雄山&八郎坂



久しぶりに雄山へと向かう(2009年10月21日撮影)

所在地富山県立山町
室堂登山口 アプローチアルペンルート室堂
登山口標高2330m
標   高3003m
標高差単純673m
沿面距離片道 Km
登山日2009年10月21日
天 候晴れ
同行者単独


 現在の職場は連休が取れないのが辛い。どうしても近くの山になってしまう。またしても雄山。
 雪がたっぷりあれば面白いのだが、それほどでもない。凍っていたらそれも面白いのだが...


バスの車窓から弥陀ヶ原高原を撮る
 

バスの車窓から剱岳を撮る
 

バスの車窓から雄山を撮る
 

室堂出発
 

あのあたりにボッカ道がある
 
 始発の立山ケーブルより1時間20分も遅い8時20分のケーブルに乗ったのに雄山に向かう先行者はいないのか?
 昨日のものか今日のものか分からない足跡がかすかに残っているだけだった。


少し凍った一ノ越への登山道
 
 一ノ越の手前で女性の2人組とすれ違う。雄山に向かったのだが風が強くて引き返したとの事。
 この季節、風が強いのはあたりまえなのだが...はたしてどのくらい強いのだろう?


二ノ腰の祠
 

三ノ腰の祠
 

振り返る一ノ越山荘と龍王岳、浄土山
 
 一ノ越山荘は冬季休館中だった。ウインドーブレーカーを着て雄山へと稜線をたどる。風の強さはこの季節なら普通だ。
 それでも雄山神社への階段は三点確保で登った。こんなところで飛ばされて(落ちて)笑われたくはない。


冬眠中の雄山神社社務所
 

期間限定拝観料無料の雄山神社
 
 ラーメンを作るのをやめて室堂でソバを食べることにする。頂上近くは凍っていたので慎重に降る。
 その後は雪の上に足を滑らせながら省エネで降る。降りは雪があった方が速い。だが積雪は浅いので隠れた岩には注意が必要。

 2〜3日前の新聞に称名滝のきれいな紅葉が載っていた。高原バスを弘法で降りて八郎坂を降ることにする。


バス道路からの八郎坂入口
 

木々の間から見える称名滝
 

第2展望台からのぞむ称名滝の3段目を望遠で撮る
この3段目の滝壺の右岸に見える棚は人工のもの

 戦時中、称名滝の水を利用して発電所を作ろうとした計画があった。その取水口が3段目の滝壺だった。岩肌を削った跡が残っている。
 称名川から大日平への登山道が水路を横切っているのに気付いた方もいるだろう。
 世界遺産にもなろうかという立山の称名滝に大きな傷跡を残してしまった罪は歴史の中に埋もれていく。


第一展望台からのぞむ称名滝全景
 
 第2展望台で見覚えのある顔に遭遇。夢中で写真を撮っていたのは中林だった。称名滝から千寿ケ原までの足(交通手段)を確保。
 2人でダラダラと写真を撮りながら降る。岩だらけの登山道は滑りやすく、歩きにくかった。


第一展望台からのぞむ称名滝を縦画面で
 
 飛龍橋に戻った瞬間、登山者は異端者となる。田舎者が突然都会に放り出されたような気分だ。
 ピッケルとヘルメットを縛り付けたリュック姿は、多分、変だ。氷ってる雄山へも行ってきたからなんですけど...
 駐車場までの道のりは、かなり居心地が悪かった。大日岳からの帰りでも感じる、いつものことなのだが...