小佐波御前山



小佐波御前山登山道途中から(2004年1月12日撮影)

標 高754m 登山口(174m)
所在地上新川郡大山町
猿倉スキー場 アプローチ富山市から41号線を南下して猿倉スキー場駐車場へ
所要時間富山市内から30分
単純標高差580m
標高差累積登り630m 降り50m 片道距離4.8Km
登山日2004年1月12日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
富山山歩き(シーエーピー)
笹津駅(1時間30分)御前山(1時間)御前山(1時間30分)笹津駅
コースタイム猿倉スキー場駐車場(45分)御前山(1時間)小佐波御前山<休憩1時間15分>(1時間)風の塔(10分)猿倉スキー場駐車場  合計4時間10分<休憩1時間15分含む>


Part 1. 祖父岳
林道終点まで行くが積雪量が足りず、藪こぎになる。潔く祖父岳を諦める。
往復1時間ほど歩いた。車での移動時間も入れると2時間ほどのロスとなる。


誰もいない山を狙って裏ルートから祖父岳へ
 

桂原の部落から林道を歩く
 
  天気がいいので人気の山は避けようと思い、祖父岳に向かった。夏道の谷折から取り付くのは、アプローチが長いので裏の松瀬から登ることにする。昨年の冬に仲間と登った時は松瀬から歩いた。だが途中に桂原という部落があり、除雪されていた。今回はそこから歩くことにする。除雪されてはいるが冬期間は人は住んでいないようだ。融雪用に川水が流されている広場に車を停める。その他は凍ってつるつるだ。部落の出口でかんじきを履き、林道を歩く。積雪は30cm前後で雪は軽く、歩きやすい。
 昨年は林道の途中から杉林を抜けていったが上で林道と交差していた。今日はそのまま林道を歩く。林道の終点近くまで行って気が付いた。積雪が足りなくて藪こぎになってしまうのだ。すぐに引き返す。次に向かう山を頭に描きながら歩いた。


朝日の中の未踏の林道が怪しく招いている
 

杉の枝から落ちる粉雪が朝日の中で輝いていた
 

Part 2. 佐波御前山
双子山も考えたが時間をロスしているので、より近い小佐波御前山に向かった。


駐車場から林道を歩く
パリパリに凍っていた

風の塔を右に巻く道があった
いっしょに登った小出さんに教えてもらう

 双子山や大辻山を考えたが時間的に近い御前山を選ぶ。気はせくが、道路が凍っているので慎重に車を走らせる。10時35分、猿倉スキー場に到着。駐車場に車を停め、身支度を終え、
 10時45分、出発する。
 スキー場のレストランの前で身支度をしている女性に「小佐波までですか?」と声をかけると「行けるところまで」という返事だった。ところがこの方はすごい健脚ですぐに追いつかれてしまった。
 女性に追い抜かれるのは情けないのでピッチを上げる。いっしょに歩いたおかげで風の塔のまき道を教えてもらえた。風の塔への階段の右側に山道があった。勿論、左側から林道をたどっても行けるはずだ。


鞍部から杉の植林地を歩く
このあたりはまだ積雪量が少なかった

徐々に雪が深くなる
 

 積雪は20cmぐらいだろうか、トレースもしっかりしていて背中のかんじきが重く感じる。この方(小出さん)は地元の方のようで、昨日も御前山までトレーニングしていたとのこと。
 聞けば、夏山のために冬は身近なところで脚を鍛えているらしい。数人の下山者と出会う。朝早くから登られたのだろう。


トイレのある御前山手前から林道を歩く
 

小出さんは昨日も登ったそうだ
 
 御前山の手前のトイレのある所から左側に水平道をたどる。初めての方は気をつけないと御前山にいってしまうだろう。ここからは林道歩きとなって、ひたすら歩くだけだ。
 トレーニングをかねてトレースを避け、新雪の中を歩く。深さ30cm程の坪足だが林道なので危ないことはない。
 反射板と楡原の集落が見えるところで林道と別れる。アップダウンを繰り返しながら徐々に標高を稼ぎ、12時30分、頂上に出る。積雪は60cmぐらいだった。


林道の終点だがこの季節は車は入れない
遠くに反射板が見える

頂上にある祠
 

 頂上にはご夫婦の方がいらっしゃったが小出さんのお知り合いのようだった。小出さんの希望で楡原の方に降りる予定だった。だがトレースもなく、夏道も歩いたことがないと言うので中止にする。
 祖父岳の頂上でゆっくりする予定だったので鍋焼きうどんを持ってきていた。立山がよく見える場所に宴会場を設置して1人宴会を始める。


毛勝三山 この左に駒ケ岳、僧ケ岳が見えた
 

半額の百円で買った鍋焼きうどん
 
 頂上近くにある山小屋は天気の悪いときは宴会場になるのだが、今日は誰も行っていない。後から登ってきた人達と話をしたりしながらくつろぐ。
 13時45分、頂上を後にする。トレーニングを兼ねてピッチを上げるが、トレースを壊さないように新雪の中を走る。
 途中、獅子ケ鼻岩に寄ってみた。奇岩の上に雪が積もり、前回見たときよりも優しく感じた。


頂上から少し行ったところにある山小屋
天気が良いので誰も行っていない

帰りに立ち寄った獅子ケ鼻の奇岩
高さは30mはあると思われる

 せっかくなので風の塔まで登り返したが、疲れていてここが一番辛かった。風の塔からは一気に走り降りる。営業していないゲレンデにはソリ遊びの人達が遊んでいた。
 駐車場近くで先に降りていた小出さんに追いつく。すごい汗だと笑われた。「又、何処かでお会い出来たら...」と言って別れた。
 14時55分だった。


せっかくなので風の塔にも立ち寄る
ここへの登りがきつかった(^_^;)

最後はスキー場を駆け下りる