大辻山 |
---|
所在地 | 立山町 | |
奥長尾山登山口 | アプローチ | 富山市より車で1時間 |
登山口標高 | 925m | |
標 高 | 1361m | |
標高差 | 単純436m | |
沿面距離 | 2300m | |
登山日 | 2003年5月25日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 早智子 | |
参考コースタイム とやま山歩き(シーエーピー) | 長尾峠(90分)頂上(60分)長尾峠 | |
参考コースタイム 富山県の山(山と渓谷社) | 本道登山口(20)奥長尾山(20分)カンバ平(30分)北尾根分岐(25分)頂上(60分)本道登山口 | |
コースタイム | 長尾峠[本道登山口](100分)頂上(80分)長尾峠 |
剣岳敗退の翌日、疲労が残っているので我が家の「山の神」(元ちゃん、この呼び方借ります)を誘い、久しぶりに低山に行く事にした。 家族サービスを口実に山にも行ける。一石二鳥とはこの事だ。大辻山は職場の近くにありながら、まだ登ったことはない。 今シーズンの「山の神」の足慣らしには手頃な山のはず。ゆっくり8時頃、家を出る。これで懲りられたら大変だ。荷物は全部引き受ける。 |
標高925mの長尾峠 |
本道登山口 |
低山を馬鹿にしているわけではないが、地図もコンパスも忘れる。芦峅寺で左に曲がり、立山少年自然の家を過ぎ、曲がりくねった林道を走る。 車が10台ほど停まっているところに長尾山登山口と書かれた看板を見つける。ここが長尾山の登山口らしい。下山して来たと思われる人に登山口を聞くと林道を100m程先へ行ったところに登山口が有るとのこと。 身支度を終え、出発する。100mにだまされ、行き過ぎたかと思い引き返したりしながら、本道登山口(910m)を見つける。長尾峠(925m)から400mほど先だった。 |
奥長尾山頂上(1020m) |
林道と4番の看板 |
登山道を歩いていると廻りの笹藪に生えているすす竹が気になる。山菜採りを兼ねた山登りとなってしまった。 邪道だと言われても目にとまったすす竹は放っておけない。山菜採りは昔からの趣味でもある。 しばらくすると鞍部に出る。右へ行くと長尾山と書いてある。先ほどの長尾峠へ出るようだ。左にコースをとり、アップダウンを繰り返しながら登る。 山の中から呼び合う声が聞こえる。山菜採りの人達がはぐれないようにしているようだ。 10時3分、奥長尾山(1020m)を通過。 |
林道と「山の神」 |
北尾根ルートとの分岐点 |
人気の山だけあって降りてくる人も多い。追い越して行く人達もいれば、追い越される人達もいる。剣岳で1人登山をしていたので、たまにはこういう登山もいいと思った。 所々にロープが張ってあるが、せいぜい2〜3mであり、子供でも大丈夫だ。登山口から順番にオレンジの看板に番号がふってある。励みにはなるのだが頂上が10番とは限らないのが不安だ。 大辻山の10番は北尾根ルートの分岐点だった。白岩川ルートとも書いてあった。林道の鳥越峠へ出る道だろう。この峠の反対側は高峯山への登山口となっている。 |
大辻山山頂(1361m) |
山頂の三等三角点 |
11時20分、大辻山頂上(1361m)到着。頂上は広く刈り開けてあり北東方面はよく見えるようである。だが、この日は残念ながら春霞で視界はよくなかった。 お昼時でもあり、30人ぐらいの人が食事中だった。空いている場所を探し、昼食とする。「山の神」は私の荷物の重さに感謝していた。 だが、やさしさからではない。下心があっての事なので心が痛かった。 カップ麺とオニギリの昼食は相変わらずで、進化していない。だが、ラーメンを作っているパーティーは多かった。インスタント食品と言えばラーメンである。山では当然かもしれない。 |
タムシバ |
ツバキ(種類は不明) |
12時10分、下山開始。この時間の頂上は降りていく人、上がって来る人と賑やかだ。帰りは長尾山経由で帰ることにする。 分かれ道で左にコースを取り50m程登ると頂上らしいところに出る。オレンジの看板に「長尾山11番」と書かれているのが頂上(1001m)らしい。山頂の看板がないとは寂しい山だ。 13時30分、長尾峠に到着。この峠の反対側に前長尾山への登山口が有る。登山口の標高が925mで前長尾山の標高が953mである。 登山口と言うのもはばかれるような標高差だ。逆転していれば前長尾山下山口(?)と言う名になるのだろうか? 実際、いきなりの下りになっている。 |
ムラサキヤシオツツジ |
ムシカリ [オオカメノキ] |
飲み物の大部分を「山の神」に取られてしまっていたので、少年自然の家に寄り、缶ジュースを2本飲む。ビールの方がよかったのだが、少年自然の家には御法度のようだ。 この日は街にも用事があったので、服を着替え、山を後にした。山と家族サービスと山菜採りの一石三鳥の山行きだった。 |