弥陀ヶ原〜称名峡谷 |
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所在地 | 立山町弥陀ヶ原 | |
弥陀ヶ原ホテル | アプローチ | 弥陀ヶ原バス停 |
登山口標高 | 1950m | |
標 高 | 1650m | |
標高差 | 単純(−)300m 累計(−)430m | |
沿面距離 | 周遊6.2Km | |
登山日 | 2012年6月4日 | |
天 候 | 晴れ | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
弥陀ヶ原ホテル(1時間50分)最先端<休憩35分>(1時間10分)弥陀ヶ原ホテル 合計3時間35分<休憩35分含む> |
もう20年以上前になると思うが、弥陀ヶ原から称名川に降りようと計画したことがあった。 メンバーは佐藤(敬称略)と高木。このときは雨がふってきてコースを変更し、一ノ谷から天狗平へ抜けた。 |
佐藤と呼び捨てにしているが、環境省自然公園指導員や富山県ナチュラリスト協会参与などの肩書きを持つ大先輩である。このサイトは全て敬称略なので許してください。 |
以前、燒リが送ってきた称名峡谷の探訪記が出てきた。昭和37年、北日本新聞が発行した本の写しだ。 この頃はまだ弥陀ヶ原から降りて吊り橋を渡り、大日平へ抜ける道があった。 |
残雪期の称名峡谷をスキーで歩き、不動の滝を下から見上げる記録が残っている。 称名滝より上を下廊下、中廊下、上廊下と分けて解説してある。 称名川に車の走れる恒久的な橋を架けて大日平に公園や貸しバンガローを作る計画まで書いてあって面白い。 |
なんとなく称名川が気になりだした。20年以上前のリベンジを思い立つ。 登山道があったと思われる所を探して称名川まで降りてみようと思った。 |
アイゼン、スノーシュー、ピッケル、9mm×20mのザイル、簡易ハーネスと簡単なギア類、ヘルメット。 リュックは10Kgを越えた。重い。 |
地図で見ると称名川へ降りられる場所は1箇所しかない。大日平小屋の対岸あたりだ。 降りられるか?無理か?積雪は? とりあえず行ってみる。アルペンルートは無料で行けるので気楽だ。 |
9時のケーブルに乗り、バスを乗り継いで弥陀ヶ原駅で降りる。弥陀ヶ原ホテルの横から雪原を降り、称名川の縁まで行く。スノーシューは要らなかった。 称名川への急斜面に雪が残っていて昔の登山道は解らない。おそらくもうヤブになっているのだろう。 |
雪渓を少し降りてみたがダメだと思った。単独ではリスクが多すぎる。 雪渓と雪渓の間に顔を出している笹藪は腹の一部を出していて滑り台のようになっている。諦めて戻った。 |
地図上では無理だと解っていたがもう少し偵察を続ける。称名川の縁沿いに歩いてみた。 不動の滝が見え、大日平小屋が目の前に見える。称名滝の落ち口が格好いい。 長年、立山に拘わってきたのに、この角度から見る称名滝は初めてだった。 |
称名川には降りられなかったが儲けたような気分になれた。阿吽の滝と称名滝の間の台地も見た。 ここは、もう少し雪の多いときに弘法から行ったら面白そうだ。 |
遠くに高原バスを見ながらのランチタイム。弥陀ヶ原ホテルに勤めていた頃を思い出す。 ずいぶん遠くまで来たものだ。距離も時間も... |
弥陀ヶ原駅まで戻り、バスとケーブルを乗り継いで立山駅まで戻る。 本当に称名川に降りられるのだろうか? 単独ではリスクが大きすぎる。仲間を誘おう。 |
弥陀ヶ原駅前の除雪された雪の谷間に咲いていた花達。 |
帰りにグランド・サンピア立山で汗を流す。厚生年金の宿泊施設だった頃に泊まったことがあったが忘れてしまっている。 貸し切り状態だったので写真を何枚か撮った。 |