大高山



大高山中央尾根より神通川を見下ろす(2012年3月1日撮影)

所在地富山市猪谷
猪谷登山口 アプローチ国道41号線猪谷
登山口標高245m
標   高1100m
標高差単純855m
沿面距離3.6Km GPSより
登山日2012年3月1日
天 候
同行者猪谷(地名と一緒ですが名前です)
コースタイム 猪谷登山口(3時間20分)大高山頂上<休憩1時間30分>(1時間40分)猪谷登山口
合計6時間30分<休憩1時間30分含む>



北に西新山と洞山 南に漆山岳 東にキラズ山
 

JR高山線の下をくぐって西猪谷の一番高いところへ
 

 
 
 笹津山、大乗悟山、カンナ尾山、洞山と続いたら次は大高山になる。その次は漆山岳か?
 廃村となった郷里「大津山」の先輩、猪谷さんと大高山に向かった。西猪谷の西禅寺の駐車場に車を停める。


西禅寺の駐車場を借りました(無断で)
 

お寺さんの土地?斜面に立っているのは墓石
 
 お寺さんの土地なのだろう。雪面のいたるところに頭を出しているのは墓石だ。この墓地の左側から杉林に入った。
 急登の杉林を抜けると広場みたいなところに出る。高圧線の鉄塔が立っていて開けた右側には洞山が見える。


北側には先日登ったばかりの洞山
 
 かすかに降るとまた急登となる。猪谷さんにMSRを貸してかんじきとの違いを感じてもらった。
 急登ではかんじきの方が歩きやすいかもしれない。特に急降では。


取り付きは杉林の急登
 

杉林を抜けると気持ちのいい尾根歩き
 

樹齢の揃った見事なブナ林
 
 直径20cm前後のブナの林が続く。黒いところと白いところを交え、全体的に灰色のブナの木は白い雪に似合う。
 ブナ林がきれいなのは自然の中に無駄な色のないモノトーンの世界を描いているからかもしれない。空の青さが際立つ。


ブナ林がきれいなのは木肌のせいかもしれない
 

大日岳から龍王岳まで 大日岳の奥に剱岳
 
 標高を上げるにしたがって山々が姿を現せ始める。近くの低山を初めとして、その上に北アルプスが頭を出してくる。
 振り返るたびに大きくなっていくのが、当たり前とはいえ面白い。


スキー登山に向いているかも
 

いったんいじけると直りにくいのは木も同じ?
 

大高山は全コースの半分が急登
 
 初めてスノーシューを履いた猪谷さんには急登の多い今日のコースは手強かったかもしれない。
 特に体力を消耗した帰りの急降は閉口したようだ。完全燃焼したような顔をしていた。


頂上(?)のブナの木にテープが巻いてあった
 

平らな頂上です
 
 猪谷さんも私も「大津山」で育った。その大津山が神通川の対岸に見えている。(社宅が建っていたところはまだ大きな木が生えていないので白い)


同行の猪谷(先輩)も私もこの標高850mの大津山(廃村)で育った
 
 見えているところは上大津と下大津。その尾根の向こうに中小屋があった。猪谷さんが住んでいたのは手前の尾根の「てんとびら」。
 「てんとびら」は「天戸平」と書く。「天扉」だったらよかったのにと思う。だったら「Heaven's Door」になる。「天国への扉」に。


頂上広場の老人倶楽部みたいなブナの木達
 

たどってきた尾根を降る
 

キラズ山と猪谷集落 流れる川は神通川
 
 午後からはスノーシューには向いていない重い湿雪となった。かんじきの方が歩きやすい。頑張れ猪谷さん。
 頂上を13時に出発し、14時40分に登山口に戻った。今日の温泉は大沢野の「ウインディー」。


西禅寺の駐車場に戻る お疲れ様でした
 

今年大活躍(四国〜九州)のサンバー号