西穂独標



第2ロープウエイからのぞむ錫杖岳(2010年11月19日撮影)

所在地岐阜県高山市(旧上宝村)、長野県松本市
西穂高口駅 アプローチ神岡町から車で40分、ロープウエイで30分
登山口標高2156m
標   高2701m
標高差単純545m 累積(+)635m 累積(−)108m
沿面距離片道3.5Km
登山日2010年11月19日
天 候晴れ
同行者単独
参考コースタイム
 山と高原地図(旺文社)
西穂高口駅(1時間30分)西穂山荘(1時間30分)西穂独標
西穂独標(1時間)西穂山荘(1時間)西穂高口駅
合計5時間
コースタイム西穂高口駅(1時間)西穂山荘<休憩30分>(50分)西穂独標<休憩13分>
西穂独標(27分)西穂山荘<休憩10分>(35分)西穂高口駅
合計3時間45分<休憩53分含む>



 
 
 西穂にいく予定が独標止まりとなってしまった。原因は二日酔い。懲りない性格だ。反省。


新穂高温泉への道路から西穂をのぞむ
 

無料駐車場に車を停める 今日はパジェロで
 

笠ヶ岳と穴毛谷
 
 新穂高温泉の無料駐車所に車を停める。前回(5月18日)と同じく、駐車場はからっぽ。入山者は少ないようだ
 10時発の第一ロープウエイに乗る。観光客のみで登山者はいない。時間的にあたりまえか?


ロープウエイからのぞむ槍ヶ岳、大喰岳、中岳
 

西穂高口駅屋上展望台と西穂高岳
 

西穂高口駅屋上展望台と西穂高岳
 
 とりあえずは屋上に出てまわりの山々を楽しむ。天気がよく、初めての観光客には感激の景色だろう。


白山
 

西穂高口駅庭園にある播隆上人像
 

登山道からのぞむ西穂高岳
 
 10時40分、身支度を終え、西穂高口駅を出発。新雪の上のトレースをたどる。
 登りにさしかかった頃から体の不調を感じ始めた。10歩ほど歩いては吐き気をこらえる。二日酔いだ。


吐き気をこらえつつ西穂山荘に到着
 

今日はここで引き返そうと思った
 
 11時40分、西穂山荘到着。今日はここで引き返そうと思った。ケジメに缶ビールを飲む。350ml缶で500円。
 しばらく休んでいたら少し楽になる。迎え酒という言葉がある。二日酔いで体に溜まったアセトアルデヒドをアルコールが分解するらしい。


缶ビールを1本飲んだら少し楽になる 気を取り直して独標へ
 

笠ヶ岳
 
 12時10分、気を取り直して西穂山荘出発。時間的にも西穂は無理だが独標までは行けそうだ。


おなじみ独標の標識と笠ヶ岳
 

振り返れば梓川と乗鞍岳
 
 雪と岩のミックスだが持ち込んだアイゼンは使わなかった。ピッケルも出さず、ストックは推進力のみに使う。
 独標手前のトラバースを慎重にこなし、独標を登る。


遠く八ヶ岳と南アルプス
 
 13時、西穂独標に出る。体は大分楽になったが、西穂を往復する時間はない。13時13分、独標をあとにする。


ピラミッドピーク、西穂、奥穂方面
 

前穂高岳
 

南アルプス編笠山(?)の左肩に富士山
 
 13時40分、西穂山荘まで戻る。表でしばらく休憩を取った。気がついてみると看板類が多い。
 独占営業なのだから必用ないような気がするのだが...山小屋というより町中の食堂のようだ。


西穂山荘に戻り表でしばらく休憩
 

冬季の標識は木の上5mほどのところに
 
 13時50分、西穂山荘出発。14時25分、西穂高口駅到着。カレーうどんを食べ、14時45分のロープウエイに乗った。
 二日酔で西穂まで行けなかった情けない山行きだった。独標まで行けたのが救い。次回は必ず西穂まで行きたい。


西穂高口駅レストラン
 

第2ロープウエイ改札口
 
 冬季の西穂は3000m級の山なのに特別な山域となっている。ロープウエイで2156mまで簡単に行け、通年営業の西穂山荘があるからだ。
 初心者にも3000m級の冬山が体験できる貴重な山だ。だが、技術と体力が必用なのは他の3000m級の山と変わらない。


第2ロープウエイ鉄塔と笠ヶ岳
 
 もうひとつ大事なのは、いい加減な気持ちで行くと危険だということ。必ず登ってやるという強固な意志力がないと危ない。
 遭難に結びつくかもしれないような考え方だが、今までの経験がそう思わせる。(個人的な意見なので、あまり信用しないで下さい)


第2ロープウエイ内
 

鍋平駅
 
 第二ロープウエイ、第一ロープウエイと乗り継いで新穂高温泉へと降る。体力的にきつい山、ちょっと危険な山等からの帰り道のホットした気分が好きだ。
 そんな気分を味わうために山に登っているような気もする。


第1ロープウエイ
 

新穂高温泉駅
 

閑散とした無料駐車場