奥医王山



奥医王山の展望台 一等三角点は雪の下で見えない(2011年1月2日撮影)

所在地富山県南砺市、石川県金沢市
登山口 アプローチイオックスアローザスキー場
登山口標高360m
標   高939m
標高差579m
沿面距離片道約4Km
登山日2011年1月2日
天 候曇り時々晴
同行者岩城、坂東、BOW
コースタイム イオックススキー場(1時間35分)夕霧峠<休憩20分>(33分)奥医王山<休憩2時間>(24分)夕霧峠<休憩20分>(13分)レストハウス<休憩50分>(28分)イオックススキー場
合計6時間43分<休憩3時間30分含む>



出発でGPSの電源を入れ忘れ、登りのラインは途中からとなった
スキー場の左側(したから見て)から登り、右側から降りる

 2011年初冬の山は医王山。岩城に誘われるままに参加する。例年、夫婦山や小佐波御前山が多かったので新鮮な感じがした。
 富山西インターで待ち合わせ、福光ICへ。イオックスアローザの駐車場でBOWと合流する。


イオックスアローザのスキーセンター(?)
 

ゴンドラの乗り場付近からスキー場をのぞむ
 
 駐車場で身支度を終えるがスキーもボードも持たない完全な登山スタイル。
 リフトを利用しないのでガードマンの視線が気になる。
 8時ちょうど、スキー場を出発する。ゲレンデ左側(したから見て)のゴンドラ沿いを行く。しばらくしてゴンドラの営業も始まった。


途中からスキー場を離れて新雪を行く
 

実はここもスキー場のコースだった
 
 ゲレンデの中間から圧雪を離れて新雪に踏み込む。ゲレンデの一部らしいが雪不足でまだ使われていないらしい。
 ここにトレースをつけたのはまずかったようで、下山次にパトロールから注意されてしまった。


ゴンドラの終点 ツンボリ山(786m)
 

ゴンドラ終点にあったレストハウス
 
 ゴンドラの終点は小さなピークになっていて、ツンボリ山という。マルツンボリ山は有名だがこちらは無名に近い。
 ツンボリには丸っこい台(容器、道具)という意味があるらしい。だとするとマルツンボリは「丸」がダブっている事になるのだが...


今は使われていない夕霧峠のリフト
 

夕霧峠の展望台
 
 ツンボリ山から林道を1箇所ショートカットして夕霧峠に出る。峠から尾根を左にたどれば奥医王山だ。右は白兀山からの縦走路。
 奥医王山まで距離にして約800m。標高差は100m程しかない。アップダウンを繰り返しながら登る。


夕霧峠近くからのぞむイオックスアローザのスキー場
 
 左に砺波平野の山居村、右に金沢市街を眺めながらの尾根筋を行く。富山県と石川県の両方を眺めながら行くというのは不思議な感覚だ。
 奥医王山の山頂には鉄骨の展望台があった。夏期は展望台に登らないと展望が効かない山頂のようだ。


このメンバーだとやっぱりこうなるか...(岩城撮影)
 
 医王山の山名は信仰に由来している。白兀山に薬師如来を祀った祠があったとつたえられている。薬師如来は大医王仏ともいう。
 「富山県の歴史散歩」には「かって天台宗惣海寺を中心とした一大霊場であったとつたえられている。伝承では奈良時代に泰澄大師が開山し、往時には48坊もの寺院があった」とある。


砺波平野の山居村を眼下にのぞむ
 
 2時間の休憩後、12時28分、頂上を後にする。途中、白兀平のレストハウスで小休止。
 ここでパトロールに見つかり、進入禁止のコースに入った事で注意を受ける。トレースを見たスキーヤーが入ると危ないからとの事。だが下側に進入禁止の看板はなかった(当たり前か)。
 コースだとは知らずに入ったんだけど...ごめんなさい。


スキー場に戻ると、朝とはうってかわっての、この賑わい
 
 14時43分、駐車場に戻る。スキー場は人でいっぱい。これだけいるとちょっとぐらい変わった格好をしていても誰に気に留めない。
 桜が池クワ・ガーデンの温泉で汗を流し、福光1Cから富山へ。今年は温泉が増えそうな予感がする。