雄山南陵 |
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所在地 | 富山県立山町 | |
室堂登山口 | アプローチ | アルペンルート室堂 |
登山口標高 | 2430m | |
標 高 | 3003m | |
標高差 | 単純573m 累積(+)1100m 累積(−)1100m | |
沿面距離 | 周遊11.5Km | |
登山日 | 2009年8月18日 | |
天 候 | 晴 | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
室堂(30分)一ノ越<休憩15分>(35分)東一ノ越(20分)ピーク(10分)東一ノ越(1時間40分)雄山<休憩15分>(17分)一ノ越(38分)分岐(50分)雷鳥沢テント場(25分)みくりが池温泉<休憩55分>(13分)室堂 合計7時間3分<休憩1時間25分含む> |
![]() 一ノ越の下から雷鳥沢キャンプ場へ降り、室堂に戻る |
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雄山から後立山連峰を眺めていると気付くのが小ピークを伴った南東方向に延びる尾根である。 その小ピークで分岐して南に延びている尾根が雄山南陵(勝手に名付けた)で東に延びているのが雄山東陵(これも勝手に名付けた)である。 分岐の先は雄山からは東陵しか見えない。 |
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地図を見ると南陵の先は東一ノ越。昨年、東一ノ越を越えたときの写真を見ると取り付きはハイマツ帯だ。 ハイマツの藪こぎは最悪だがそんなに長くはないはずと信じ、東一ノ越から雄山を目指すことにした。 |
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9時10分、室堂を出発する。だらだらと登り、9時40分、一ノ越に着く。人だまりの奥に後立山連峰をのぞむ。 ここから先は一人きりだと思うと、この人だまりも妙に、いいなと思う。 |
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一ノ越から東一ノ越へと向かう。トンネルバスやロープウエイが出来てから行き交う人が減った登山道である。 今日も誰に会うこともなく東一ノ越へとたどり着く。ここは広くて穏やかな隠れ里のようなところだ。ゆったりと宴会登山をしたい方達にはお薦めの場所である。 |
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龍王岳や鬼岳を裏側から眺められるのもここならではの楽しみだ。以前、登った事のある龍王岳の東陵や南面フランケを別の角度から見るのも新しい発見だ。 |
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東一ノ越から2512mピークまで足を延ばしてみる。とりあえず雄山南陵を遠望してみる。心配なのはハイマツの藪こぎだ。 もうひとつの気になっている雄山東陵も次回のためにカメラにおさめる。 |
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東一ノ越に戻り、雄山南陵に取り付く。ガラ場からすぐにハイマツ帯に入る。幸いハイマツの背丈は腰下と低く、踏みつけていく。「ごめん」 |
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すぐにガラ場、岩場に変わり快適に高度を稼いでいく。途中に現れるハイマツ帯は背宅が高くなるのでトラバース気味に登り、直登は避ける。 ハイマツ帯を過ぎれば、一ノ越〜雄山より快適な稜線歩きが続く。断然こちらの方が気持ちいい。 |
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龍王岳の東陵はザイルの要らない登攀だった。南面フランケは中嶋とザイルを結んだ。富山平野から見るよりこちらから見た方が急だ。 |
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この角度から見る龍王岳と浄土山は新鮮だ。地図上では解らなかったその位置関係が視覚的に納得出来た。 雄山が近づくにつれ人影が見えてくる。向こうからもこちらが見えているだろうか? |
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右側に見える雄山東陵。かなり急登だ。あれが藪こぎだったら手強そうだ。こちらより距離も標高差も倍以上ある。 大観峰駅を北側から巻いて雄山に達するこの稜線は未知のコースで想像するだけでワクワクする。必ず挑戦する。 |
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難しいところもなく、あっけなく雄山頂上に出る。一ノ越〜雄山と違って誰にも会わない贅沢なコースを満喫した。 公にはお薦め出来ないが、いいコースだ。って、公に公開しているようなものか... |
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帰りは一ノ越の下から雷鳥平に降りる登山道を選ぶ。地図で見ているだけで歩くのは初めてだ。 取り付きが分からなくて祓堂の下まで降りてしまう。上の方に歩いている人を発見して登り返す。 |
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下山口には看板もあり、地蔵さんもいた。何故気付かなかったのだろう?歩いてみるとしっかりした登山道だった。 こちらから眺める山々も角度が変わっていて新鮮だ。コースの終わりに灌木に囲まれたえぐれた沢道があるので注意。 |
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以前は地獄の階段に見えた地獄谷からみくりが池への階段。今はどんなに疲れていても平気だ。なんとでもなる。 その階段を登り切って、みくりが池温泉に寄る。時間的にも余裕があるので、みくりが池温泉に入る。初入浴。 |
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入浴後の楽しみはなんといってもビール。グラスビールで乾杯。このひとときのために山に登っているのかもしれないと勘違いするほど美味い。 次回は雄山東陵をやろう。未知の尾根からの誘惑が魅力的だ。若い頃の女性への憧れと同じくらいに... |