牛 岳



牛岳スキー場のゴンドラ乗り場付近から(2003年4月13日撮影)

所在地山田村、庄川村
二本杉登山口 アプローチ富山市より車で50分
登山口標高640m
標   高987m
標高差単純347m 累積394m
沿面距離3450m
登山日2003年4月13日
天 候
同行者単独
参考コースタイム
とやま山歩き(シーエーピー)
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参考コースタイム
富山県の山(山と渓谷社)
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参考コースタイム
とやま山紀行(桂書房)
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コースタイムスキー場上部(30分)二本杉登山口(45分)牛嶽神社(10分)頂上(10分)牛嶽神社(45分)スキー場上部


林道の入口に車を停める
 

雪の残った林道
 
 左足踝が痛いので、あまり無理な登山は出来ない。体力維持程度の目的で比較的楽な山に行こうと思った。
 八尾の袖山に行ってみると雪が全くなく藪山になっていた。取り付く気力もなく引き返して来た。八尾の手前で気を取り直し牛岳に向かう。地図は持っていなかったが、カシミールで見ていた記憶ではゲレンデの上部から林道があったはずだ。
 牛岳スキー場の手前のゲレンデには雪はなかった。ゲレンデの中を走る林道を10分ほど走ると最上部に出る。ここのレストランはまだ営業していた。通年営業だろうか?ここから先の二本杉登山口への林道はまだ除雪されていなかった。


林道の分かれ道にある看板
 

二本杉登山口
 
 11時20分、支度を終え雪の残った林道(標高640m)に入る。200m程歩くと前方と右後方に道が分かれている。牛岳に向かって真っ直ぐの道を選ぶ。
 腐った雪に数人の歩いた足跡がある。左足が痛むので無理をしないようゆっくり歩く。遠くは霞んでいるが天気はよく、すぐ汗ばむ。オーバーズボンはやや厚着だったようだ。
 所々にフキノトウが目を出し、春の気配がただよう。11時50分、二本杉登山口(745m)に到着。牛岳は初めてなので夏道を知らない。雪に残った足跡をたどる。


広い尾根を自由に歩く
 

細い尾根に残った雪、夏道は何処に?
 
 何度か雪を踏み抜き、靴の中に雪が入るのでスパッツを履く。夏道をはずれたり、戻ったりしているようだ。
 やがて広い尾根に出る。せっかくなので足跡を無視して自由に歩く。いったん登り下りのない細尾根になり又、広い尾根に変わる。左側には牛岳の裏側のゲレンデが見えるので頂上までの距離が想像しやすい。


牛岳の裏のスキー場が見える
後ろに見える山は八尾御鷹山

夏道は何処へ?
 
 12時35分、牛嶽神社に到着。神社の周りに2組4人がいた。挨拶を交わして、そのまま頂上に向かう。
 12時40分、頂上(987m)にはパンザーマストのアンテナのようなものが立っていた。標高は牛嶽神社と同じくらいのようだ。南側には霞んではいたが高峯が大きく見えた。
 神社に戻ると人が入れ替わっていた。ロシニョールのスキーで鍋谷から上がってきた人はスキーの利点を強調していた。帰りが楽だと言っていた。分かりやすい説明だ。ここはスキー場だから...


二本杉登山口と頂上の中間点にある標識
 

牛嶽神社手間
 
 やがて1人になってしまい、帰ろうとしたときダムのほうから2人連れが登ってきた。
 道を間違えて2時間程無駄にしたと言っていた。14時10分、頂上を後にする。
 腐った雪に新しい歩き方を見つける。一歩ごとに足を滑らせると一歩が一歩半にも二歩にもなる。膝にも優しいような気がする。
 ただし、急な斜面では微妙なバランス感覚が要求される。(これはベテランにとっては常識的な技術なのだろうか?)尻制動で降りた方もいたようで、あちこちにお尻で滑った後があった。
 左足の踝は登るときよりも下るときのほうが痛かった。14時55分、車に戻る。


牛嶽神社、2週間前は雪に埋まっていたとのこと
 

神社下の休憩所
 
 雪が溶けていくと登りたいと思う山が少なくなっていく。冬前には雪が降ったら登る山がなくなると思っていたのに逆になってしまった。雪山に取り憑かれてしまったようだ。
 これからは残雪の立山や穂高に向かうのだろうか?残雪の山では新雪の金剛堂山や鍬崎山の感動には及ばないと思う。だが3000m級の山々だ。また違った感動があるのだろう。


牛岳頂上
 

林道の分かれ道、遠くにゴンドラ乗り場