金剛堂山 |
---|
所在地 | 利賀村 八尾町 | |
栃谷登山口 | アプローチ | 八尾町から大長谷の室牧ダムをさかのぼり栃折峠を超え利賀村百瀬に至。百瀬の最上流に栃谷登山口がある。利賀村からも百瀬に入ることが出来る。 |
登山口標高 | 775m | |
標 高 | 1638m(前金剛) | |
標高差 | 単純863m 累積登り925m 累積降り△63m | |
沿面距離 | 片道5Km | |
登山日 | 2005年7月3日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム 富山県の山(山と渓谷社) | 栃谷登山口(1時間30分)1346mピーク(1時間)前金剛(1時間30分)東俣登山口 | |
コースタイム | 栃谷登山口(1時間48分)前金剛<休憩30分>(1時間15分)栃谷登山口 合計3時間33分<休憩30分含む> |
梅雨の季節は計画がたたない。もとより優柔不断な性格で、なかなか山が決まらないのに、晴れるかどうか分からない状態ではなおさらである。 朝、リュックの用意をしながら考える。午後から雨の予報もあり、近くの山でのトレーニング登山という事にした。 神岡の天涯山はちょっと遠いし、大辻山も気が乗らない。小佐波御前や牛岳という雰囲気でもない。 近くと言うことで手頃な金剛堂山に決めた。深田クラブ二百名山に数えられる名山なのに決められ方が、やや、いいかげんだ。 |
![]() 栃谷登山口の駐車場とトイレ(775m) |
![]() 栃谷から尾根へは階段状のしっかりした道 |
百瀬の集落を抜け、スノーバレー利賀(スキー場)を左に見ながら車を走らせると1Km程で栃谷登山口に着く。 車が1台停まっていて先行パーティーがいるようだ。8時5分、百瀬川を渡って登山口にとりつく。橋は大きなH鋼を渡しただけの簡便なものだ。 両側の草が朝露を帯びたままで裾をぬらす。栃谷を渡って尾根に向かうと、階段状の登山道は左右にジグを切る。このあたりはブナ林がきれいだ。 尾根に出るまでが一番きついところで1Kmの標識を過ぎると尾根沿いのなだらなかな道となる。 |
![]() 1Km標識(995m) |
![]() 2Km標識(1220m) |
直登の登山道は中央部分が雨水で掘られて歩きにくい。溝もこれだけ深くえぐられると修復出来ないんじゃないかと思ってしまう。 2Km地点を過ぎると灌木帯となり、左側にはスキー場が見え隠れし、吹く風も心地よい。 1346mピークを降ると3Kmの標識だ。 道端のノウゴウイチゴが赤い実をつけていた。作りイチゴの原種だということで食べてみる。小さいながらもイチゴの味がした。 |
![]() 3Km標識(1300m) |
![]() 4Km標識(1490m) |
4Kmの標識を過ぎてゴゼンタチバナの写真を撮っているときにデジカメのボタンを間違えて押してしまったらしい。以後モノクロの写真になってしまっていた。 気づいたのは家に帰ってからで、沢山撮った花の写真が空しかった。ササユリやニガナの構図が決まっていただけに悔しい。 |
![]() 頂上(1638m) 以後白黒モードで撮っていた |
![]() 一等三角点 |
9時53分、前金剛に到着。駐車場に車が1台いたので誰か先行していると思っていたが誰もいなかった。 中金剛の方にも目をやるが誰もいない。誰かいると思っていたのに誰もいないとなると急に寂しくなる。 とにかく大きな石版をテーブル代わりにして乾杯。ガスが広がりだして遠望が効かなくなってくる。石版の上に寝転がってみたりするがどうも間が持てない。 10時23分、頂上を後にした。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
左からヤマブキショウマ、ニガナ、ゴゼンタチバナ、ササユリ せっかくの花も白黒では... |
前回(昨年の秋)は走って降りたが、今回はゆっくり降りた。白黒の花の写真も沢山撮る事が出来た(^_^;) 下山中に4組のパーティーとすれ違う。その中の1組は飛騨の言葉を使っていた。尋ねると神岡からだという。白木峰の予定で来たのに通行止めだったので急遽こちらに向かったそうだ。勝手が違ったらしい。 「もう歩けないからここで待っている」と言う女性の声を聞きながら1346mピークを後にした。 |
![]() きれいなブナ林だった... |
![]() 登山口に戻る(H鋼を渡しただけの橋) |
11時38分、登山口に戻る。朝方の車を含めると6台の車が停まっていた。その中の1台は岡山ナンバーだ。こんな田舎の山なのにいつも県外ナンバーがいるのが不思議だった。 深田クラブの二百名山に選ばれているのを知ったのは最近の事だった。 |
![]() |
栃谷登山道の問題
赤土の登山道は雨水で中央が20cm〜30cmも掘られている。ほおっておけばさらに深く掘られて沢になるかもしれない。 いや、もう雨降りの日は小さな沢になっているのだろう。 しかしかなりの距離にわたっているので修復には相当な手間と金がかかりそうだ。 新生南砺市に期待しよう。 |