西穂独標 |
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所在地 | 岐阜県高山市(旧上宝村)、長野県松本市 | |
西穂高口駅 | アプローチ | 神岡町から車で40分、ロープウエイで30分 |
登山口標高 | 2156m | |
標 高 | 2701m | |
標高差 | 単純545m 累積(+)635m 累積(−)108m | |
沿面距離 | 片道3.5Km | |
登山日 | 2009年12月8日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
参考コースタイム 山と高原地図(旺文社) | 西穂高口駅(1時間30分)西穂山荘(1時間30分)西穂独標(1時間)西穂山荘(1時間)西穂高口駅 合計5時間 | |
コースタイム | 西穂高口駅(50分)西穂山荘<休憩16分>(52分)西穂独標<休憩25分>(24分)西穂山荘<休憩26分>(35分)西穂高口駅 合計3時間48分<休憩1時間7分含む> |
この季節はやっぱり低山より雪のある高山でしょう。と言うことで穂高に向かった。 西穂なら5時間もあれば往復できる。ところが油断しすぎ。家を出るのが遅かったのと、41号線が工事中だらけで、ロープウエイに乗ったのが10時だった。 |
新穂高駅では荷物の重さを量らなかった。8Kgを越えた荷物には別料金がかかる。鍋平駅で秤を見つける。 誰もいないので、そっとリュックを置いてみる。8Kgをほんの少し越えていた。閑散期は規則もゆるめなようだ。ありがとう。 |
以前、新穂高ロープウエイの往復運賃が2800円というのは高いような気がしていた。(アルペンルートはもっと高い?) だが、麻痺したのか今は高いとは感じない。西穂=2800円が頭に定着している。多分、普通の感覚じゃなくなってきていると思う。 |
ロープウエイの中で話しかけてきた女性。よく見ると、半分、登山の格好をしている。 「何処まで行かれるんですか?」の質問に、定番の「行けるところまで」のこたえが返ってくる。 それって、こたえをはぐらかしているだけだと、思うんですが... |
西穂高口駅でトイレに行ったり日焼け止めを塗ったりしていて出発が遅れる。途中で先に出発していた先ほどの女性に追いついた。 神岡の事に詳しい。ロープウエイの駅でも食堂の人達と仲良く話しをしていた。地元の人らしい。 |
しばらく一緒に歩いた。自分が神岡出身であり、神岡に友人がいることなどを話す。彼女はその友人達を知っていた。 神岡という町が小さいのか?友人達が有名なのか? 多分、その両方なのだろう。 |
「行けるところまで...」に付き合っている訳にもいかないので、先を急ぐ。 11時23分、西穂山荘到着。山荘のスタッフに独標から先の状況を確かめる。「経験値によるので何とも言えない」との返事。それ以上聞くのは止めた。 |
丸山に出ると、それまで無風だったのに一気に左から強風を浴びる。いつもの事ながらうんざり。 下着と薄手のフリースしか着ていない。寒い。リュックを下ろすのが面倒で、そのままいく。行けるところまで... |
「冬季の3000m級の山は下界より15m〜20m程風が強い」と冬山の本には書いてある。 実際、今までの山行でそれを実感している。それでも無風状態から強風の中に放り出されると、あらためて冬山の厳しさを思い知る。 |
12時30分、西穂独標に立つ。なぜか、いつも、ここだけは風がない。砂漠の中のオアシスのような場所だ。 耳の痛さは麻痺したが、両手の痛さが我慢できない。しばらくセーターの下に手を突っ込んで、痛みがひくまで温めた。 |
独標から先にトレースがある。何とか時間的に西穂まで往復出来そうだがやめる。 山では何があるか分からない。余裕がないのは危険だ。ましてや単独。西穂ならいつでも来られる。潔く引き返す。 |
西穂山荘に戻ってラーメンを食べる。醤油味ととんこつ味があった。とんこつを選ぶ。いままでになく美味しかった。 アイゼンをリュックにしまい、西穂山荘を後にする。 |
帰りの車中から錫杖岳をのぞむ。全体が岩だらけの山で、ルートは沢山ある。その中でまだ左方カンテしか登っていない。 せっかく近くにある岩場なので他も登ってみたい。前衛峰の奥にある本峰については情報がない。これも気になる。 |