牛 岳



牛岳頂上より祠があるピークをのぞむ(2012年12月24日撮影)

所在地富山市山田村
国道471号線 アプローチ国道156号線から471号線へ分岐して2Km
登山口標高210m
標   高987m
標高差単純777m
沿面距離片道3.4Km
登山日2012年12月24日
天 候曇りのち晴のち雪
同行者堀岡
コースタイム 国道471号線登山口(40分)林道登山口(35分)牛岳ヒュッテ(50分)登山道分岐(1時間15分)牛岳頂上<休憩1時間10分>(30分)登山道分岐(15分)牛岳ヒュッテ(10分)林道登山口(15分)国道471号線
合計5時間50分<休憩1時間10分含む>



国道471号線からとりつく
 
 日程だけ決まっていて山が決まっていなかった。七尾と八尾の中間を取って砺波で待ち合わせる。
 七尾と八尾を足して2で割れば七半尾...失礼しました(^_^;)


上部は登山道が分からないので稜線から行く
 
 朝起きてみると積雪が20〜30cm。何処へ行く? 牛岳がふと頭に浮かび、カシミールで地図を印刷する。
 庄川側からは10年ほど前に1回登ったことがある。が、ほとんど記憶にない。まっ、地図と磁石とGPSがあれば何とかなる。


471号線の脇に車を停める
 

150mほど降ったところが登山口
 
 頼成山を越えたあたりから積雪がなくなる。砺波市に降りたあたりには降った形跡もない。一安心ではあるが山は別物。
 砺波のアピタで堀岡と合流した。サンバーに乗り合わせて国道156号線を南下し、国道471号線へと分岐する。
 国道471号線沿いの空いているスペースに車を停めさせてもらって、9時30分出発。標高200mで積雪は10cmぐらい。まずは坪足で行く


木が倒れてきてつぶされた(?)
 

夏の登山口
 

分かりにくい案内図だ
 
 2回目の林道を横切ったところでスノーシューズを履いた。MSRのライトニングは軽いので履いても苦にならない。
 3回目の林道が夏の登山口。大きな案内図と登山口の標識がある。
 案内図はアバウトで、登山には、特に雪山にはなんの役にもたたない。


牛嶽ヒュッテ
 

内部はかなり汚れていた
 
 左手に小屋が見えてきた。地図を見ると牛嶽ヒュッテとある。地図に載っているよりも少し上にあるようだ。その標高差は30〜40m。
 内部をのぞいてみたが、休憩する気にはなれなかった。


登山道が不明瞭となるが、とにかく上へ進む
 

こんなものでも見つけると安心する
 
 積雪も20cmを超えてくると登山道が不明瞭になってくる。一度見失ったが偶然に登山道に戻った。
 登山道を無視して行けるほど積雪は多くない。


地図では登山道はここから斜面に入る
 

どうせ道は分からないので尾根へ向かった
 
 ベンチのある所で小休止。地図に載っている登山道は雪で見えない。意味のないトラバースは避けたい。
 わかりやすい尾根を選ぶ。古い登山道もあったはずだ。


天気予報に反して青空が広がり、太陽が顔を出す
 
 積雪は30〜40cm。スノーシューズで脛ラッセル。「ラッセル、少し代わりましょうか?とか口先だけでもいいから言わないんですか?」
 に、少し間を置いてから「そう言えば、先頭は大変だそうですね」で、会話は終了。ラッセルを続ける。


大量のナメコ
 

一部持って帰ったが腐っていた
 
 カシノナガキクイムシにやられて枯れた楢の木が目立つ。ナメコがなっているかもしれないと捜していたら、目の前に大量のナメコがなっている(いた)木が現れた。
 凍ったナメコをスーパー袋いっぱいにゲット。(帰ってから家で解凍してみたら全部腐っていた。)


灌木に行く手を遮られる
 

我慢の登りが続く
 
 尾根の上部で灌木に行く手を阻まれる。いつまで続くか分からない。ここは我慢の登り。
 斜度がなくなってから灌木から解放される。ここでいきなり後ろから若者が現れた。
 先を譲ったらあっという間にいなくなった。


花とは違った美しさがある
 
 予定より50分遅れの12時50分、頂上に立つ。スパークリング・ワイン・ロゼで乾杯。クリスマス・イブだそうだ。
 クリスチャンじゃないのでちょっと気が引けるが、飲めれば理由はなんでもいい。


12時50分、頂上に立つ
 

クリスマスイブお祝いのワインだそうだ
 

この朝の積雪は高岡市がゼロで富山市が15cm
 
 頂上から見て解るのは呉羽丘陵から右(呉東)は真っ白なのに左(呉西)は茶色い。この日の積雪は高岡市がゼロで富山市が15cm。
 ちょっと遅れて若者のお父さんが現れる。話しているうちに「ようこそ、奥久光のホームページへ」の奥さんだと分かった。
 山には意外な出合があるのが面白い。


左側の呉西地区は茶色い色のまま
 

右側の呉東地区は真っ白
 

遠くに見えるのは牛岳スキー場の山頂駅
 

この日山頂でお会いした奥さん父子と記念撮影
 
 雪が降り出し、14時10分、宴をたたんで下山開始。降りは早い。15時20分、登山口に降り立つ。
 「湯谷温泉」は冬期休業中で、砺波インター裏の「湯々楽」で汗を流す。(汗はかかなかったが)
 もうすぐ大好きな雪山のシーズンが本格的に始まる。皆さん誘ってください。一緒に登りましょう。