家族旅行村 合計4時間30分<休憩50分含む> |
![]() ![]() この時点で鍬崎山をあきらめ、大品山に変更する。 |
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![]() 観光客で賑わった立山も、もうしばらくすると人々を寄せ付けない真っ白な世界へと変わり、神々のもとへと帰っていくのだろう。 |
![]() すっかり葉の落ちたブナの林も又、味わいがある。見通しがよいので、灰色の肌の樹木が遠くまで見渡せる。落ち葉を踏みしめながらの里山歩きは1人にかぎると思った。 |
名残雪ならぬ名残紅葉とでも言おうか、所々に残っているモミジの紅葉が最後の命を燃やす炎のように鮮烈だった。![]() |
![]() 大品山頂上(2404m) |
葉を落とし冬を待つ木々達の間で1人 音のない世界に身を横たえていると 俗世界で垢にまみれたこんな自分でも 自然と一体となれるような気がする 鳥の鳴き声が体の内から聞こえ 遙かな風の流れが見え 魂が自然の中にとけ込んで広がっていく 自然は全てのものを飲み込んで浄化する やさしさを持っているのだろう 全てを許す悠久の時間を持っているのだろう この一瞬の世界に時間が止まる |
11時34分、大品山頂上(1404m)に立つ。途中からガスがわき、大日岳も鍬崎山も見えない。100m先の大品山広場に行ってみるが、大きな焚き火跡があるだけだ。4月に来たときに倒れかかっていたトイレは直されていた。頂上のベンチに戻って昼食とする。テーブルの上に雪が残っていて飲み物や果物を冷やすのに都合がよかった。 音のない世界で1人たたずんでいると、がらにもなくセンチメンタルな気分にさせられる。秋と言う季節がそうさせるのだろうか? |
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![]() 運転休止中のゴンドラ山頂駅 |
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50分の休憩後、12時24分、大品山を後にする。鍬崎山往復には時間が足りない。12時48分、瀬戸蔵山に戻る。同じ道を歩きたくないのでゴンドラ駅の方へ向かう。13時12分、運転休止中のゴンドラ駅に到着する。林道沿いに降りていくとパラグライダーを広げている人がいた。歩いて登ったそうだ。その道を教えてもらう。ゲレンデの中央を走っているブルドーザー用の道だった。草刈が終わっていたから歩けたが、そうでなかったら歩けるような道ではないだろう。14時8分、ゴンドラ乗り場に帰り着く。 中途半端な山行きだった。ゴンドラの運転休止を事前に知っていたら、もっと早く出かけていたのに... |
![]() ゴンドラ乗り場付近 |
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ゴンドラの駐車場は恋人達がそれぞれの時間を過ごしていた。30年前の自分を思い出してみる。繰り返せないのが人生であり、だからこそ一度しかない人生が面白いのだろう。 |