池ヶ原湿原



湿原の上に幅1m程の立派な木道がある(2011年7月19日撮影)

所在地飛騨市宮川村
登山口 アプローチ打保から洞谷を登るか種蔵から菅沼谷を登る
標   高980m
沿面距離片道500m
登山日2011年7月19日
天 候
同行者単独



帰りに地図に載っていない林道から数河へ抜けた
 
 台風6号の影響で雨。こんな暑い日に雨具を着て登山をする気にはなれない。
 名前が気になっていた池ヶ原湿原を探検してみる事にした。


 
 
 打保手前の塩谷から洞谷をたどる。ソンボ山への土谷はこの洞谷の支流である。
 土集落の一軒家はこの季節でも人気がなかった。畑には野菜が、田には稲が植えられているので全くの廃村でもなさそうだ。


観光案内図
 

駐車場から歩道をたどる
 

雨の白樺林を行く
 
 洞谷を登り切ったところが池ヶ原湿原。自然のままだと思っていたのだが、人間の手が入っていた。
 駐車場があり、管理棟とトイレがあった。だが人が来ないのか管理棟もトイレも閉鎖されていた。


目の前に池ヶ原湿原が広がる
 

湿原の中央に木道が続く
 
 駐車場に車を停めて雨具を着る。雨具もリュックも濡らしたくなかったので傘もさす。
 駐車場から100mほどダラダラと降ったところが湿原の入口だった。湿原から50cmほどの高さに幅1m程の木道が続く。


バイケイソウ?
 

山側の道は荒れていた
 
 ミズバショウの葉だけがあちこちの残っている。花の季節に訪ねたら素敵な景色に出会えると思う。
 湿原なのだが、よく見ると湿原の中にも流れがあってその流れに沿ってミズバショウがよく生えているようだ。


木道を引き返す
 

湿原の中にも流れがあり水芭蕉が続く
 
 木道の終了点から少し先まで古い木道があるがこれは行き止まりとなっている。戻って右に回り、山道に向かう。だが山道は手入れがされていなくて草がはえ放題だった。
 今来た木道を戻る。この湿原は洞谷と菅沼谷の分水嶺のようだ。両方に流れ出しているのだろう。


流葉温泉ニュートリノ
 

一応窓の外側に露天風呂が
 
 池ヶ原湿原から菅沼に降る途中で左の林道に入ってみる。昔から流葉スキー場に出られないかと何度もトライした事のある山である。
 GPSのスイッチを入れてダートの道に入る。菅沼谷に戻ると思った予想を裏切って数河峠に出てしまった。地図にも載っていない道だった。
 若い頃の夢を実現したような、いい気分だった。


その露天風呂
 

露天風呂から流葉の下山田集落を見下ろす
 
 最近お気に入りの温泉巡り。今回は流葉温泉。火曜日が休湯日だが夏休みだからかこの日は2時から営業。時間もぴったりで貸し切り温泉だった。。