西穂高岳



蒲田温泉より西穂をのぞむ 左奥はジャンダルム(2012年3月20日撮影)

所在地岐阜県高山市、長野県松本市
西穂高口駅 アプローチ神岡町から車で40分、ロープウエイで30分
登山口標高2156m
標   高2908m
標高差単純752m 累積(+)800m 累積(−)50m
沿面距離片道3.9Km
登山日2012年3月20日
天 候晴れ後雪
同行者長勢
参考コースタイム
 山と高原地図(旺文社)
西穂高口駅(1時間30分)西穂山荘(1時間30分)西穂独標(1時間30分)西穂高岳(1時間)西穂独標(1時間)西穂山荘(1時間)西穂高口駅
合計7時間30分
コースタイム西穂高口駅(45分)西穂山荘<休憩10分>(40分)西穂独標<休憩12分>(53分)西穂高岳<休憩25分>(45分)西穂独標(20分)西穂山荘<休憩37分>(24分)西穂高口駅
合計5時間16分<休憩1時間24分含む>



晴れていれば難しくないコースです
 

錫杖岳上空2000mよりの鳥瞰図
 
 いつでも行ける山。行くところがなくなったら行く山。西穂高岳はそんな山だ。
 八尾から片道1時間半。西穂高口駅からゆっくり歩いても5時間あれば頂上往復が出来る。
 ロープウエイの往復運賃2800円が高いと感じるときと安いと感じるときがある。なぜだろう。


ロープウエイ車中より槍ヶ岳をのぞむ
 
 冬期の2500mを超える高い山では、下界より15m以上の強い風がふいていると思った方がいい。
 下界で5mの風がふいていれば山では20m超の強風となっている。今回も目出し帽とゴーグルを用意した。


西穂高口駅屋上より西穂高岳をのぞむ
 
 ロープウエイ乗り場で三島野スポーツクラブの方たち7人と一緒になる。その中に北の俣岳で一緒にテントを張った岩井さんがいた。おっ久しぶりでっす!


西穂高口駅屋上より焼岳をのぞむ
 

西穂高口駅屋上より笠ヶ岳をのぞむ
 
 国道を走っていた頃は快晴だったのにロープウエイを降りる頃には空に白いものが混じっていた。
 西穂高口駅に着いたら、とりあえずは屋上に出て景色を楽しむ。身支度を終え、9時30分出発。


9時30分 西穂高口駅出発
 

10時15分 西穂山荘到着<休憩10分>
 
 西穂山荘手前の急登はアイゼンなしでぎりぎりのフリクション。蹴り込まずに足裏全体を使って登った。
 10時15分、西穂山荘到着。この先は強風が予想されるのでここでアイゼンをはく。


数日前に降った雪で山は真っ白
 
 小屋を出るとすぐに左からの強風をあびる。目出し帽をかぶり、ウインドウ・ブレーカーを着込んだ。それでも頬と鼻と指先が痛い。
 足下を見るとアイゼンが外れそうになっている。夏用の靴に代えたのにアイゼンのセッティングがそのままだった。


丸山より笠ヶ岳をのぞむ
 
 風の強いところでアイゼンのセッティング変更などやりたくない。独標の上は風がないはず。
 危険なところもないので独標まで、だましだまし行く。


12時10分 西穂高岳登頂
 
 独標でアイゼンのセッティングを変える。せっかく暖まってきた指先がまた冷えてしまった。
 ストックをピッケルに代える。トレースはあるが危険な事に変わりはない。ちょっとした不注意でも大事故につながる。慎重に行く。12時10分、頂上到着。
 風下にまわってビールで乾杯! ビールは...寒い。


最近着ているのは白と黒と灰色ばかり
 
 12時35分、頂上出発。独標13時20分。西穂山荘13時40分着。
 ほとんど食事らしいものをとっていなかったのでお腹が空いている。西穂ラーメン800円が美味しかった。


13時40分 西穂山荘<昼食休憩37分>
 

14時46分 西穂高口駅到着
 
 西穂山荘を14時17分に出発して西穂高口駅に14時46分到着。ロープウエイが出た瞬間だった。
もう少し時間を計算しながら降りてくればよかった、と反省。


西穂高口駅ロープウエイ乗り場 
 

新穂高温泉駅到着
 
 朝、沢山いた団体さん達もこの時間は皆無。登山者に混じって観光客が何人かいるだけだった。


新穂高温泉ロープウエイ乗り場
 
 寒さと強風で写真があまり撮れなかった。手袋を外すといっぺんに手が冷える。
 下山時はガスで景色が見えなかった事もある。次回は沢山撮ります。