沢上谷



橋の下流150mにある長さ20m程の滑床(2011年9月13日撮影)

所在地岐阜県高山市上宝村
鼠餅集落 アプローチ国道471号線鼠餅集落対岸
駐車場所標高720m
県道標高880m
標高差単純160m
沿面距離周遊2.8Km
登山日2011年9月13日
天 候晴れ
同行者単独
コースタイム 駐車場所(15分)支沢分岐(1時間23分)滑滝<休憩5分>(10分)分岐(36分)最終到達点<昼食45分>(35分)駐車場所
合計2時間50分<休憩50分含む>



今回で3回目になるが 右岸の支沢にはまだ行った事がなかった
 
 写真では右岸にある支沢の滑滝の方がスケールが大きいように見える。何処に行くあてもない休日。行く。
 国道471号線から蒲田川を渡って鼠餅へ入る。白水谷から沢上谷に別れて出発点の橋を目指す。


国道471号線から鼠餅集落へ
 

普通はこの橋が沢上谷の出発点
 

橋の下流150m程のところにきれいなナメ床と滝がある
 
 橋の手前で車を停める。橋の下流にきれいな滑床と滝がある。スタート地点からいったん降るのでスッキリしないが必見のポイントである。
 橋からは左岸の林道をたどった方がいい。すぐ川に合流する。


初めはなんの変哲もない沢
 

ここが滑滝のある支沢の入口
 
 右岸に支沢を見つける。見つけると言うほどでもなく誰が見てもそれしかない。左側に踏み跡がある。
 10mほど登ると滑床みたいな川底が続く。スッキリとはしていない。


水量の少ない滑床みたいな所を行く
 

ここは左から巻く
 

ちょっとした滝に出会う
 

右側の細い水流からなら登れそうだ 濡れるが...
 
 5〜6mほどの滝に出会う。右側の水流のあるところから登れそうに見える。だが人が歩いた気配がない。今日はシャワークライミングもなしにしたい。
 少し戻った左岸にしっかりとした踏み跡があった。ここから高巻く。


写真で見た滑滝だ
 
 高巻きで降り立った滝の上部から前方に目的の滑滝が見えた。ここからの滑床に角度があり滑りやすい。
 いったん滑り出したら捕まるところもなく6mの滝をダイブする事になる。右のヤブに入ってさらに高巻く。


左の水流と右の水流は沢が違う ここは沢と沢の合流地点である
 
 20m×8.6mmのザイルを持ち込んでいたが出す気にもなれず(濡らすのも嫌で)左岸から眺めただけで引き返す。


淵もいくつか出てきて岩魚の魚影も見えた
 

水流は少しずつ減ってくる
 

逆層スラブ状の滑床は何故か赤い色をしていた
 

淵へと続く滑床を上部から撮る
 

ここの逆層スラブ状の滑床も苔があって滑りやすい
 

靴を濡らしたくなくて左から巻く
 
 本流に戻って少したどるが沢が狭くなってきて藪沢となる。ここから先には滝がひとつあるだけであまり面白くなかった。
 昼食をとって引き返すことにした。


ここの高巻きで掴んだ笹が抜けて2m程落ちた
 
 降る途中の高巻きで掴んだ笹が細くて抜けてしまった。2m程落ちて水中ダイブかと思った瞬間、岩に左大腿部を強打。
 痛さにしばらく息が出来なかった。濡れても水中ダイブの方がよかったと思いつつしばらく我慢。


滑床が出来るのはこのあたりの岩質によるものか
 
 栃尾温泉まで足を延ばして「荒神の湯」へ寄る。ここの開放感が好き。蒲田川側が解放されている。
 川まで降りて天然の水風呂に浸かる事も出来る。川底が浅く、泳ぐ事が出来ないのがちょっと残念。


入浴料200円の無人露天風呂「荒神の湯」
 

男湯は蒲田川側が解放されている
 

懸案の杖石