蝶ヶ岳 |
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所在地 | 長野県 | |
横尾登山口 | アプローチ | 上高地から梓川を歩いて3時間 |
登山口標高 | 1620m | |
標 高 | 2677m | |
標高差 | 単純1057m 累積(+)m 累積(−)m | |
沿面距離 | 片道6.5Km 片道6.0Km | |
登山日 | 2006年8月6日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 秋元、深雪、夏江 | |
参考コースタイム 山と高原地図(旺文社) |
新村橋(50分)横尾(3時間20分)尾根(20分)蝶ヶ岳(40分)長塀山(2時間)徳沢(20分)新村橋 合計7時間50分 | |
コースタイム |
新村橋(48分)横尾<休憩15分>(2時間52分)尾根<蝶槍往復52分>(26分)蝶ヶ岳ヒュッテ<休憩1時間30分>(14分)蝶ヶ岳<休憩8分>(58分)長塀山(2時間)徳沢(20分)新村橋 合計10時間20分<休憩2時間含む> |
魔女達との約束の蝶ヶ岳だった。2日ほど前に急に参加者が2人減ったという連絡が入った。代役と言うわけではないが、思わず、すぐ目の前にいた秋元に声をかけた。 魔女の宅急便に乗れるチャンスは多くない。 |
魔女の宅急便で新村橋まで送ってもらう |
おかげさまで、あっという間に横尾 |
今回も魔女達の強力な魔力で新村橋まで送り届けてもらった。彼女たちのおかげで穂高方面ではとてもいい思いをさせてもらっている。 神岡のほうに足を向けて寝てはいけないようだ。 |
真っ直ぐ行けば槍沢で右へ行けば蝶ケ岳 |
最初の休憩にちょうどいい槍見台 |
新村橋を渡ったところで軽く食事をとる。魔法瓶と弁当が入っていたバックを橋のたもとの草むらに隠し、7時、新村橋を出発する。 横尾までの水平道も道端に咲いている花のおかげで退屈しなくてすむ。見たことはあっても名前の出てこない花がいくつかあった。 |
槍見台という割には槍が小さくしか見えない |
尾根近くまで樹林帯が続いた |
サワギクやヒメシャジンは帰ってから調べて分かった。ヤマアジサイかノリウツギに似た花は写真を取り忘れてしまった。 庭にノリウツギう植えているという深雪は、後日、ノリウツギに間違いないと教えてくれた。 |
7時48分、横尾到着。横尾は登山道の十字路になっていて都会の賑やかさをそのまま持ち込んだような雰囲気がある。 まっすぐに行けば槍ヶ岳、左に曲がれば涸沢、右に曲がると我々がたどる蝶ヶ岳だ。 |
尾根分岐から北へ300m程に小ピークがある |
その小ピークに三角点があった |
30分ほど歩くと槍見台に着く。刈り開けてあって穂高連峰が見渡せる。槍見台と言うわりには槍は穂先しか見えない。 その後、樹林帯の中をひたすら歩き、標高を稼ぐ。ナナカマドのトンネルを抜けると一気に視界が広がった。 |
さらに北へ200mの蝶槍での深雪 |
蝶槍での夏江 |
明神岳から槍ヶ岳までさえぎるものなく見渡せる。降る人も登る人もここで足を止めるようで渋滞になっていた。我々もしばらくここで見入る。 だが、ここから稜線まではわずかだった。稜線まで登って眺めた方が風も通って気持ちがいいし裏側も見渡せる。 |
蝶槍での秋元 超(蝶?)阪神ファン |
蝶槍から望む野口五郎岳と常念岳 |
東側から見る穂高連峰は初めてだったがイメージ通りだった。穂高で今だに足を踏み入れていない稜線は焼岳小屋から西穂山荘の間。稜線以外ではザイテングラードと天狗原だけ。 |
分岐まで戻り、デポしたリュックを回収して... |
蝶ケ岳ヒュッテ玄関 |
北側の尾根続きに蝶槍があるという。分岐点にリュックをデポ(ただ置いただけ)して往復する。蝶槍の手前に小ピークがあり、蝶ヶ岳の標識があった。 書かれている標高が違うので注意していればわかると思うが、常念岳からやってきて間違えると大変だ。 ガスっているときなど横尾へ降る分岐点を探して迷う人が出るかもしれない。 |
蝶ケ岳ヒュッテの売店とフロント |
その玄関先のテーブルを借りて小宴会 |
蝶槍から眺める常念岳は東に長い尾根を持っていて、穂高から見る形とはちょっと違う。写真だけ見せられたら分からないだろう。 「〜槍」と言われる山は多い。鹿島槍、白馬槍、涸沢槍...等。どれも槍ヶ岳のように尖っているのだが、蝶槍は尖っていなかった。単なる小ピークに過ぎない。 |
魔女持参の鮎のひらきが美味しかった |
チシマギキョウ |
素晴らしい景色を堪能すべきなのに、そそくさと引き返し始める。花より団子、皆の頭の中はビールでいっぱいなのだ。 リュックをデポした分岐点に戻り、蝶ヶ岳をめざす。ビールが飲めると思うと自然に足が速くなる。これをビール足(?)と言う。 |
蝶ケ岳頂上の深雪と夏江 |
蝶ケ岳頂上で万歳写真を撮る秋元 |
蝶ヶ岳ヒュッテの表のテーブルを借りて待望の小宴会。初めて食べさせてもらった鮎のひらきが不思議な食感で美味しかった。 出汁つゆとネギを持ち込んでいるのに肝心のソーメンを忘れている。うすうす気づいていたが魔女達の弱点はこのあたりにあるらしい。 |
その名も「妖精の池」 |
長塀山の三角点 |
13時43分、蝶ヶ岳ヒュッテを出発する。蝶ヶ岳までは15分ほどである。同じ道を戻るのは面白くない。長塀尾根を降ることにする。 15時2分、長塀山に到着する。長塀山の頂上は刈り開けてあるが視界はよくない。頂上の標識と三等三角点があるだけだった。 記念写真を撮り、先を急ぐ。 |
長塀山の秋元と池原 |
長塀山の深雪と夏江 |
こちらのコースも樹林帯で視界はよくない。稜線を離れてからは登山道は荒れて拡がり、本来の道がはっきり分からなくなっている。 だが、だまし道に入っても元に戻るのでそれほど心配することはない。 |
長塀山の下りも樹林帯が続く |
登山道は不明瞭だがはずすことはない |
小休止を入れながら降っていくと突然目の前に屋根が現れた。徳沢園だった。時間は5時を過ぎている。新村橋の約束が5時半なので、そのまま徳沢園を通過する。 5時20分、新村橋に到着する。 |
徳沢のテン場 |
氷壁の宿「徳澤園」 |
栃尾温泉の「ジャンダルム」で風呂を借りる。女将さんに「きれいなパンツがないのなら私のを貸してあげようか」とからかわれる。こちらの年齢を読み違えていると思った。 |
こんな宿に一度は泊まってみたい |
無事、新村橋に戻る |
新平湯温泉にまわり、とんちゃん(モツ)をつまみにビールで乾杯。運転手をさせた秋元よ、次回は別の運転手を用意するから許してくれ。 (こういうシチュエーションではイケは運転手をする気にはなれない) |
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