笹 津 山



小羽から見た笹津山 (2003年1月12日)

標 高532m
所在地婦負郡細入村
須原登山口 アプローチ須原は富山方面から41号線の新笹津橋を渡り、すぐ右折して1Km程の神通川左岸にある
所要時間富山市からは車で30分ぐらい
単純標高差450m(ダム横の広場〜頂上)
登山日2003年1月12日
天 候曇り後晴れ
同行者単独
参考コースタイム
富山山歩き(シーエーピー)
須原(120分)貯水池(60分)頂上(120分)須原
コースタイムダム横(15分)林道入口(110分)貯水池(70分)頂上(145分)ダム

 朝から雨が降っていたが、徐々にあがってきた。元旦に夫婦山に偵察(?)に行ってからというもの、天候にも恵まれず、まだ何処にも行っていないので、久しぶりに出てみた。
 9時30分、昨日の好天気を恨みながら車を出し、いつものようにコンビニに寄って食料を調達。
 昔と違って行くと決めたらすぐ出られるのがありがたい。
 前日、登山口と駐車スペースだけはチェックしておいたので、スムーズに車を停めることが出来た。
道路以外はほとんど雪で埋まっているので、一番下のダムの横の空き地に停めることになった。標高100mである。


ダム下流の空き地 対岸に見えるのはウイン
ディー

林道の分かれ道
 
 歩き出してすぐ、車のロックをしたかどうか心配になり一度戻る。10分ほどロスをする。
須原の民家の間を歩いているとき、家の前の除雪をしていたおばあちゃんに山に行くのかと訊ねられ、「熊に気をつけられ」と言われた。「今は冬眠中だよー」と答えながらも気になる。冬に熊が出るのだろうか?


ひたすら林道を歩く
 


3分の2地点にある貯水池
 10時30分、標高150m、スパッツと和かんをつけ林道の入口に入る。
 今日も雪が重い。歩幅を広く取って体力の温存を図るが、これでいいのか自信はない。
 途中、廃屋を見かけたが、昔、ピアノがおいてある山の中の別荘を見た事があった。地元に住んでいる高校の同級生に連れられていった時である。
 これがそうだろうか? 高校生の時だったが、あのときに受けた強烈な印象は今でも覚えている。
体の弱い女の子のために両親が建てた別荘だとか聞いた覚えがある。今では見る影もなく崩れ落ちた廃屋になっている。


大きい方の反射板
 

頂上と思われるところ
 
 途中、水田がいくつかあったが今でも耕されているのかどうかは雪の下で不明。
 出発が遅かったので、休まず歩き続ける。林道はやはり歩く割には高度が稼げない。帰ってから知ったのだが、直登に近い登山道があるらしい。次回はそちらから登ろうと思う。


小佐波御前山
 

左奥に六谷山 右にキラズ山
 
 12時20分、標高385mの貯水池に着く。ここも休まずに先を急ぐ。大股で歩いているせいかふくらはぎに痛みを感じるようになる。
 朝からコンビニのおにぎりを1個しか食べていないので、歩きながらもう1個食べる。
 反射板手前のカーブで右に道が分かれているので行ってみると楡原のほうへ降りているようだ。この道は地図には載っていない。
 割山の「てんこ森」にでも出るのだろうか。こちらの方が近いようだ。車が通れる季節に1度来てみようと思った。


左から漆山岳、西新山、大高山、961mピーク
 

奥に見えるのが大乗悟山か?
 
 反射板を二つ超え頂上と思われるところに出たが、532mの頂上はよく分からない。
 13時30分、取りあえず一番高いと思われる所に登ってビールで1人乾杯をする。雑木だらけで感激はうすい。
 しかし乾杯に答えるかのようにこの頃から青空が広がり始める。
 灌木が多く富山平野は見えないが小佐波御前山から右側へ六谷山、キラズ山、漆山岳、洞山、大高山、西新山が見える。残念ながら立山連峰は雲の中で見えない。
 12月の後半からキラズ山で3連敗、元旦に夫婦山で敗退していたので久しぶりの頂上だった。


振り返ってみると...
 

林道だけの山登りだった
 
 14時30分頂上出発。和かんの跡が今回は歩幅を大きく取ってきたので下りにも合う。と言うより傾斜がほとんどないからかもしれない。
 16時35分、除雪された林道に出る。雪のない道を歩くことの快適さをしみじみ感じる。 朝、会ったおばあちゃんに又会った。
 「熊出んかったけー」と言われ「出んかったよー」と答える。反射板の所まで行ってきたと言うと驚いていた。「夏に車で来られー、富山の花火大会がきれいだよー」と言っていた。
 昔、弥陀ヶ原から見た富山の花火大会は目線よりも低く、音もしない。小さな線香花火でも見ているようだった。
 そんな事を思い出しながら民家の間を歩き、車に着いたのが16時55分だった。
すでに薄暗くなりかけていた。取りあえずこれで今年は1勝1敗。