籾糠山



猿ヶ馬場山から眺めた籾糠山(2004年3月14日撮影)

所在地飛騨市河合村、白川村
天生峠登山口 アプローチ国道360号線天生村から、もしくは国道156号線白川郷から、車で天生峠へ30分
登山口標高1300m
標   高1744m
標高差単純444m 累積(+)480m 累積(−)36m
沿面距離4.2Km
登山日2004年6月27日
天 候曇り一時雨
同行者早智子(山の神)
参考コースタイム
とやま山歩き(シーエーピー)
天生峠登山口(40分)天生湿原(2時間)籾糠山頂上(1時間30分)天生湿原(30分)登山口 合計4時間40分
参考コースタイム
岐阜県の山(山と渓谷社)
天生峠登山口(40分)天生湿原(1時間30分)籾糠山頂上(1時間)木平湿原(1時間10分)登山口 合計4時間40分
コースタイム天生峠登山口(2時間12分)籾糠山頂上<休憩1時間>(1時間33分)登山口 合計4時間50分<休憩1時間5分含む>

 以前から気になっていた山で、神岡の友人、深雪さんもお薦めの山である。3月には猿ヶ馬場山から眺め降ろした山でもあった。
 ユニークな名前で「ぬかみそやま」とか「ぬかどこやま」とかが頭に浮かんできて、思わず失笑してしまう。
 彼女は2週連続で登ったとの事で、先週登れば会えたのだった。


天生峠登山口  左のテントのひとが入山料
500円を徴収していた

この標識から左へ入る
真っ直ぐ行くと小屋で行き止まり

 6時半に家を出て41号線を南下する。猪谷から360号線に入る事も出来るが安全を期して神岡から須河峠越えで角川に向かう。
 角川からは360号線に入り宮川の支流、小鳥川を登る。ロックフィールダムの白小鳥ダム手前の天生集落から小鳥川を離れ天生峠へと山道(国道360号線)を走る。
 天生峠は開けた場所で広い駐車場や大きなトイレがあり、単なるドライブに来ている人達の休憩所としても十分な施設である。
 登山道入口にテントが張ってあり、監視員がいて入山料を徴収していた。1人500円は高いか安いか?
 8時45分、籾糠山登山口を出発する。


その行き止まりの壊れかけた小屋
雨の日の宴会場には最高の場所

天生湿原の西回りと東回りの分岐点
 

 軽四なら走れそうな道をしばらく行くと小屋があり、行き止まりになっていた。その少し手前に天生湿原への標識があって、左側へ細い道がついていたが、そちらが正しい道だった。
 この建物は壁は抜けていたが、雨をしのいで宴会をするぐらいなら十分役にたつようである。この時も中に二人いた。


東回りのコースにある飛騨匠堂
 

天生湿原
 
 少し戻り、標識のあるところからやや降り気味の脇道に入る。しばらく行くと天生湿原に出る。東回りと西回りのコースがあり、取りあえず東回りのコースから入る。
 東回りのコースには飛騨匠堂と呼ばれる小さな祠のようなものがあった。そこは行き止まりになっていて少し戻る事になった。


天生湿原を行く山の神
 

天生湿原はミズバショウとバイケイソウの群生
 
 天生湿原にはミズバショウとバイケイソウが群生していた。コバイケイソウはよく見るがバイケイソウの群生は初めてだった。
 湿原はすぐ終わり小川沿いの樹林帯に入る。野花が沢山咲いているので撮影が忙しい。
 いったん降った後、急登となり、登り切ったところが頂上だった。そこにいた2人はもう下山の用意をしていた。
2人が降りていった後、ぞくぞくと上がってくる。あっという間に頂上はいっぱいになってしまった。


頂上にあったのは三等三角点 
 

せまい頂上に20人以上の人が集まった
 
 2人で占領していた大きな石も譲って4人で座る。20人が宴会をすればいっぱいになるような小さな頂上だった。
 福井からのグループの方に富山県の八尾町から来たと言うと隣の山田村から福井に嫁に行ったと言う。山ならではの身元のあかしあいだ。
 籾糠山から猿ヶ馬場山への道があるそうだが踏み跡さえ見つからなかった。
 皆より一足早く山を下りる。その時間でも上がってくる人達とすれ違う。天生湿原は西回りで帰った。


帰りは白川郷から高速で
 

民芸風のお店も見慣れてしまった
 
 天生峠から西に向かい白川郷に降りる。通りを1往復してみる。相変わらず白川郷は観光客で賑わっていた。
 村のはずれにある浴場に入ろうと思ったが人でいっぱいで諦める。


城端のクアガーデンで温泉に入る
 

クアガーデンの横手にロッククライミング用の
ゲレンデが... 登ってみたかった...
 白川ICから高速に入り城端のクアガーデンで風呂に入る。大きな風呂で気持ちがよかった。
 クアガーデンの横にフリークライミングの人工ゲレンデがあり何人かが練習していた。登ってみたいと思ったがその前に腕力と握力の訓練が必要だろう。
 そろそろハードな山に行かないと精神衛生上よくない。来週の単独行を近いながら車を走らせた。