龍王岳 |
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所在地 | 立山町 | |
登山口 | アプローチ | 室堂より一ノ越を越えて御山谷を下る |
登山口標高 | 2640m | |
標 高 | 2872m | |
標高差 | 単純232m | |
登山日 | 2005年7月13日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 舟杉、富田 | |
コースタイム |
室堂(53分)一ノ越(27分)取り付き<身支度20分>(1時間50分)龍王岳頂上(20分)浄土山<休憩50分>(1時間10分)室堂 合計5時間50分<休憩1時間10分含む> |
岩山に慣れようと言うことで、龍王岳の東尾根に向かった。ザイルも要らないような岩山らしいがとりあえずザイルやハーネスを持ち込んだ。それだけで気分も違う。 パーティーメンバーは舟杉、富田。岩や沢ではこれからもお世話になりそうな方達である。 |
玉殿の湧水前から雄山を望む |
一ノ越への登山道から振り返る |
ケーブルとバスを乗りついて室堂ターミナルを出発したのが8時半だった。所々に残る雪渓を踏みながら一ノ越へと向かう。 一ノ越でガスの中から穂先を見え隠れさせている槍ヶ岳を眺めながらしばらく休憩を取った。いつもの事ながら一ノ越(コル)は風が強い。 |
一ノ越から龍王岳東尾根を望む |
東尾根に近づく |
一ノ越から眺める龍王岳の東尾根は結構鋭く見え、気合いが入る。いったん雪渓に降りてから東一ノ越への登山道を辿る。 谷筋を降りていく獣道のような踏み後があるが、富田の下調べではもう少し先から降るとのこと。ほぼ東尾根の先端近くまで行ってから登山道をはずれて取り付きに向かった。 |
ガラ場を過ぎて見上げる |
T峰への登り |
取り付きの下で、ハーネスをつけギア類を身につける。だが結局は使うことはなかった。気分を盛り上げただけだった。 それでもテンションを上げ、注意力を高める効果はあった。 初めは花の写真などを撮りながらガラ場を歩く。 T峰への最初の岩場はかなりの角度で切り立っているが、手がかりも足場もしっかりしているので三点確保で登れば問題ない。 |
左側遠くには針木岳とスバリ岳 |
バリエーションルートを行く舟杉と富田 |
それぞれに思い思いのルートを探りながら登る。優しいルートを目指すのではなく、より困難なルートを探りながらの登攀である。 色々なコース取りが出来るというのも易しい尾根だからだろう。途中に残置ハーケンが何本かあったが練習用だったのだろう。 |
コース取りを考える富田 |
カンテを行く舟杉 |
T峰を過ぎてからは傾斜もなだらかになり緊張感も薄らいでくる。タカネヤハズハハコなどを見つけて写真を撮り出す。岩場で花の写真を撮っている姿にヘルメットは似合わないようだ。 |
W峰へ向かう富田 |
W峰へ向かう舟杉 |
小さな雪渓を見つけて、これ幸いとビニール袋に缶ビールごと放り込んだ。なだらかな草付きを行くとあっけなく頂上だった。12時ちょうどだった。 頂上はガスで真っ白で風も強く、記念写真を撮って早々に降りる。富山大学の観測所で風をよけながら乾杯&昼食となった。 |
あっけなく龍王岳頂上 |
浄土山の護国神社跡に慰霊碑を建てていた |
12時40分、浄土山へと向かう。ガスが引いてきて五色ヶ原やタテヤマカルデラ、さらには薬師岳から赤牛、水晶、野口五郎と見渡せる。 浄土山の頂上では神社跡の石垣の修復工事をしていた。雄山神社の跡かと思っていた石垣は護国神社のもので、日露戦争の慰霊碑を建立しているとの事だった。 左にコースを変え、室堂山へと降る。降りきったところから室堂平まで、まだ十分に雪渓が残っていた。 |
浄土山の降りで室堂平を見下ろす2人 |
学生時代に来たことがあるという静岡のご夫婦 |
雪渓を足スキーで降り、室堂平の登山道に降り立ったところで一ノ越で会ったお二人と再会した。こちらは雄山往復である。 学生時代に立山に来たことがあり、懐かしく思ってやってきたと言う静岡からのご夫妻だった。笑顔が素敵だった。 |
時間が余ったので黒部ダムまで散歩 |
黒部ダムの観光放水 |
予定より時間が余り、黒部ダムまで往復することにする。結果、登山と観光の欲張った山行となった。次回は本格的にザイルを出して南陵から登りたいと思ったのは私だけか? 今度会ったとき、確かめてみたい。 |
東尾根を下から見上げる |
東尾根に取り付く(舟杉撮影) |
「あんたらっちゃフェース」←かってに命名 |
T峰を目指す(富田撮影) |