上高地散策



大正池(2010年3月13日撮影)

所在地安曇村
釜トンネル アプローチ国道158号線釜トンネルから
登山口標高1310m
標   高1510m
標高差単純200m
沿面距離片道6.5Km
登山日2010年3月13日
天 候
同行者中村夫妻



 新釜トンネル内はGPSに記録されていない

 
 上高地が最高だったと言う東京の友人、中村夫妻に冬の上高地を案内する。計画は半年前から。
 2人もなかなか休みが取れず、金曜の夜行バスに乗って土曜の夜行バスで帰るという強行スケジュールになってしまった。


左が旧釜トンネルで右が新釜トンネル
 

予想通り道路は除雪済み 残念
 
  朝、富山駅まで迎えに行き、上高地を日帰りして、富山駅前で一杯飲んで見送るという計画。欲張りか?
 無事、2人を迎えて平湯温泉に向かう。途中24時間営業のレストランで朝食をとった。
 平湯温泉バスターミナルは冬季、無料駐車場となっている。そこに車を停めてタクシーに乗る。釜トンネルまで4千円(平湯トンネルの往復有料台1500円を含む)


梓川の清流と唐松林
 
 最近、冬の上高地はメジャーになってしまい、貸し切りバスまで登場するようになった。
 多くの人達に見てもらいたいと思う反面、自分たちだけの世界にしておきたかったと思う矛盾。うまく説明できない。


霧につつまれた大正池
 

上高地帝国ホテル
 
 釜トンネルを抜けると雨脚はさらに強くなっていた。せっかく東京から来ていただいたのに焼岳さえ見えない。
 半年かけて計画してきた、目的の日がこれ? 2人には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。(これに懲りずにまた来て下さい)


大正池の奥、遠くに見える雪渓は岳沢
 
 大正時代に焼岳の噴火で出来たという「大正池」。この名前は後の人達がつけたものだと思う。
 何故なら、いま何処かの山が噴火して池が出来たとしても平成池とは命名しないだろう。


上高地のシンボル(?)河童橋
 
 上高地といえば河童橋。連想が貧困だと言われても、ほとんど条件反射の世界。何故かは解らない。
 河童橋で何枚か写真を撮ってバスターミナルまで戻る。ここのベンチでお昼休みにした。
 屋根の下だったが風が強く、ものが飛んでいく。最後は建物のコーナーまで引っ込んでストーブをつける。温かいおでんが美味しかった。


河童橋にはまだ雪が残る
 

東京から参加の中村夫妻
 
 少しでも視界が広がらないかと思う気持ちと裏腹に雨脚は強くなるばかり。諦めて帰路につく。
 せめてスノーシューで雪上ハイクでも出来たらよかったのに...またの機会に企画しましょう。


除雪された道路は梓川の右岸に消える
 

雨の中釜トンネルまで戻る
 
 閉館中の大正池ホテルの前でタクシーの予約を入れる。朝乗ったタクシーの運転手が名刺をくれたのだ。
 会社じゃなく、携帯に電話を入れてくれとのこと。生存競争が厳しい? 冬季でも携帯が通じる上高地って、いったい...?


釜トンネル入口の売店
 
 いったん、家に戻り電車の時間まで3人でプチ宴会。その後電車で富山に出て宴会。11時の東京行きJRバスの時間まで飲んだ。
 翌日は輝山のスキー登山だというのに学習能力がない。「今を楽しむ以外に楽しむ時間はない」という諺もある。まっ、いいか。