漆山岳



頂上手前のダブル反射板(2012年3月4日撮影)

所在地飛騨市神岡町
西漆山 アプローチ41号線猪谷と神岡の間
西漆山標高330m
漆山岳標高1393m
標高差単純1063m
沿面距離片道3.1Km
登山日2012年3月4日
天 候
同行者文山、長瀬、喜多親子
コースタイム 西漆山(3時間5分)漆山岳<休憩1時間55分>(1時間30分)西漆山
合計6時間30分<休憩1時間55分含む>



国道41号線から神通川を渡り西漆山へ
 

広い路肩に車を停めて民家の間から登った
 

急登だがスッキリしたコースだ 表示されている山は全て制覇済みです
 
 漆山岳に最初に登ったのは2005年3月21日。坪足からかんじきにかわり、膝ラッセルになる。登り切れたことがうれしかった。
 頂上でぼんやりと見ていた目の前のブナの木が突然桜の木に変わった。光を浴びて落ちてくるエビのしっぽは舞い散る桜の花びらだった。


最初の杉林を抜けても急登は続く
 

1100mまで標高差770mの急登
 
 今回は金沢から喜多親子が参加する。(喜多っていい名前だ)久しぶりの文さんと長瀬の5人パーティー。
 西漆山のちょっと広い路肩に車を停めさせてもらって7時55分出発。富山ナンバーの車が1台止まっていた。漆山岳か?


1100mから尾根は広くなだらかになる
 
 西漆山岳からのコースはいきなりの急登が標高差で700m以上続く。NSRで脛ラッセル。
 長瀬と並んで話しながら歩いたらダブルトレースになってしまった。


金沢から参加の喜多親子(母娘)は輪かんで
 
 標高1100mあたりからなだらかになる。右側にソンボ谷からの峠が見える。足下の雪もしまってきて、つぼ足でも歩けそうなくらいだ。


樹氷がアラレのように落ちてきて痛い
 

富山平野も見えました
 

こんな風景を見ているだけで来てよかったと思う
 
 スキーのシュプールは前日の松田君とマキちゃんとのこと。だがもう1人誰かいたような跡がある。(これは後で判明)


正面に池ノ山 左に六谷山からキラズ山 右は跡津川から西笠山
 

ここでのランチタイムに目の前の樹氷が桜に
 

文山はここが頂上だと勘違いしたらしい
 
 反射板が見えれば頂上は近い。反射板からいったん降り、30mほど登り返したところが頂上だ。
 ここで登山者を発見。EASさんだった。昨年の猿ケ山で似たようなシチュエーションがあった。頂上のシェルターから顔を出すという...


波のような複雑な地形のソンボ谷と遠くに白木峰
 
 松田くんとマキちゃんが造ったシェルターを長勢が拡張リフォームする。5人のランチテーブルが完成。
 風があった頂上もここなら大丈夫。うどんに、モツ煮込みに、白菜と豚バラのハサミ煮込み(?)。久しぶりの宴会登山となった。


前日の大沢野軍団の跡をリフォームして
 

最近山を降りる時に寂しさを感じる
 

反射板へは少し登り返しがある
 
 最近、山を降りるときに寂しさを感じるようになった。いつまでも山にいたい気分なのだ。
 何かの本に、「そのうち山と同化して仙人となり、皆から忘れ去られていく」という一節があった。それはちょっと寂しい。


頂上(約1400m)から1100mまではゲレンデのような斜面が続く
 

立派なブナの木の幹に
 

熊の爪痕が沢山あった
 
 14時25分、西漆山に戻る。重い湿雪に喜多さん親子もしっかりとついてきた。健脚な2人だった。気持ちのいい2人だった。
 また何処かの山にいっしょに行きましょうね。


無事漆山に戻りました