唐尾峠(有峰側) |
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所在地 | 富山市大山町、飛騨市神岡町 | |
有峰西谷登山口 | アプローチ | 有峰林道湖周線の西谷 |
登山口標高 | 1105m | |
標 高 | 1630m | |
標高差 | 単純525m | |
沿面距離 | 片道3Km | |
登山日 | 2010年7月30日 | |
天 候 | 曇り | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
西谷(1時間22分)唐尾峠(3分)展望台<休憩50分> 展望台(4分)唐尾峠(1時間4分)西谷 合計3時間23分<休憩50分含む> |
山之村側から625m 3.2Km 有峰側から525m 3Km |
気になるのは唐尾峠の富山県側だ。地図に載っていたのは岐阜県側だけ。有峰から唐尾峠への道を探してみる事にする。 有峰への小見線は通行止めとなっているので小口川線から入る。祐延湖越えなので時間がかかる。 |
有峰県立自然公園へ車で入るのに4箇所の料金所がある。そのうち大多和峠越えは岐阜県側が私道ということで通行止めになり、小見線は工事の関係で22年度は通行止め。 現在、小口川線と飛越トンネルを越える東谷線の2箇所だけが通行可能である。 |
有峰湖に出たところで右折して西岸線を走る。大田和線と南岸線の分岐点から大田和線に入り大多和峠を目指す。 峠には鉄の扉があり、通行止めとなっていた。峠は公園になっていて大きなトイレもある。だが、訪れる人は少ないようだ。 |
公園の片隅に中河与一の「天の夕顔」の歌碑が建っていた。山之村の天蓋山の登山口にも建っているらしいが見た事はない。 「夜布かきやまのい保里にゆ免さめて曽羅わたる月をきゆるまでみし」 南岸線と大多和線の分岐まで戻り、右折して南岸線に入る。 |
唐尾峠へは西谷からだと思っていたが、いざとなると確信が持てない。地図を眺める。等高線から地形を想像する。 峠谷は冗長すぎるし、沢が続くのが気に入らない。唐尾峠の位置からして一番スッキリしているのは、やはり西谷沿いの尾根にとりつくコースだ。 峠谷は横目でパス。西谷へ。右手に車両通行止めの林道を見つける。西谷の手前だった。 |
この林道から入り、鎌倉街道の踏み跡を探すことにする。何処かに入口(分岐)があるはず。 前回、峠から富山県側に少し降ってみたが道跡はしっかりしていた。意外に簡単に見つかるかもしれない。 |
林道はすぐに丸木橋に突き当たり、細くなる。川底から1m以上の高さにあるのに大きな流木(直径30〜40cm)が残され、草が水に流されて倒れている。西谷の支流だが増水時は危ない沢のようだ。 沢から離れると林道らしい道にもどる。200mほどで右側に踏み跡を見つけた。鎌倉街道だという根拠も確信もないがそれをたどる。 |
徐々にしっかりした道となってくる。鎌倉街道だと確信した。左からの沢をふたつ越える。ふたつ目の沢をこえてから急登となった。 この沢は西谷の支流とはいえ、西谷本流と同じくらいの取水面積がある。沢の左岸に白糸の滝みたいな滝があった。面白い滝だ。 |
標高差で100mほど登ったところからなだらかな登山道となる。峠が近いのかと期待したが、あまかった。 地図を出して見れば解る事なのに、前回の峠を少し降った時のイメージがよく似ていて「峠が近い」と勘違いしたのだ。反省。 |
峠の近くに小さな沢がふたつあり、どちらにも水流があった。細いのでいつもあるかどうかは分からない。 峠を通り過ぎて展望台へとまわる。10日前とあまり変わっていない。変わっていたのは花も咲いていなかったマイズルソウに実がなっていた事ぐらいだった。 |
このコースは車が2台あれば面白いと思う。山之村から入り、1台を有峰湖南岸線の西谷にデポする。 そして山之村に戻り、和佐府から取り付いて唐尾峠を越え、有峰の西谷に降りる。そして飛越トンネルを越えて山之村に戻る。 有料道路の料金は2台分で3600円。4人で行けば1人900円だ。アルペンルートよりずっと安い。(比較の対象が変?) |
前回立ち寄った和佐府の民家に寄ってみる。運良くおばちゃんがいた。今回もヨシナ(ウワバミソウ)の下処理をしていた。 聞けば道の駅「宙ドーム」から出荷の依頼が来たそうだ。「もう、ちょっと、堅いかもしれん」と言っていた。オイ、オイ... 話しのついでにちゃっかりと、タダで少しもらってきた。煮しめにしたら美味しかった。 |