大辻山 |
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所在地 | 立山町 | |
奥長尾山登山口 | アプローチ | 富山市より車で1時間 |
登山口標高 | 920m | |
標 高 | 1361m | |
下山口標高 | 860m | |
標高差 | 登り累計473m 降り累積529m | |
沿面距離 | 縦走4.8Km | |
登山日 | 2004年12月12日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム とやま山歩き(シーエーピー) | 長尾峠(1時間30分)頂上(1時間)長尾峠 | |
参考コースタイム 富山県の山(山と渓谷社) | 本道登山口(20分)奥長尾山(20分)カンバ平(30分)北尾根分岐(25分)頂上(60分)本道登山口 | |
コースタイム | 本道登山口(54分)頂上<休憩36分>(37分)北尾根登山口 合計2時間7分<休憩36分含む> |
大辻山はなんとなくこの季節になると目が向く山だ。標高900mまで車で上がれるのもいい。人気の山なので熊の心配もそれほどない。 雪があればあったでラッセルの訓練にもなる。と言うことで約1年ぶりの大辻山となった。 |
大辻山本道ルート登山口より少し上に車を停める |
大辻山本道ルート登山口 |
長尾峠には4台の車が停まっていた。峠を過ぎて大辻山本道コースの入り口近くに車を停める。そこには10台ほどの車が停まっていた。 かんじきを持ってきたが必要ないようだ。念のためスパッツだけリュックに詰めて10時14分、本道コース登山口にとりつく。 昨日の雨で道はぬかるんでいるが歩きにくいと言うほどでもない。50m程登ると長尾ルートとの分岐点と合流する。右に行けば長尾山を経由して長尾峠に戻る。 葉の落ちた雑木林の中をアップダウンを繰り返しながら、少しずつ標高を上げていく。 |
奥長尾山(1025m)頂上 |
北尾根ルートとの分岐点 |
8番の標識から斜度もきつくなり登山らしくなってくる。9番の標識が左からの北尾根ルートとの合流点(分岐点)で右に90度曲がり、北尾根を辿る。 このあたりも急登で10番の標識が見えると頂上は近い。 11時11分、刈り開けた頂上に出る。登山中に10人ほどの下山者に出会ったが頂上にはまだ30人近い人たちがいた。 |
大辻山頂上の賑わい |
大辻山頂上の賑わい |
家を出るときは快晴だったのだが東の空に巻積雲が拡がり出し、風も強くなっている。明日は雨のようだ。 雪の少ないのが気になる。大辻山の頂上で20cm程しかない。弥陀ヶ原高原もいつもなら美女平まで真っ白なはずなのにブナ坂より下のほうが黒く見える。 立山連峰全体がなんとなく黒っぽい。猫又と赤谷の間のブナクラ峠の上に頭を見せる後立山の杓子岳と白馬槍だけが真っ白だ。 |
ネコヤナギと左奥に真っ白な白馬槍 |
毛勝三山と大明神 |
昼食と宴会を兼ねてそれぞれストーブで鍋焼きうどんやラーメンなどを作っている。私も以前は必ずストーブを持ち歩いていたが今はほとんど使わなくなってしまった。今日も持ってきたのはパン1個だけである。 山のてっぺんで野菜サラダにワイン付きでステーキを焼いてやろうなどと思っていた事もあったが夢のままで終わりそうだ。 |
赤谷、白萩、赤ハゲ、白ハゲ、剱岳 |
雄山、浄土、竜王、鬼、獅子と弥陀ヶ原高原 |
この時期の人気(にんき)の山なので、入れ替わり立ち替わり登山者が登ってくる。午後からでも日帰り出来る手軽さがいいのだろう。 もう少し雪が深くなると人気の山は礼拝山、尖り山へと標高を落としていく。冬山への端境期に登られる山は限られているようだ。 目の前のネコヤナギがもう芽を持っている。この時期にネコヤナギの芽を見たのは初めてのような気がする。地球温暖化の影響なのだろうか。 青く霞んだ山をバックにネコヤナギを見ていたら春山にいるような錯覚におそわれた。 |
北尾根8番が白岩ルート分岐点 |
北尾根5番が中尾根ルート分岐点 |
11時47分、大辻山頂上を後にする。歩き足りていないのと、同じ道を歩くのが嫌で北尾根コースから降りることにする。 頂上にいた人の話では北尾根8番の標識から白岩川ルートが分岐していて、そちらの方が長尾峠の駐車場に近いとの事だった。 近道をするつもりもないので8番の分岐点をそのまま通過する。5番の標識でも脇道があった。後で調べてみたら中尾根ルートで今はあまり使われていないルートのようだった。 |
北尾根ルート登山口 反対側が高峯山 |
車のデポ地まで歩く |
12時24分、北尾根登山口の鳥越峠に到着する。この峠の反対側は高峯山への登山口になっている。 アスファルトの林道を32分かけて長尾峠近くの駐車場まで帰り着く。ゆっくり歩いて鳥越峠から長尾峠まで40分ぐらいだろう。 上市へ抜けて「都」のラーメンを食べて帰ろうと思い、又、鳥越峠へ向けて車を走らせる。峠の手前で北尾根で追い越したグループとすれ違う。彼らも同じ道を帰りたくなかったらしい。 この林道は途中で決壊していて上市へ抜けることは出来なかった。あえなく立山町側へ戻り、ラーメン屋を探してうろうろする。結局富山市内まで出て赤田の「雷文」でラーメンを食べることとなってしまった。 |
「国立立山少年自然の家」に常備してある周辺散策地図からの大辻山登山道近辺の抜粋 |