唐堀山



剱岳、大日岳、雄山をのぞむ 手前は鍬崎山(2009年5月18日撮影)

所在地富山市細入村、岐阜県飛弾市
杉原登山口 アプローチ国道41号線猪谷から国道160号線を車で10分
登山口標高275m
標   高1160m
標高差単純885m
沿面距離2.5Km
登山日2009年5月18日
天 候
同行者上山は単独 下山は田村、本間、北川、根岸
参考コースタイム
岐阜県の山(山と渓谷社)
登山口(2時間30分)唐堀山頂上(1時間50分)登山口
コースタイム登山口(1時間50分)唐堀山頂上(10分)ヘリポート<休憩1時間30分 コシアブラ採り20分>(10分)唐堀山頂上(1時間35分)登山口
合計5時間35分<休憩他1時間50分含む>



登山口からヘリポートまでに軌跡
 
 天気予報は雨。夜中も雨が降っていた。つい、夜更かししてしまう。そして飲み過ぎてしまう。
 朝遅く起きてみると晴れていた。またしても晴マークの槍ヶ岳に続いて、天気予報に騙されてしまった。
 あわてて山行きの用意をするが遠くには行けない。ふと唐堀山が頭に浮かぶ。雨後の竹の子だ。


旧の360号線に車を停める
 

だがこの道は崩壊したままだった
 
 国道360号線の崩壊したままの旧道入口に車を停めて登山口を目指す。心配した通り、荒れ果てたままの状態だった。
 車を停めたところまで戻る。JR高山線の鉄橋とトンネルを使うのは列車と遭遇したとき、逃げ道がないような気がする。
 猪谷駅まで戻って時刻表を見てみる手もあるが、時刻表には貨物列車まで載っていない。運を試す気にはなれなかった。


戻って国道を行き、橋の袂の非常口から出る
 

橋とトンネルと非常口
 
 国道のトンネルをくぐり、ドームに覆われた橋を渡った所に非常口があるかもしれない。行ってみて、なければ諦めよう。と、トンネルに入る。
 橋を渡って次のトンネルに入る直前に非常口があった。ガタがきていてきれいに閉まらないので内から鍵をかけられてしまう心配もない。


第2の鉄塔
 

第3の鉄塔
 
 橋から外に出たところがJRのトンネルの入口だった。唐堀山の登山口でもある。10時丁度、出発。
 ストックを車に忘れてしまい、棒きれをひろって杖代わりにする。頂上までの標高差と距離を頭に浮かべながらペースを作った。


第4の鉄塔
 

第5の鉄塔
 
 国道から見た尾根には鉄塔が5本あった。だが、最初の1本は通らないようで、途中に分岐する点検道があった。
 2本目から5本目までの刈り開けられた鉄塔の下で、水飲み程度の休憩を、と思ったのに、どの鉄塔にもクマバチが翔んでいて休めなかった。


槍ヶ岳、大日連山、雄山 手前の鍬崎山、さらに手前はキラズ山
 
 第4鉄塔の上で視界が開け、立山連峰が見渡せた。いつ見ても、何度見ても飽きない。


薬師岳、北ノ俣岳、黒部五郎岳
 
 途中、ワラビやススタケを採りながら行く。頂上近くで尾根筋から離れて左側に折れる。尾根筋にも踏み跡があるので要注意。
 11時50分、唐堀山頂上。三角点の写真を撮ったりしていると、変な方向から人の声が藪こぎの音と共にこちらに向かってくる。


唐堀山頂上の三等三角点
 

ヘリポート
 
 地元の竹の子採りだと思ったら出てきたのは北ちゃん、ネギちゃん、元さん、田村さんだった。いつもの「山は広いが山頂は狭い」だ。
 1人山行きがパーティーになった。そのままヘリポートに向かい、宴会へと突入する。


頂上で出会った北ちゃん、ネギちゃん、元さん、田村さん達と
 
 山菜天ぷらにススタケの姿焼き。こんなものに出会えるだけでも山はやめられない。
 13時30分、ヘリポートを後にする。コシアブラを採りながら、ワイワイと降るのも楽しい。山頂で会えた仲間に感謝。
 15時35分、登山口。非常口からトンネルに入り、車に戻ると近くに停められていた車から出てきたのは文さんだった。高山からの仕事帰りとの事。確かに国道も登山道と同じくらい狭い。


キランソウ
 

ユキザサ
 

タムシバ