袖 山 |
---|
所在地 | 富山市八尾町 | |
大長谷登山口 | アプローチ | 八尾町から472号線を大長谷に沿って南下 |
登山口標高 | 450m | |
標 高 | 852m | |
標高差 | 単純402m | |
沿面距離 | 片道2.3Km | |
登山日 | 2007年1月21日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム とやま山紀行(桂書房) |
上牧(2時間25分)袖山頂上(1時間20分)上牧 合計3時間45分 | |
コースタイム | 上牧(1時間15分)袖山頂上<休憩55分>(35分)上牧 合計2時間45分<休憩55分含む> |
三男のセンター試験送迎でまともに山に行けそうもない週末だった。少しの時間でもいいから山に触れたいと、袖山に向かう。 近くの山なのに、今だ未踏のままである。数年前に一度、登りかけたことがあったのだが、雪がなくて諦めた山だった。 |
![]() 島地から少し上がった上牧の空き地に駐車 |
![]() 冬季も上牧にお住まいの家は1軒だけのようだ |
地図を見ると登れそうな尾根が三つある。上牧から直接とりつく尾根は複雑に曲がっていてすっきりしない。おまけに登り返しまである。西尾根が一番なだらかだが林道歩きが長い。 と言うことで南西の尾根を選ぶ。こちらは尾根筋もはっきりしていてコースを外す心配もない。途中で西尾根と合流して1本となり、頂上へと突き上げている。 |
![]() 林道を行くと前方に袖山が姿を現す |
![]() 石井さんに拾ってもらった1年ぶりの輪かん |
林道の歩き始めは雪が締まっていて歩きやすいと思ったのだが、すぐにモナカ雪となる。階段を上っては落ちるようなもので普通のラッセルより疲れる。 歩いているうちに、日当たりの悪いところほどモナカ雪になっている事に気づく。日当たりのいいところの方がしっかりクラストしている。日中の雪面の溶け方が違うからだろう。 1週間前に高峯でご一緒した石井さんが白木峰で落としたかんじきを持ってきてくれた。今回はそのかんじきを持ってきた。 |
![]() たどってきた杉林を振り返る |
![]() これからたどる杉林 |
林道が降り始めたので地図を見る。地図上では林道の下りは読めないが、地図から想像するイメージとは回りの景色が違う。行き過ぎたようだ。 急登を避けて尾根の末端まで戻ると地図に載っていない林道があった。かんじきをはき、歩きやすい林道から取り付く この林道は2回折り返した後、南側へと降っていた。林道を離れて杉林の斜面にとりつく。初めから尾根をたどった方がよかったようだ。 |
![]() 杉林を過ぎるとミズナラの林 |
![]() 頂上の赤テープ? |
杉林を抜けるとミズナラ林となる。ブナも見かけるが少ない。標高が低いからだろう。急登を登り切って緩斜面を行くとまた急登となる。 この急登を登り切って緩斜面になると頂上は近い。何処が頂上かはっきりしないまま降りになる。古びた赤いテープが木に巻いてあった。ここを頂上とする。 東に祖父岳、西に高峯が間近に見えるはずだが灌木に取り囲まれていて、よく分からない。展望は期待しない方がいい山のようだ。 |
![]() 1人だけの宴も、これはこれでまたいい |
![]() カモシカの新しい糞 |
静かな山に1人でいると、普段は感じる事のない山や木々達の音のないささやきが聞こえてくるような気がする。山と対峙していると感じるのは1人の時だけだ。 静かであっても近くに人がいると、山達の波動は伝わってこない。木々達、草花が発するエネルギーは人のそれに比べて限りなく小さいのだろう。 |
![]() 大長谷上牧に戻る |
![]() 大長谷薄尾の小さなダム 何故こんな色に? |
11時50分、頂上を後にする。雪が重いので駆け下りることは出来ない。ゆっくり降る。 単独の山行きは、落ち葉を踏みしめながら行く秋山もいいが、雪山もいい。単独行は静かな山が似合うようだ。 |
![]() |