ソンボ山 |
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所在地 | 飛騨市神岡町 | |
土(ど)集落 | アプローチ | 猪谷から国道360号線を南下して打保から川を渡って少し戻る |
駐車場所 | 500m | |
ソンボ山 | 1192m | |
標高差 | 単純692m | |
沿面距離 | 片道5.5Km 往復11Km | |
登山日 | 2011年4月18日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
土集落(2時間25分)ソンボ山<休憩55分>(1時間55分)土集落 合計5時間15分<休憩55分含む> |
故郷「大津山」から高原川対岸に見える山並みを父は「ニッサンチュウ」と呼んでいた。 不思議な響きを持っていた「ニッサンチュウ」を「西山中」ではないかと教えてくれたのが名古屋の岩月。 その後、「大津山」出身で静岡にお住まいの大先輩、南さんからのメールで、それが正しかった事を知る。 |
ニッサンチュウには高原川沿いに大洞山と漆山岳、宮川沿いにソンボ山がある。 ソンボ山の山名の由来は分からないが飛騨山岳会出版の「飛騨の山」には以下の事が記されている。 「ソンボ」の語源ははっきりせず、『斐太後風土記』には「此村の後の深山より出る谷川をソンボウ谷と云、正字不知、存亡谷というごとくきこゆ」あり、また『神岡町史』には「尊保山」とも書かれている。 |
ソンボ山は4年前(2007年)にソンボ谷から、3年前に宮川側の土集落から登った事がある。 今回は家を出たのが遅かったので距離の短い土集落からのコースを選ぶ。登山道のない山なので雪が多く残っていてくれる事を祈った。 |
土集落に1軒残っていた家も人気が感じられなかった。山間の集落は住む人の高齢化によって消えていく。寂しさを感じずにはいられない。 土集落から200m程上に林道の分岐がある。その分岐地点に車を停めて身支度する。 |
幾重にも折り重なった林道の北斜面は道が見えないくらい雪が積もっている。南斜面は雪が消えてしまったところもあった。 前回(2008年)取り付いたところより少し先で林道を離れる。尾根筋に雪が残っているか心配だったが、その時は戻ればいい。たいした距離じゃない。幸い、雪は残っていた。 |
この尾根筋には8つの小ピークがある。広い尾根なので視界が悪いときは読図能力が必要だ。 最近は高性能のGPSがあるので安心だ。GPSから緯度と経度を求め、地図上の現在位置を確かめて磁石で進む方向を決める。 |
12時15分、ソンボ山頂上。2時間25分で登り切る。早いと思ったが、コースタイムがないのでなんとも言えない。 楕円形の頂上の標識がないと自信が持てない頂上だ。それくらいソンボ山は広い。 |
東側の木立の間からにソンボ谷を挟んで漆山岳が見え、その奥に北アルプスの山々が見える。 葉が茂ったら何も見えなくなる山だ。登山適切期は残雪期だろう。ゆったりとした時間を過ごし、13時10分、頂上を後にする。 |