粟巣野の謎の白壁



瀬戸蔵山への登山道から見える謎の白壁(2011年9月15日撮影)

所在地富山市粟巣野
粟巣野スキー場 アプローチ粟巣野スキー場から
登山口標高600m
標   高820m
標高差単純220m
沿面距離片道1.2Km
登山日2011年9月15日
天 候晴れ
同行者平井、森
コースタイム 粟巣野スキー場(37分)観測地点<観測20分>(30分)粟巣野スキー場
合計1時間27分<偵察20分含む>



粟巣野スキー場の上にある小ピークの南側斜面に謎の白いものが見える
 
 粟巣野にある平井山荘の平井さんから電話が入る。スキー場の上に妙なものがあるから見てきて欲しい。と。
 とりあえず場所の確認のために偵察に行く事にする。仕事を16時10分に終えて平井山荘に向かった。


スキー場から瀬戸蔵山への登山道に入る
 

百間滑の下側に立派な橋が出来ていた
 
 偵察に平井さんの他に森さんも参加。スキー場をキャタビラ付きのキャリアーで登り、登山道に入る。乗り心地は最悪。
 登山道を100mほど行くと百間滑の下流部に立派な橋が架かっていた。これを渡って百間滑の左岸を行く。


調整池の水が解放されているので水量が多い
 
 上部にある調整池が解放されていて水量が多い。滑(ナメ)というより普通の川のようだ。
 調整池は年に1回、この時期に清掃のために10日間ほど水を抜くらしい。真川やカラスギ谷の水も地中水路で引かれていて水量は多い。


整備された登山道を行く
 

龍神(たつがみ)の滝の展望台
 
 落差40mの「龍神の滝」はほとんど水流がない。みすぼらしいと言うか恥ずかしそうと言うか...


龍神の滝(たつがみのたき)に水流がない
落差40mで「とやまの滝37選」に選ばれている

 龍神の滝の北側にある松尾の滝は落差が100m以上ありそうで水量も多い。登高意欲を駆り立てられそうな滝である。
 この日の水量では無理だろう。シャワークライミングでは済みそうもない。流されてしまうだろう。この時期限定の幻の大滝だ。


松尾の滝は落差100m以上ありそうだ
 

その滝の上流部に見える謎の白い物体
 
 この滝の上流部に白いものが見える。幅は数メートルありそうだ。下の方は木の陰に隠れていて見えない。
 そのすぐ左下は滝となって落ちている。滝は右上に繋がっていそうだ。翌日、仕事を終えてから(14時10分)調べにいく予定だったが水量が多いので日を改める事にする。

下から滝を100m登るか、上から滝を降るか。どちらにしても今の水量では無理。
 真上から崖を懸垂で降るにしても降り立つ地点が滝しかないかもしれない。放水が止まるまで延期。


登山道脇にはこんな立派な立山杉(樹齢1400年)もある
 

さらにその上にはこんな立山杉も
 
 「龍神の滝」の展望台近くには大きな立山杉がある。根元で幹まわりが6mとの事だが上の方がもっと太そうに見える。
 さらにその上に妙な枝振りの立山杉もあった。どうやったらこんな枝が出来るのだろう?


ダイモンジソウ
 

ラショウモンカズラ(?)
 

オオシラヒゲソウ
 

乗り心地が悪かったので降りはスキー場を歩いた
 
 白い物体も見て見たいが幻の滝も見て見たい。遠くから眺めただけだがかなり難しそうだ。放水が始まったら逃げる場所もなさそうで危険な匂いがする。


滝を登っているときにサイレンが鳴ったら...
 
 余談  平井さんは今年の春の叙勲で旭日双光章を受章されました。おめでとうございます。