高松山 |
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所在地 | 糸魚川市 | |
笹倉温泉 登山口 |
アプローチ | 糸魚川市梶屋敷から早川を13Kmほどさかのぼる |
登山口標高 | 455m | |
標 高 | 1725m | |
標高差 | 単純1270m | |
沿面距離 | 片道6.5Km | |
登山日 | 2012年4月18日 | |
天 候 | 快晴 | |
同行者 | 単独 | |
コースタイム |
笹倉温泉(4時間)東尾根取付(40分)高松山頂上<休憩50分> 高松山頂上(30分)東尾根取付(1時間30分)笹倉温泉 合計7時間30分<休憩50分含む> |
頸城の早川方面を最初に訪れたのは放山だった。2007年3月4日、石黒の誘いにのって出かけた。 その帰りに見た烏帽子岳の人を寄せ付けない山容に惹かれた。早川沿いの山に登るようになったのはそれがきっかけだった。 |
2011年5月8日、阿弥陀山南方を登った帰り、高松山が気になった。 高松山を残したままでは、なにかすっきりしないのだ。この馬蹄形の全山制覇には高松山を残せないと思った。 皆との予定が合わず、単独となる。 |
笹倉温泉に車を停めさせてもらい(無断で)7時ちょうどに駐車場を出発する。 アスファルトの林道を500mほど歩くと火打山川と焼山川の出会いにでる。 ここで橋を渡り、尾根を行く。なだらかな杉林を過ぎたあと、林道がジグを切っている急登となる。 雪がたっぷり残っていたので直登した、 |
林道は途中から892mピークの右側を巻いているのだがピークまで直登する。雪に埋もれた林道はただの急斜面のトラバースであり危険。 だらだらと40mほど降ってから次の981mピークは右から巻く。 |
正面に焼山、その右に高松山をのぞむ。遠い... 手前のピークから行くか、ちょっと遠いが左側(東側)の尾根を経由して行くか? |
右側に落ちないように、左側に登りすぎないように注意しながら行く。林道は分からない。分かってもその通り行けない。 次の1100mピークも右側から巻く。焼山川へと落ち込んでいた壁がなくなったところがアマナ平だ。 |
1562mピークを越えて行くコースは行けそうだがピークの雪庇が酷い。コースも細尾根で急峻。 予定通り東尾根から回り込むことにする。 |
北尾根の東斜面から焼山川に向かって何度も大きな音を立てながら岩と雪が落ちた。 尾根上は安全とは言え、北尾根から登らなくてよかったと思った。 |
この東尾根から見る焼山の斜面は弥陀ヶ原にそっくりだ。火打山からの尾根が大日岳を思わせる。 |
説明を受けずにこれらの写真を見たら混乱するだろう。どこから見たら弥陀ヶ原と大日岳がこんな風に見えるのかと... |
雲海が広がってきて飛行機に乗っているような気分になってくる。飛行機に乗るのは好きなのでもうけたような気がした。 |
頂上直下の急登でクレパスに行く手を阻まれた。右の谷には落ちたくないと思っていたのに右から巻くしかなくなった。 45度の斜面で滑落しないことを祈りながら回り込んだ。 |
11時40分、頂上に立つ。頂上の向こうに阿弥陀山と烏帽子岳が見えた。 海に浮かぶ孤島のように雲海の上に頭を出していた。船をこぎ出せば烏帽子も阿弥陀も簡単に行けそうだ。 |
雲海に浮かぶ山々を眺めながらのランチタイム。どんな高級レストランにも負けないシチュエーションだ。 雲海が引いてきて北尾根から降るコースを探る。尾根の分岐までは簡単だが下から見た雪庇が酷かった。 降れなかったら頂上まで登り返しだ。悩むこと10分。東尾根から降ることにした。単独でもあり、安全を期す。 |
早川沿いの馬蹄形連山の完全制覇達成。テントを担いで一周する事も考えたことがあった。 登り終えての感想。絶対無理。どの山も急峻な細尾根で、特に鉢山の西側はロッククライミングの世界だ。 |
高松山、昼闇山、鉢山、阿弥陀岳南峰、阿弥陀岳北峰、烏帽子岳。どの山も素晴らしい。(新田山と前烏帽子は無視) アプローチが容易で低山なのに面白い。積雪が多くて4月、時には5月でも楽しめる。早川沿いの山塊に感謝。 |