奥又白池 |
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所在地 | 長野県安曇村 | |
上高地小梨平 | アプローチ | 国道471号線平湯温泉からバスで上高地へ |
登山口標高 | 1510m | |
標 高 | 2480m | |
標高差 | 単純970m | |
沿面距離 | 往路10.5Km 復路10.8Km | |
登山日 | 2011年11月12日〜13日 | |
天 候 | 12日晴 13日曇り | |
同行者 | 岩月 | |
コースタイム |
上高地バスターミナル(2時間5分)新村橋(1時間35分)中鼻新道分岐<休憩10分>(2時間20分)奥又白池 合計6時間10分<休憩10分含む> 奥又白池(1時間20分)中鼻新道分岐<休憩5分>(40分)新村橋<休憩10分>(50分)明神橋<参拝他50分>(40分)河童橋<休憩5分>(5分)バスターミナル 合計4時間45分<休憩他1時間5分含む> |
なんで今頃、奥又白池でテント? 小梨平のバンガローを予約しようと電話を入れた。予定は11月12日。 営業は10月29日で終了とのこと。テントを張ってもいいのかの問いに「ご自由に」との返事だった。 テントを張るなら明神でも徳沢園でもいい。いっそ奥又白池で張ってもいいんじゃないかと言う事になった。天候次第で... |
11月12日 |
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朝、9時にアカンダナ駐車場で待ち合わせる。身支度を終えて9時20分の上高地行きバスに乗る。 上高地バスターミナル着9時55分。10時に歩き出す。何となく気分的に余裕がなく先を急ぐ。 余裕がない理由は多分、季節的にリスクのある奥又白池に、危うい岩月を連れて行く事だと思う。約束とは言え... |
山を登るときは何でもないのに平地を歩くと股の付け根が痛くなる。使う筋肉が違うのだろう。 明神館を過ぎてから人がいなくなる。時々出会う人が特別な人に見えたりする。じゃー、自分達は何様なの?という話になるのだけど... |
新村橋を渡ってさらに梓川の右岸をたどる。しばらく歩くと左への分岐があった。 パノラマ新道への道だと思うが確信がもてない。さらに先へ進むと左からの大きな沢に出会った。 奥又白沢に違いない。戻って分岐道からパノラマ新道へ入った。過去に2回、ここを通っているのに覚えていない。 |
奥又白沢の右岸を詰めていくと沢は2つに分かれる。右側が本流で左側が松高ルンゼだ。 奥又白池はこの間の急な尾根を登っていく。松高ルンゼを詰めるコースもあるが難易度は上だ。 |
奥又白池への中鼻新道は細尾根の急登が続く。左右、どちらに転んでもタダじゃすまない。右に落ちたら100%命はない。 登りより降りの方が危ない。明日、雪が降っていたら?凍っていたら?ザイルを持って来るべきだったのか? そんな思いが頭をよぎる。 |
奥又白池のご褒美はひょいと登った目の前2mほどのところから池が広がっていることだ。サプライズなのだ。 誰かいて欲しかったと思ったが、誰もいなかった。ま〜、誰もいないのも、それはそれでいい。 |
11月13日 |
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朝6時。山の稜線の少し上に雲がかかっている。その雲と稜線の間から朝日が昇ってくる。 反対側の西穂は低い雲に覆われている。風に流されて降りてくる雲で池が飲み込まれそうになっている。 あらためて思う。ここは11月中旬の奥又白池、標高2480mなのだ |
昨夜はフライ・シートの結露が凍ってバリバリだったのに朝の気温は低くなかった。 道は凍っていない。乾くのを待つだけだ。ゆっくりコーヒーを楽しんで9時出発。 |
中鼻新道は慎重に降りて、あとは一気に駆け下りた。明神池まで梓川の右岸を歩く。 明神池は初めてだ。これから先も多分来る事はないだろう。最初で最後のチャンス。拝観料300円を払って参拝する。 ぼったくり? と言うより、詐欺? 池があるだけだった。拝観料? |
「平湯の森」はいつも混んでいる。休日は最悪で非舗装の駐車場までいっぱいだ。売店も休憩所も人でいっぱい。 露天風呂も混んでいた。そのわりには洗い場はガラガラだった。皆、洗いにきているのじゃなく、湯につかりに来ているのかもしれない。 |
新穂高温泉のロープウエイは往復2800円。上高地はアカンダナの駐車代金を含めて往復2500円。 こちらの方が安い。もっと来てもいいと思った。それに比べ、アルペンルートの室堂往復4190円は高い。ごめんなさい。 |