御前山 |
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所在地 | 上新川郡大山町 | |
猿倉スキー場 | アプローチ | 富山市から41号線を南下して猿倉スキー場駐車場へ |
登山口標高 | 175m | |
標 高 | 559m | |
標高差 | 単純384m 累積415m | |
沿面距離 | 片道2.5Km | |
登山日 | 2005年12月23日 | |
天 候 | 雪 | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
駐車場所(40分)猿倉山(1時間40分)御前山<休憩40分>(30分)猿倉山(15分)駐車場 合計3時間45分<休憩40分含む> |
例年にない早い雪。そして大雪。我々のようなサンデー山屋にとっては山選びが難しい。雪が柔らかく、夏道のない山は危険が伴う、夏道があっても急登は登り切れない。 そう言う意味から御佐波御前山はこの時期に最適な山である。届かなければ御前山で引き返してもいい。 |
猿倉スキー場唯一のレストハウス兼食堂 |
まだまばらなスキー場 |
雪の降る中、10時40分、駐車場を出発。スキー場のお客さんもまだ数人しかいない。猿倉山へはゲレンデを直登するのが早い。 スキー場を縦断した後はスノーシューで膝近くのラッセルとなる。グリーンシーズン時のバーベキュー施設や軽食&喫茶は雪の中で眠りについている。 |
リフト降り場近くのトイレ |
全ての施設が雪の中 |
猿倉山に向かって直登する。頂上手前で左からの足跡があり、頂上へ向かっていた。林道を辿ってきた人がいるようだ。 そのトレースを借りて猿倉山を降り、尾根道を辿る。 |
ここから猿倉山へ向けて直登 |
猿倉山頂上にある神社 |
非日常の世界というのはこういう空間に身を置いていることだろうか? いなくてもいい雪の中にいて、歩かなくてもいい雪道を歩いている。 持たなくてもいい重い荷物を持って息をはずませている。愛する人がこの先にいると言うのならそれも解るが、そうでもない。 それでも山に登る人はこれをどう説明するのだろう。 |
猿倉山を降った鞍部にある東屋 |
雪の上の落ち葉が降雪が早かったことを... |
登山道の途中に猿倉山へ0.7Km、御前山へ0.9Kmと書かれた標識がある。その標識の前で2人の登山者が休憩していた。 「御前山まで行く予定だったが...」「1時までに行けないと...」と歯切れが悪い。「大丈夫行けますよ」と言って先を急ぐ。ここから先にトレースはない。 |
こんな世界に1人でいることで感じる存在感 |
だが、行く手を阻む両側から垂れた枝 |
灌木のうるさい尾根に出た頃に2人が追いついてきた。やはり中途半端な登山はやりたくないようだ。 やがて左からの夏道に合流する。その夏道を100mほど辿り、大きく左にカーブしている所で右の斜面にとりつき、20mほど登ったところが御前山の広場だ。 |
御前山に出ると遠くに小佐波御前山が見えた |
御前山に建つオブジェ(?) |
御前山の広場から御佐波御前山の頂上が見える。13時ちょうど、体力はともかく時間的に遅すぎる。ここを今日の終点とする。 シェルターの中はコンクリート造ではあるがテーブルや椅子もあり、快適な休憩場所となっている。3人で乾杯! |
風向きによっては快適なシェルターとなる |
シェルターの間から見えるジャングルジム |
お二人は氷見の辻本さんと富山市の北村さん。特にどこかの山岳会に入っているわけではなく、お二人で山を楽しんでいらっしゃるようだ。 おでんを暖めただけでカップ麺はリュックにしまう。なんとなくめんどうだった。御前山だけというのも中途半端なのだ。 |
猿倉山へ700m、御前山へ900m |
左から氷見のツジモトさんと富山のキタムラさん |
13時40分、シェルターを出て御前山をあとにする。来た道を辿り、風の塔まで登り返し、スキー場を駆け下りる。 14時25分、スキーセンターに戻る。2階の食堂でラーメンを注文。何気なく調理するところを見ていたら冷凍麺だった。味は... あとから来たスキー場の関係者らしい人がモツラーメンを注文していた。普通のラーメンはオーダーミスだったようだ。 |
コミュニティーセンター食堂 |
コミュニティーセンターのラーメン550円 |
次の休日は年末の30日。大掃除や正月の飾り付け、その他買い出しなどがあり、一家の主としては山に行きにくい。これが今年最後の山行きとなりそうだ。 今年は昨年を1回上回る51回の山行きとなった。よく登ったと言うべきなのか、恥ずかしいと思うべきなのか、複雑な心境である。 |