上高地散策 |
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所在地 | 安曇村 | |
釜トンネル | アプローチ | 国道158号線釜トンネルから |
登山口標高 | 1310m | |
標 高 | 1510m | |
標高差 | 単純200m | |
沿面距離 | 片道6.5Km | |
登山日 | 2006年3月12日 | |
天 候 | 雪 | |
同行者 | 山岸夫妻、豊本、中嶋夫妻、秋元、三井、中林、岸、アヤちゃん(岸友人)、計11名 | |
コースタイム |
釜トンネル入口(1時間50分)河童橋<休憩2時間10分>(2時間10分)釜トンネル入口 合計6時間時間10分<休憩2時間10分含む> |
冬の上高地は晴れていれば大正池越しの真っ白な奥穂や前穂、吊り尾根、岳沢のながめが素晴らしい。例え晴れていなくてもそれなりの風情があり、楽しめる。 そんな全国区に11名が集まった。9時、天気予報通りの雨の中、新釜トンネルから上高地を目指す。 |
旧釜トンネル入口に集まった11名 |
新釜トンネル入口 人と比べると多さが分かる |
新釜トンネルは照明が完備されていてヘッドランプは必要ない。貸し切りバスで来た団体が2組先行している。入口で身支度をしているときに、工事用の車が数台出てきた。 静かな厳冬期の上高地を期待している我々には興ざめな存在だが、彼らから見ると無防備に車道を歩いている我々は危なくて邪魔な存在だろう。 |
トンネル内においてあった除雪車 |
トンネルを抜けると雨は雪に変わっていた |
距離1310mの釜トンネルを抜けると雨は雪に変わっていた。入口と出口の標高差(135m)だけではなく気温がさがっているようだ。雨より雪のほうがいい。 晴れていれば左に焼岳が見えるはずだがすそ野しか見えない。除雪されている道路は大正池の手前の橋で梓川の右岸へと消えていた。 除雪されていない左岸を行く。9時55分、大正池ホテル前に到着。軽く休憩を入れる。 |
車の轍が残る林道を行く |
大正池ホテル前で休憩 |
ただの雪道なのだが、上高地は何かが違う。気のせいなのか、そういう雰囲気を持った選ばれた場所なのか? 10時40分、上高地帝国ホテル前に到着。ここから先は再び除雪されていた。 |
大正池から先は除雪されていなかった |
上高地帝国ホテルから先は除雪されていた |
上高地に来たなら、なにはともあれ河童橋。だが、ただ橋の上に立ちつくすのみで何も見えない。宴会場所を求めてバスターミナルの方へ戻る。 軒先を借りて宴会に突入。このころに寒冷前線が通過したようで西風が強くなる。ターフを張ってみたが気休めでしかなかった。 岩壁にしがみついてのビバーク中の食事はこんなかんじなのだろうか?と考えてしまう。そんなことはやりたいとは思わない。 |
皆、河童橋から何を見ているのか |
吹雪の中の昼食宴会は初めての経験だった |
すき焼きにジャガイモの煮っ転がし、モツ煮込み(神岡ではトンチャンという)など豪華な宴会。酒の苦手な岸が作ったのは「ぜんざい」。ちょっと場違いだったが美味しかった。 空になったコップが飛ばされるような風の中、宴会は2時間近くも続いた。13時過ぎ、バスターミナルを後にした。 |
小さなアップダウンのあるコース |
大正池の遊歩道を行く後続隊 |
帰路、先頭と後続が離れてしまう。中間を歩いていたのだが、どちらも視界から消えてしまった。先頭に追いつき、しばらく待つ事にする。 10分以上待っても来ないので体調が悪くなった者でも出たのかと思い、戻る。と、池側の遊歩道を歩いていた後続隊に声をかけられる。 何事もなくよかった。だが気づかれずにすれ違っていたら何処まで戻ったのだろうと、ふと思った。 |
雪景色の大正池 |
ほとんどモノクロの世界だった |
釜トンネルを抜けるとタクシーの運ちゃんが寄ってくる。彼らも仕事だから仕方がないのだろうが、ちょっとうんざりする。 山行きの余韻を楽しむ暇もなく、肩から下ろしたリュックをそのままタクシーのトランクに入れる。 沢渡へ降りる山岸夫妻と別れて釜トンネルを後にした。釜トンネルが新しくなり、アプローチがよくなったのでスノーシューハイクのツアーが増えそうだ。 静かな冬の上高地を楽しもうと思ったら平日に行くしかなくなるだろう。 |
釜トンネルまで戻る(平均斜度11度) |
待ちかまえていたタクシーで平湯温泉へ |
注意1.タクシー代は平湯温泉〜釜トンネルが2350円だが有料トンネル代が往復の1500円を取られるので注意。彼らの言い分は戻らないといけないからだそうだ。 行きと帰りと2回利用すると3000円の有料道路代が必要となる。> 注意2.昨年まで駐車できた峠への分岐点は、ガードマンがいて駐車できない。レッカー車で移動するそうだ。 |