朝日岳 |
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所在地 | 富山県朝日町 | |
北又ダム | アプローチ | 小川温泉元湯から |
登山口標高 | 650m | |
標 高 | 2418.3m | |
標高差 | 単純1768mm 累計1850m △82m | |
沿面距離 | 片道7.6Km | |
登山日 | 2008年6月21〜22日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 飯田、山橋、池田、辰口、森山、松田、橋本、堀田、岩城 | |
参考コースタイム 山と高原地図(旺文社) |
北又ダム(4時間30分)イブリ山(2時間10分)朝日小屋(1時間)朝日岳 合計7時間40分 朝日岳(40分)朝日小屋(1時間20分)イブリ山(3時間10分)北又ダム 合計5時間10分 | |
参考コースタイム 富山県の山(山と渓谷社) |
北又ダム(4時間)イブリ山(1時間40分)朝日小屋(1時間)朝日岳 合計6時間40分 | |
コースタイム |
北又ダム(4時間)イブリ山<休憩30分>(1時間40分)朝日小屋<休憩1時間35分>(50分)朝日岳 合計8時間35分<休憩2時間5分含む> 朝日小屋(1時間40分)イブリ山<休憩25分>(2時間10分)北又ダム 合計4時間15分<休憩25分含む> |
シュンちゃんから朝日岳の誘いが入った。小屋開き前の恒例の行事らしい。断る理由は何にもない。速攻で返事する 昨年、蓮華温泉から栂海新道へ抜けたとき、朝日小屋で一泊した。朝日小屋は優しい雰囲気を持った小屋だった。その小屋に泊まれるのも楽しみのひとつだ。 |
6月21日 |
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朝日岳への登山道は東西南北、四方にある。北又小屋からイブリ山を越えて前朝日を巻き、朝日小屋の前を通って頂上に達するのが西側の登山道。 東側は蓮華温泉から五輪高原を経由する登山道がある。そして南北には、北側の親不知から栂海新道をたどる登山道、南側の白馬岳から雪倉岳を経由する登山道がある。 |
富山側は小川温泉元湯から北又小屋までタクシーを利用する。タクシーは片道1万円というのがネックになっている。 往復すると4人で利用したとしても1人5千円の負担となる。たいがいの山へ、簡単に登山口までマイカーで行っている富山県人にとっては割高感が高い。 距離は片道で10Kmある。単独なら歩く。2名でも歩きか... |
北又小屋の標高は約700mでいったん40mほど降って吊り橋を渡る。そこからイブリ山(1791m)まで標高差1130mを登る。 このイブリ尾根には1合目から10合目(イブリ山)までの10本の木柱が立っていて、平均すると木柱から木柱までの標高差は110m。 9合目から10合目までが一番短く71mで、4合目から5合目までが一番長く160mの標高差。ばらつきはあるが、おおまかな目安にはなる。 |
5合目には広場があり、左に100mほど行くと水場もある。休憩するにはいい場所だ。我々もここで時間を取った。 樹林帯を抜けたところがイブリ山頂上だ。一瞬見えた前朝日はすぐにガスの中へ消えてしまった。ここで昼食を取る。 |
イブリ山からダラダラと降り、クサリ場を登り切るとなだらかな雪原となる。夕日ケ原(『富山県の山』では「夕陽ケ丘」)と呼ばれているところで夏はお花畑になるらしい。 前朝日を縦断するつもりで右側の鏡平方向に登る。だが、鏡平から前朝日を見ると雪渓が切れている。直登するのが嫌になり、左の巻き道へと戻った。 |
13時35分、朝日小屋到着。皆が揃うのを待って乾杯する。前朝日に登り、朝日岳にも登る。朝日岳頂上で雷鳥を見た。久しぶりだ。 時間は早いが宴会に突入。他にやることがない。そのまま夕食に突入して、部屋に戻ってまた宴会。いつの間にか寝てしまい、気がついたのは消灯後だった。 4次会に突入して、寝たのは11時過ぎだった。雨が降っていた。 |
6月22日 |
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4時過ぎに目が覚める。降っていた雨はあがっていた。うとうとしていたらどこかで缶ビールをあける「プシューッ」の音。それがきっかけでまた宴会が始まる。 今回の朝日岳ツアーはいいメンバーが揃っている。 |
思わず1枚、記念写真をお願いしました |
朝日岳は富山県側からはエブリガタケ(恵振ケ嶽)と呼ばれていた。ところが大日本帝国陸地測量部が作った5万図「黒部」の初稿で長野県側の呼び名の朝日岳が採用されてしまう。(長野県側から見ると最初に朝日が当たる山) エブリガタケを名残惜しんだのか、手前の無名峰にその名をつけた。それがいつしか訛ってイブリ山となった。イブリ尾根の北側を流れる恵振谷をイブリダニと発音する。 ちなみにエブリ(恵振)とは水田の土をならす農具のことである。 富山県山名録より |
朝食後ふたたび朝日岳へ登る。頂上にこだわる方ではないし昨日も登っているが、成り行きというものだ。場の勢いもある。 歩き出してすぐに暑くなり、セーターを脱いでTシャツ1枚になる。暑くも寒くもなくちょうどいい。(帰るとき、草むらに脱ぎ捨てたこのセーターを忘れそうになった) |
毛勝三山の右肩に見える山が鍬崎山か否かで問題になった。帰ってからカシミールで調べてみたら大明神山だった。 小屋手前の雪渓で足スキーを試したマキちゃん。後ろに転び、起きあがったと思えば前に転び、背中で滑り、顔で(?)滑り、そのたびに一瞬は起きあがる。 |
小屋に戻ってコーヒーをご馳走になる。山小屋の前のテーブルで飲むコーヒーはいかにも山のコーヒーという感じがする。←意味不明 バスケットで出されたチョコレートやビスケットがまた、山のチョコレート、ビスケットみたいな感じでいい。多分、気のせい... |
10時40分、朝日小屋を出発。昨日の雪辱で前朝日を縦断することにする。参加者は4名。降りは竹藪でシリセードー(?) 寄り道して鏡平の三角点を目指す。ちょっと小高くなったところに三等三角点があった。積雪期でもなければ訪れる登山者もいない寂しい三角点だ。 |
イブリ山で昼食休憩をとる。残り少ない水を飲んでしまい、パンが喉を通らない。焼いた蒲鉾をご馳走になった。これなら喉を通る。水分は5合目まで我慢。 その5合目まで降りてくると堀シェフがパイナップルを土産に待っていた。絶妙のタイミング。地獄に仏。 翌週の山開きに備えて草刈りに来ているとのこと。水場への道もきれいに刈り開けてあった。ボランティア、ご苦労様です。 |
草刈りも終わったようで、堀シェフもいっしょに降りる。標高を下げるにしたがって暑くなり、汗をかきかき14時55分、北又小屋に戻った。 小屋の前にはボランティアの方がいっぱいいて肩身が狭い。小さくなって身支度を解いた。 |
岩城と2人で小川温泉元湯の露天風呂に入った。500円。ホテル小川から小川の左岸を行き、途中で橋を渡って右岸を行く。 距離にして500mぐらいだろうか。橋の欄干に天然洞窟露天風呂まで徒歩7分、蓮華の湯まで8分と書いてある。 |
蓮華の湯は女湯で天然洞窟のほうは混浴となっている。帰り際に女性が3名入ってきた。この人達は礼儀正しく(?)入るときにバスタオルをとって生で入っていた。 行き違いになったことが残念だっただろうって? それほど損をしたような気にならなかったと言えば(彼女たちの年齢、体型等)解ってもらえると思う。 |