立山(雄山)



雄山頂上直下あたりから(2002年8月21日撮影)

 立山大清掃大会が毎年8月の終わり頃の金曜日に催されます。今年は8月22日でした。大勢のボランティアで立山に捨てられたゴミを拾いましょうというイベントです。開会式は11時からなのでその前に奥大日まで行ってこようと思っていました。ところがおじゃま虫が入り、昨年同様、雄山登山に変更になりました。始発のバスに乗り室堂を7時半に出発。

 

 もうこの季節になると登山者は減って、一ノ越までは自由に歩けます。途中の浄土からの雪渓がまだ残っていて、20m程の雪渓のトラバースが待っています。踏み跡があるので滑る心配はありませんが対抗者がいるとどちらかが避けないといけません。恐い方は、相手が通り過ぎるのを待つか、相手に避けてもらうかです。
    一ノ越まで登ると目の前に後立山連峰が広がります。右の龍王岳の肩に笠ヶ岳が見え、左に赤牛岳、穂高岳、槍ケ岳、野口五郎岳、大天井岳、燕岳、唐沢岳、そして今日は富士山も見えました。小休止の後、雄山に向かって出発。岩場の急登が待っています。すでに体のエンジンは暖まっているので、ゆっくり登っていれば呼吸も乱れません。振り返ると一ノ越山荘の向こうに龍王岳が見え、浄土山との間に富山大学の観測所が見えます。
 右に薬師岳が見えその下に五色ヶ原が見えます。五色ヶ原のハイマツの手前に見える小さな白い点が五色ヶ原山荘です。五色ヶ原の向こうが鳶ケ岳、右が鷲ケ岳、左が越中沢岳です。手前真ん中が獅子ケ岳、その右手前が鬼ケ岳、さらに右手前の稜線が龍王岳です。中央左奥に見えるのが黒部五郎岳で、さらにその左に尖がっているのが笠ケ岳です。その奥に小さく乗鞍の稜線も見えます。
 右に赤く見えるのは赤牛岳で黒部ダムから真正面に見える山です。その奥にちょこんと見えるのが水晶岳です。その左に穂高連峰と槍ケ岳が見え、左手前に野口五郎岳、奥に大天井岳が見えます。さらにこの左に燕岳、唐沢岳、富士山が見えましたが省略します。
アザミと蜜蜂 ニッコウキスゲ チングルマ
リンドウ ウメバチソウ クロマメノキ



 11時の開会式の5分前に室堂ターミナルの屋上に帰り着きました。昨年は遅れてしまったのですが今年はなんとか間に合ったようです。ミス立山黒部、ミス立山クイーンの進行で開会式を終え、それぞれの場所の清掃に取りかかりました。我々は弥陀ヶ原周辺だったので、新しく出来た松尾峠の展望台へ行きましたが、ガスがかかり何も見えませんでした。