僧ケ岳



僧ケ岳手前の尾根を行く 右奥が僧ケ岳

所在地黒部市、魚津市
登山口 アプローチ片貝川 東蔵集落先の林道から
登山口標高255m
標   高1855m
標高差単純1600m
沿面距離登り9.3Km 降り12.2Km
登山日2009年2月15日
天 候晴れ後曇り
同行者長勢、岩城、岸
コースタイム 林道分岐(48分)尾根取付<身支度10分>(3時間12分)成谷山<休憩5分>(50分)僧ケ岳<昼食休憩1時間30分>(38分)成谷山(1時間42分)林道終点(1時間45分)出発地店
合計10時間40分<休憩1時間45分含む>



片貝川東蔵集落から800mほど先に烏帽子尾根を経て宇奈月へと
通ずる別又谷の林道があり、その先200mにもうひとつの林道がある


その林道に入り、柏尾谷手前の尾根に取り付く。帰りは林道の先端に降りた
 
 3月の僧ケ岳の日帰りは普通なら難しい。だが今年のような暖冬ならそれも可能。片貝川から成谷山を経て僧ケ岳へと挑んだ。
 片貝第二発電所から先は車で入れない。その手前の橋で片貝川の右岸を走っている林道に入る。入口に雪が積んであり、車で入れないようにしてある。


林道入口は雪でブロックされていた
 

雪の残った林道を行く
 
 林道は徐々に雪道となるが、雪は硬く、つぼ足のままで行く。沢が2つ合流した所から尾根に取り付いた。右側の沢は柏尾谷。
 杉林を過ぎた後、急登の藪こぎで200mの標高を稼ぐ。雪の残った笹藪など滑りやすい。腕力がないと辛いだろう。


怪しげな水車の発電機
 

杉林を過ぎてから急登の藪こぎが200m
 

藪こぎが終わってスノーシューをはく
 
 スノーシューをはいてさらに200mの急登を行く。標高900mでようやくなだらかな尾根となり、快適なスノーハイクとなる。
 途中、何ヶ所か急登も出てくるがおおむねなだらかな尾根だ。右に見える毛勝山と大明神山が大きい。


成谷山からのぞむ毛勝山と大明神山
 
 成谷山は言われないと気付かないほどの小ピークでしかない。片貝川東又谷からの登山道が成谷山の北側を通っている。
 この登山道は歩いたことはないが、初めの600mがかなりの急登のようだ。


成谷山から先はなだらかな稜線歩きが続いた
 

左奥に見えるのは越中駒ケ岳
 
 成谷山から先は快適な稜線漫歩が続く。だが右からの(北又谷からの)風も強くなってくる。それも、かなり冷たい。
 僧ケ岳は北と東と南西に三つの尾根を持っている。そのどの尾根もなだらかである。ゆったりとした大きな山に見えるのはそのせいだろう。


僧ケ岳頂上からのぞむ朝日岳、雪倉岳、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳
 
 東に延びる尾根は駒ケ岳へと続く。北に延びる尾根は右に分岐すると宇奈月温泉、左に分岐すると烏帽子尾根へと続く。
 宇奈月温泉から林道をたどった場合、右の宇奈月温泉から延びている尾根よりも左の烏帽子尾根から取り付いた方が近い。


僧ケ岳頂上からのぞむ越中駒ケ岳と毛勝山にかかる笠雲が天候の悪化を知らせる
 
 なだらかな頂上から360度のパノラマを楽しむ。東に後立山連峰、東に駒ケ岳から毛勝三山、西から北は富山平と日本海。


長勢が掘った雪のブロックを積む 俺の先祖はエスキモーか?
 
 何もない頂上で風を避けるにはシェルターを掘るしかない。それは長勢に任せる。だけではいけないので、切り出した雪でブロックを作る。
 ちょっとやり過ぎだったかもしれない。次に来る人達のためにそのまま残してきた。誰か使ってくれると嬉しいのだが...


ここまでしなくてもよかったか?
 

遠くは毛勝山と大明神山
 

毛勝山と大明神山のアップ その間に見えるのは奥大日岳
 
 13時15分、頂上を後にする。笠雲の予報通り、雲が広がり出した。両側が切り立った細尾根もあるのでゆっくりと降る。
 


僧ケ岳を後にする
 

気持ちのいい尾根を降る
 

地図からは読めなかった細尾根に遭遇
 

林道終点にたどり着く
 
 


その林道に生えていたふきのとう
 

帰り道、登りに使った尾根をのぞむ
 

車を停めた地点まで戻る【岩城撮影】