高頭山



熊野川ダムから。左が頂上で右が前頭(2003年6月8日撮影)

所在地大山町
  熊野川登山口 アプローチ富山市より車で50分
登山口標高390m
標   高1210m
標高差単純820m 累積835m
沿面距離4Km
登山日2003年6月8日
天 候晴れ
同行者早智子
参考コースタイム
とやま山歩き(シーエーピー)
 (分) (分) (分)
参考コースタイム
富山県の山(山と渓谷社)
登山口(1時間)三枚滝分岐点(2時間)頂上(2時間)登山口
コースタイム登山口(50分)三枚滝分岐点(1時間45分)頂上(1時間55分)登山口

 昨日の焼岳の疲れもあり、あまりきつくない高頭山へ向かう。高頭山は熊野川とその支流に囲まれた山である。その峰続きに高杉山があり、小口川へ切れ込んでいる。
 県道花崎・河内線を熊野川に沿って上り、熊野川ダムを超えしばらく走ると川の合流点に出る。橋を渡った突き当たりに発電所があり行き止まりになっている。。
 熊野川左岸には林道が続いているが舗装道路はここまで。この熊野川第三発電所の前が登山口になっていて、車は10台ほど駐車できる。
 途中、槍ヶ岳を開山した播降上人の碑が立っていた。現在は廃村になっているが生家のあった場所らしい。


発電所への入口(林道の突き当たり)
 

高頭山登山口
 
 今日も「山の神」同伴で一石二鳥を狙う。低山はこの作戦で行くことに決定。低山と言っても標高差800m以上あるので、今年の「山の神」の2回目の山行きとしてはちょっときついかもしれない。(心配したとおり下りでは二人分の荷物を担ぐ事になった)
 9時6分、標高390mの登山口を出発。この標高からのスタートは暑さがこたえる。ギンリョウソウ、ニガナ、シロバナニガナなどが今年初めての花だった。


導水管横の登山道
 

熊野川第三発電所への導水管
 
 しばらく歩くと発電所の導水管に出会う。旧の歩道もあるようだが現在はこの導水管に沿った道が登山道になっているようだ。贅沢は言えないが味気ない
 。サージタンク近くから水平道になる、道の下にも導水管があるようだ。40〜50m先が分岐点になっていて真っ直ぐ行くと三枚滝への道となっているようだ。
 その水平動から左に上がるのが頂上への道で、いよいよ登山道らしくなる。落葉樹に覆われた道は日陰なので涼しい。が、反面、視界はよくない。やがて、なだらかな尾根筋の道になり、気持ちよく歩く。


三枚滝への分岐点の看板
 

気持ちのいい登山道
 
 途中、手入れされていないところがあり、両側から漆の木も迫っていて気持ちよくないところもあった。
 前頭(まえずこ)と呼ばれるピーク近くで、直登となる。すす竹の林となっていて、旬を過ぎていたが、まだいくらか残っていた。
 前頭からいったん15mほど下って登り切ったところが頂上だった。11時40分だった。


高頭山の二等三角点
 

高頭山頂上の標識
 
 頂上には中高年ばかりが十数名がいた。何人かはすす竹を採りに藪に入っているようだった。何処へ行っても中高年は元気がいい。
 5〜6名のグループが先に降りて行った。残ったグループは「小矢部山歩きの会」という旗を持って記念写真を撮っていた。
 ホームページを持っているというので相互リンクの約束をする。毛勝山へ行って来たと言っていた。元気のいい登山クラブだ。又どこかで逢えるよう祈って別れる。


熊野川ダム
 

生誕地に立つ播隆上人の碑
 
 頂上手前に(1203m)二等三角点がある。その奥に頂上(1210m)があり、広く刈り開けてあった。だが背丈20m程もある雑木に囲まれていて視界がいいとは言えなかった。
 缶ビールで乾杯! 1本しかなく、半分取られる(^_^;) 昼食のカップ麺は寒い季節はよかったが、そろそろ別のものを考えよう。
 二人で来るときはクーラーボックスも持って来ることにしよう。冷たいビールも2本用意しよう。


播隆上人の碑文
 

ウツギ(名古屋の岩月さんからメールで)

 
 12時25分、頂上出発。道々藪に入り、すす竹を採る。両方のリュックにそこそこ詰まる程に採れた。
 今日も一石三鳥とほくそ笑んでいたところへ「山の神」が膝が痛いと言いだした。結局リュックを二つ担いで降りる羽目になってしまった。が、膝が痛いと言っている割には足が速い。はめられたか?
 「下に降りたら最初に見つけた自販機で何が飲みたい?」などと話しながら降りる。今日はちょっときつかったようなので次回はもう少し楽な山を探さがさなければいけないようだ。