小佐波御前山 |
---|
標 高 | 754m 登山口(174m) | |
所在地 | 上新川郡大山町 | |
猿倉スキー場 | アプローチ | 富山市から41号線を南下して猿倉スキー場駐車場へ |
所要時間 | 富山市内から30分 | |
単純標高差 | 580m | |
登山日 | 2003年2月8日 | |
天 候 | 晴れ後ち曇り | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム 富山山歩き(シーエーピー) | 笹津駅(90分)御前山(60分)小佐波御前山(90分)笹津駅 | |
コースタイム | 猿倉スキー場(30分)猿倉山(50分)御前山(65分)小佐波御前山(90分)猿倉スキー場 |
先々週、二子山で痛めた膝の痛みはとれた。天候もまずまずのようなので出かけることにする。人の行かない山はまだ不安なので、小佐波御前山に行くことにする。 8時に家を出発。猿倉スキー場の駐車場には8時半に到着。車が10数台停まっているのはスキー場の関係者だろうか?身支度を整えていると、横に車が停まり、話しかけて来て小屋までに行くと言う。 意味がよく解らなかった。もう2台、車が来る予定で9時集合だがいっしょに行かないかと誘われる。小屋の意味が解らず、お断りする。 8時45分、リュックにスキーを縛り付け、駐車場(標高174m)を出発。 |
誰もいないスキー場を出発 |
猿倉山へと続く道 |
まだ誰もいないゲレンデの真ん中を直登する。雪が堅くてかんじきは必要ない。右手にかんじき、左手にストック2本とあまりバランスはよくない。 ゲレンデ中央あたりでスキーリフトの試運転が始まった。途中で拾った毛糸の帽子をリフトの番人に預け、かんじきをリュックに縛りつける。 リュックにはスキーとかんじきの両方が縛られている格好だ。 リフト番の人は小佐波御前からそのまま楡原に抜ける方が面白いと言っていた。41号線をスキーを担いで歩きたくはないのでその案は却下。 |
風の塔(猿倉山)直下の登り |
猿倉山にある神社 |
アスレチック施設やレストラン「さるくら」を横目に9時15分、猿倉山の風の塔(標高345m)に到着。振り返ると笹津山から御鷹、戸田峰、西新、洞、ソンボ、大高、キラズが並んで手招きしている。 風の塔から30m程下ったところが、林道からの入口になっている。道は踏み固められていて、かんじきをはかずに進む。 所々細い尾根筋の道になっているが踏み固められているので夏道を歩いているようだ。 10時5分、御前山(標高559m)を通過。このあたりだけ踏み跡が粉雪で埋まっていた。 10時22分、反射板(標高590m)に到着。小休止とする。 |
林道から猿倉山と御前山への分岐点 右へ行くと猿倉山、左へ行くと御前山 |
御前山への尾根筋は道が出来ていた |
風が強くて寒いので水分補給程度で出発。空を見るといつの間にか青空は消えていた。 天気予報では今日の後半は雨だったはず。雨具は持ってきていたが先を急ぐ。アップダウンを繰り返すうちに11時10分、あっけなく頂上(標高754m)に到着。 だだっ広いので何処が頂上か分からない。もたもたしていると60代ぐらいの男性が1人登ってきた。長靴にデイパックと軽装だが、畳ほどの大きさの緑色のシートを丸めて担いでいたのが奇妙だった。 雪山は初めてだと言っていた。頂上だろうと思われるところで乾杯。 |
御前山にあるトイレ |
林道最終地点にある反射板 |
50代の男性が1人、その後に60代の男性が1人と登って来るが皆、通り過ぎていく。
気になり、行ってみると山小屋があった。 小屋まで行くと言っていたのはこの事だったのだ。中に入ってみると土間をはさんで両側に板の間があり、カーペットも敷いてある。 先ほどの50代ぐらいのあごひげの男性は外で食事をしていた。風は強かったが外で食事をとる。小佐波御前は雪山の隠れた名所なのだろうか? その後いくつものグループがやってきて小屋に入って行った。先ほどの駐車場にいた方達も入っていった。座るところがあるのだろうか? |
御前山からの登山道から見た小佐波御前山 |
頂上と思われる付近 |
12時30分、頂上出発。二子山で失敗したスキーを試すときが来た。少し滑ってみるが登山靴が緩くて足首が固定されないので紐を締め直す。 しかし靴の丈が短いのでスキー靴のような訳にはいかない。前後のバランスにも気をつけないといけないようだ。 ショートスキーなので踝のあたりまで潜り、午後からの湿雪がさらに滑りにくくしている。一度バランスを崩すとリュックの重みが一気に偏り、バランスを取り戻すのが大変だ。灌木もじゃまで慎重に滑る。 |
かんじきは必要なかった(小屋の前で昼食) |
小屋の前にある案内図 |
途中で思いがけない人と出会った。敗退した戸田峰を同行した浜治さんだ。昨年の暮れに定年退職されて以来初めて会った場所がこんな雪山の中でとは... 因縁を感じる。 リュックがパンパンにふくれ上がっているので聞いてみると、頂上で焼肉をするそうだ。3月に戸田峰へ行く約束をして別れた。焼肉パーティーはその時までお預けにしておこう。 |
頂上ちかくにある小屋 |
帰り道の林道に残っていたスキーの跡 |
御前山からは林道を滑る。残っていたスキー跡を滑るが傾斜が緩くスピードが出ない。手でこいだり歩いたりしながらスキー場の近くまで降りる。 そこからいったんスキーをはずして登り直し、ゲレンデに出る。リュックの重みはあったがゲレンデはやはり快適だ。 14時に駐車場到着。歩くよりは早かったようだが、それほど楽ではなかった。 |