笹津山・大乗悟山・カンナ尾山 |
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所在地 | 富山市細入 | |
笹津登山口 | アプローチ | 国道41号線新笹津橋を渡った細入村笹津集落 |
登山口標高 | 100m | |
笹津山標高 | 532m | |
大乗悟山標高 | 590m | |
カンナ尾山標高 | 676m | |
標高差 | 単純576m 累積(+)930m (−)930m (GPSより) | |
沿面距離 | 周遊10.5Km (GPSデーターより) | |
登山日 | 2012年2月21日 | |
天 候 | 晴のち曇り | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
神通川第二ダム(1時間40分)笹津山<休憩1時間20分>(40分)大乗悟山(1時間5分)カンナ尾山(1時間45分)神通川第二ダム 合計6時間30分<休憩1時間20分含む> |
なんとなく笹津山に向かう。地図も持たず、登山口も決めず。何処から登っても頂上に立てるという慢心。 神通川第二ダム駐車場に車を停めて国道に出る。昨年は「楽今日館」から登っているので北の方にまわった。 |
国道から50cmほど上の雪の上に立ってスノーシューをはく。JR高山線の線路を越えて斜面に取り付いた。 意外に急登でスッキリしない斜面だが、行けば何とかなる。すべての尾根は頂上に通ず。 高いところを目指せば頂上だ。 |
途中で古いトレースと合流した。こんな所から登る人もいるんだと、ふと思う。すぐに右にそれていったので直登コースを選ぶ。 天湖森からの林道に出て、それを少し右にたどり尾根に取り付く。ここで先ほどのトレースとまた合流する。 |
こんなコースを選ぶ人は誰だろうと思いながらトレースをたどる。だが腕時計の高度計380m地点で終わっていた。 そこで引き返したらしい。残念。もうちょっと頑張れば頂上だったのに... |
若い杉林は歩きにくい。下枝が刈ってなく、間伐もされていないので雪が積もると、歩く隙間がなくなってしまうからだ。 歩きやすいところを探しながら右へ、左へとコースを変えながら行く。と、突然平坦な地形になった。まさかと思ったがいきなりの頂上だった。 |
週末の宴会跡が残っているはずと思っていたのに人の痕跡はなかった。そんなマイナーな山でしたっけ? |
ここで引き返すつもりだったのに、帰りたくない。もう少しだけ雪上散歩を楽しみたい。 目の前に大乗悟山が見える。時間はまだ1時。地図がなくても左に降れば神通川のはず。ふらふらと大乗悟山に向かった。 |
大乗悟山へは100mほど降って150mほど登る。鞍部を横切っている林道は須原集落から楡原に抜ける道だ。地図には載っていない。 昨年はこの林道をたどって途中の尾根から天湖森に降りた。 |
歩いているうちに不思議なことに気がついた。行き先も決めず、時間も気にしないで歩いたことが最近あっただろうか? 好きな方向に好きなだけ歩いて、好きなだけ立ち止まって、空を見る、山を見る、木々を見る。 この満ち足りた気持ちが続くなら、何処までも歩いて行きたいと思った。山を始めた頃の全てが新鮮だった想いがふと頭をよぎった。 |
何もかも忘れて雪上を歩く。ウサギのように、カモシカのように、全てから解放されて... 山歩きがこんなにも自由で贅沢な遊びだった事をどうして忘れていたのだろう? |
大乗悟山に踏み跡があった。直接楡原から登ってきたようだ。スキー跡もある。週末のものか? |
尾根をどこまでもたどる。やがて、なだらかな尾根は終わり、急な降りとなった。カンナ尾山頂上だろう 急な斜面を降りたところを林道が走っていた。桐谷と楡原を結んでいる道だ。降った斜面の反対側に(楡原)御鷹山がある。 時間的に今日は無理。 |
視界が開けて見えてきたのは遠くにある楡原だった。小佐波御前山も遠い。たどってきた尾根は神通川に沿っていたのではなく離れてきていたのだった。地図を持ってこなかった罰である。 |
手前の尾根も入り組んで見える。地図を持たずに降るのは不安で林道をたどった。その林道もどこを通っているのか不明。 里山でも地図は必要なことは分かっていたのだが... |
林道の分岐で左を選ぶ。笹津山への道だ。登りだがこの先の尾根を使えば天湖森に降りられと判断。 |
うまく割山集落跡に降り、天湖森のゲート前を通り、楡原集落に降りた。途中でショートカットして線路(高山線)を越え、国道に出る。 |
神通川第二ダムまで国道41号線を歩いた。この時期は雪で道幅が狭く、大型トラックがすれ違うときなどは怖い。 それでも山行きの余韻が心地よく、歩くことは苦にはならなかった。これからの山行きが変わるかもしれないと思った。 |