赤谷山



赤谷山頂上から剱岳をのぞむ(2009年5月2日撮影)

所在地上市町、立山町、黒部市
  馬場島 アプローチ富山市より車で1時間10分
登山口標高760m
標   高2260m
標高差単純1510m
沿面距離登り6.9Km 降り7.2Km
登山日2009年5月2日
天 候
同行者単独
参考コースタイム
富山県の山(山と渓谷社)
ブナクラ谷取水口(2時間30分)ブナクラ峠(2時間30分)赤谷山(2時間)ブナクラ峠(2時間)ブナクラ取水口
コースタイム馬場島(40分)ブナクラ谷取水口(2時間25分)稜線<休憩10分>(1時間30分)赤谷山<休憩1時間20分>
赤谷山(38分)ブナクラ峠<休憩12分>(1時間8分)ブナクラ谷取水口(37分)馬場島
合計8時間40分<休憩1時間42分含む>


馬場島に車を停め、白萩川に入る
 

登りはブナクラ峠をショートカットして降りはブナクラ峠を経由する
 
 赤谷山には昨年のゴールデンウイークにも登っている。それなのに何故か遠ざかっていたような気がする。
 富山県登山条例はブナクラ谷から北方稜線の内側を届け出がないと入山禁止としている。今回のコースは富山県登山条例に触れるのか触れないのか?
 ショートカットした部分は間違いなく禁止区域に入ってはいるが誤差の範囲だろう。


赤谷山の上に朝日が昇る
 

馬場島に車を停める 車が少ない
 

ブナクラ谷の橋はまだ架かっていなかった
 
 馬場島から白萩川の工事用林道に車を入れたが、すぐの所にゲイトがあり、道がふさがれていた。
 簡単に開くゲイトだったが、車を入れるのは気が引ける。馬場島に戻って車を停める。馬場島荘の前の駐車場はいっぱいだが、その他はガラガラだった。


ブナクラ谷取水口のハシゴは使用禁止
 

大ブナクラ谷からのデブリ
 
 7時35分、馬場島を出発。ブナクラ谷にはまだ橋が架かっていなかった。幸い、水量が大したことがないので足を濡らすこともなく渡る。
 ブナクラ谷取水口のハシゴは下の方がなくなっていて、使用禁止の表示がかかっている。そのかわりに左側の土手にトラ縄が張ってあった。


先行パーティーに追いつく 中央のブナクラ峠をショートカットして右の沢に入る
 
 小ブナクラ谷、大ブナクラ谷のデブリを越えて沢筋を行くと、登山道が不明瞭になってくる。藪に突っ込んでしまい、戻る
 右の雪渓に足跡を見つけてそれをたどる。人数は不明だ。
 広い雪渓に出てから、4人パーティ、8人パーティ、3人パーティ、2人パーティ、3人パーティとすべて追い越す。


ショートカットした稜線に出て後立山連峰を眺める
白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳、天狗ノ頭、不帰儉、唐松岳、五龍岳

 ブナクラ峠に向かわず、右のショートカットを選ぶ。雪面が堅く、ステップを切りながら行く。
 後続パーティの事が気になり、2度、3度蹴りしてステップを深く切る。稜線に出て、アイゼンをはいた。見上げる赤谷山への斜面がちょっと怖い。


稜線から右に折れて赤谷山を目指す
 
 休憩を取らずにきたからか、足が重くなってきて、立ち止まりながらの登りとなってしまった。
 12時20分、いきなり、ふわっと赤谷山頂上に出る。頂上の雪面から頭を出してくる剱岳がいつも通り感動的だ。


赤谷山の上から頭を出した池ノ平山と剣岳
 
 昨年のゴールデンウイークはテント村となっていた頂上だが、今日は一人。時間が早いのか?登山者が少ないのか?
 ビールで乾杯しながら贅沢な時間を過ごす。ゆっくり食事をとり、熱いコーヒーをのみながら次の山へと想いを馳せた。


赤ハゲ、白ハゲ、池平山
 
 


五龍岳と鹿島槍
 

赤谷山からのぞむコット谷と大熊山 大熊山の後ろが大辻山で手前が中山
 

猫又山を目の前にしながら赤谷山を後にする
 

ブナクラ峠のテント村を見下ろす
 

ブナクラ峠を振り返る
 

ブナクラ谷にカタクリが満開(?)でした
 

早月川から剱岳を振り返る