金剛堂山(敗退)



スノーバレー利賀スキー場レストハウス前(2005年1月3日撮影)

標 高1650m(中金剛)1638m(前金剛)1616m(奥金剛)
所在地利賀村 八尾町
利賀スキー場 アプローチ八尾町から大長谷の室牧ダムをさかのぼり栃折峠を超え利賀村百瀬に至。百瀬の最上流に栃谷登山口がある。利賀村からもトンネルを越えれば百瀬に入ることが出来る。
所要時間八尾町からは約1時間 利賀村からは25分
単純標高差リフト山頂駅から318m
登り行程登り495m 降り△ 185m 距離 3.9Km
降り行程登り168m 降り△1056m 距離 6.3Km
全行程登り663m 降り△1241m 距離10.2Km
登山日2005年1月3日
天 候晴れ
同行者単独
コースタイム山頂駅(50分)山麓駅


 元旦からの三連発になってしまったが今日の金剛堂山は昨日とは違い予定通りの山行きだ。8時40分、家を出る。前日に雪が溶けて濡れた道路が凍結しているので慎重に車を走らせる。
 9時30分、スノーバレー利賀に到着。スキーセンターのカウンターで入山届けをすませ、山頂駅までのリフト券を買う。山頂駅までは300円の1回券が3枚必要だ。
 最初のメインエキスプレスが2枚、次のライン3が1枚だ。どちらでも「帰りは乗れませんから...」と言われる。それには笑顔で答えておいた。
 山頂駅に着いてみると意外に雪が少ない。急斜面では山肌が出ているところもある。そして灌木がブッシュとなって行く手を阻んでいる。


メインエキスプレスのリフト乗り場
 

リフト乗り継ぎ中継点
 
 かんじきを履き、灌木のない部分を探すが見つからない。とりあえず雪原に踏み込むと、いきなり股下のラッセルだった。
 灌木帯に入るとさらに状況は悪かった。足下が抜けて胸まで埋まる。踏み抜いた足のかんじきが灌木に引っかかって抜けない。
 そんなことを数回繰り返してあきらめた。雪と戯れているだけで登山とは思えない。30m程で引き返したのは過去最短距離だった。ゲレンデの淵を歩いて降る。
 ペアリフトの乗り場で「上は風が強いから気をつけて」と言ってくれた改札係の人に腕を交差して×マークを送る。「戻ってきてよかった!」のボディーアクションが帰って来た。


ライン3のリフトでは風が強かった
 

山頂駅に着いた頃から曇り出す
 
 11時、ゲレンデを降りきってスキーセンターのカウンターで下山したことを告げる。風も強いし、曇ってきたし、午後からは家族サービスに充てることにする。
 ところが、山の神に電話を入れるが出ない。家に電話を入れてみると、早くに家を出ていったと言う。
「ほらほら、晴れているよ」と言って優しく送り出してくれたのだが、実は追い払われただけだったのかもしれない。
 いつも好きなことをさせてもらっているのだから、たまにはいいことにしましょう(^_^)