小佐波御前山 |
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標 高 | 754m 登山口(174m) | |
所在地 | 上新川郡大山町 | |
猿倉スキー場 | アプローチ | 富山市から41号線を南下して猿倉スキー場駐車場へ |
所要時間 | 富山市内から30分 | |
単純標高差 | 580m | |
標高差 | 累積登り630m 降り△50m 往復10Km | |
登山日 | 2005年1月2日 | |
天 候 | 晴れ時々曇り | |
同行者 | 小出さん(何故か昨年と同じ方といっしょに) | |
参考コースタイム 富山山歩き(シーエーピー) | 笹津駅(1時間30分)御前山(1時間)小佐波御前山(1時間30分)笹津駅 | |
コースタイム | 猿倉スキー場駐車場(1時間17分)御前山(1時間38分)小佐波御前山<休憩10分>(36分)林道終点<休憩12分>(1時間14分)猿倉スキー場駐車場 |
正月2日は天気予報もよくなく、中休みの予定だった。が、目が覚めてみるといい天気だ。 二日連続になるが、どうも落ち着かず山行きの準備を始める。冷たい視線の山の神に「いっしょに行くか?」は口先だけ。 行かない(行けない)のを見越しての単なる言い訳だった。 |
猿倉山まではトレースがしっかりある |
猿倉山へは行かず右への遊歩道へ踏み込む |
家族連れでいっぱいだと思った猿倉山スキー場は閑散としていた。雪があるのにリフトが動いていない。官営のスキー場とはこんなものなのだろうか? 駐車場には十数台の車が停まっていたが皆、ソリ遊びで我慢している家族連れのようだ。隣接しているソリ用の斜面は賑わっていた。 10時55分、身支度を終え林道を歩き出す。100m程行ったところで手に持ったかんじきが邪魔で履くことにした。 かんじきを履いている間に後ろから来た女性が「かんじき要りますか?」といいながら通り過ぎる。その方は坪足で林道につけられているトレースを辿って行った。 |
御前山の熊に注意の看板 |
徐々に積雪も深くなってくる |
林道のトレースを辿っているうちにその方に追いついてしまい後ろにつく。が、知らない男が後ろを歩いているのは気持ち悪いだろうと思い、新雪部分に踏み込んで追い抜く。 そのまま新しいトレースを付けながら歩くとその方もついてきた。二言、三言の会話の中に「トレーニング登山」と言う言葉が出て来る。 「そう言えば昨年の今頃いっしょに登った方も同じような事を言っていましたね」。「そう言えばどこかでお会いしたことがあるような?」。「あれっ?」。「あらっ?」。 なんと昨年いっしょに登った小出さんだった。 いつも思うのだが、山は広いようで狭い。結局昨年と同じような季節に同じ方と同じ山(小佐波御前山)を目指すことになった。 |
時々富山平野と富山湾が見える |
この時期は雪で枝が垂れて歩きにくい |
猿倉山の手前で右に分岐する巻き道を行く。昨年小出さんに教えてもらった道だ。だが新雪を歩くより、トレースのある猿倉山経由のほうが楽だったかもしれない。 12時12分、御前山に到着する。登山者が一人、食事中だった。ここから先は単独のスノーシューのトレースしかない。 御前山から林道を辿り、反射板のある林道終点まで歩く。雪がもう少し多ければショートカット出来るのだがそこまでの積雪がない。 高い山が好きで、現在は旦那さんと百名山を目指していると言う小出さんにとって、小佐波御前山は格好のトレーニング場となっているようだ。 |
スノーシューのトレース |
この山をトレーニング場にしている小出さん |
スノーシューの登山者は足の長い人のようで歩幅が合わない。小出さんにはもっと合わないだろう(失礼) 新しいトレースを付けるようなつもりで踏み込んでいった。 反射板から頂上への中間あたりでその登山者とすれ違う。自分が今年の1番乗りだったからあなた達が今年の2番目と3番目だと言ってくれた。 1番になれなかったのは残念だがそのかわり楽をさせてもらっている。トレースのお礼を言って別れた。 枝が雪で垂れ下がり歩きにくい。この時期はこれが嫌で避けられる里山も多い。13時50分、小佐波御前山頂上に到着する。 頂上の祠は半分雪に埋まっていた。ちょっとだけ掘り出してやる。晴れたり曇ったりの天候だったが視界はよく富山湾がきれいに見えた。 |
林道終点にある反射板 |
遠くに見えるのは唐堀山だろうか? |
いつもの通りビールで乾杯する。今生津へ降りようと思っていたが天候と時間を考えると正月からやることではない。今生津から猿倉スキー場までの歩きも大変だ。 ここまで付き合ってもらって、あとは勝手に帰って下さいと言うのも申し訳なく、14時、猿倉スキー場へいっしょに降ることにした。 踏み跡が中途半端なので、まだ踏まれていない部分を踏みながら歩く。結果、3人が往復しただけなのに立派な雪道が出来た。 反射板まで戻ったところで小休止してパンを食べる。急にお腹が空いて力が入らなくなったのだった。渇いた喉に、いただいたミカンが美味しかった。 |
猿倉山の風の塔が城のように見えた |
雪があるのに営業していない猿倉スキー場 |
御前山まで林道を歩き、御前山からは再び登山道に入る。灌木の上に浮かんで見えた猿倉山の風の塔が雪を載せ、城のように見えた。 15時50分、駐車場に帰り着く。何組かの家族連れがまだソリ遊びをしていた。リフトは無理でもレストハウスぐらい営業出来ないのだろうか? 駐車場で小出さんと別れる。高い山が好きだと言うから又、何処かで会えるでしょう。それとも来年又、この山で会うのでしょうか? 小佐波御前山は標高差はないが距離のある山だ。帰りに大沢野のウインディーで泳いで帰ろうと思っていたが時間が足りなくなっていた。 |