座佐池



座佐浜に打ち上げられた大砲のような木(2012年11月23日撮影)

所在地三重県度会郡南伊勢町
新桑登山口 アプローチ国道42号線から県道22号線に入り新桑へ
登山口標高0m
最高点標高200m
沿面標高差800m
沿面距離7Km
登山日2012年11月23日
天 候
同行者岩月
コースタイム ロッジさらくわ(25分)たまご浜(55分)座佐浜北端(25分)座佐浜南端<昼食休憩55分>(35分)144mピーク(20分)座佐浜南端(20分)座佐浜北端(50分)たまご浜(25分)ロッジさらくわ
合計7時間10分<休憩55分含む>



今春訪れた「芦浜池」の東にある海跡湖が「座佐池」
 

山を越えるか海からしか行けないというのが魅力
 
 芦浜池に続いて今年2回目の海跡湖の探検。海跡湖とはもともと海だったところが砂丘、砂州の発達によって海岸の湖沼となったもので北海道のサロマ湖や静岡県の浜名湖などが有名。


ロッジさらくわに車を停めさせてもらう
 

ロッジの横から登山口へ
 
 今回も名古屋の岩月と合流しての探検となった。「ロッジ さらくわ」の駐車場を借りて車を停める。
 「さらくわ」とは変な名前だと思っていたら横を流れる川が「新桑川」(さらくわがわ)だった。


新桑川の堤防に突き当たったら右へ曲がる
 

堤防が切れたところから新桑川に降りる
 

石垣のようなところを降りる 高さ2m
 

新桑川の対岸が登山口
 
 「さらくわ」の管理人に駐車のお願いをすると、登山道の入り口が分かりにくいからと、地図と入り口の写真をくれた。
 確かに分かりにくかった。次に行かれる方のためにポイントとなる写真を載せた。
 新桑川に降りる高さ2mほどの石垣状のところなど、道ではない。知らないと行けない。


峠にあった標識
 
 新桑川の対岸の標識に従って右岸を降る。かすかな踏み跡と赤布を頼りに尾根へと向かう。
 100mも登らないうちに降りとなる。峠には右への「座佐の高」と左への「座佐浜」の標識があった。


70mほどの峠を越えて下りた「たまご浜」で見たのは海苔の養殖
 

たまご浜の海岸に
 

船のエンジンとスクリューが落ちていた
 
 いったん海岸まで降る。海岸の名前は「たまご浜」。スクリューが付いたままのエンジンが落ちていた。
 流れ着いたものとは思えない。捨てられたのか? 帰る時は満ち潮だったようで、海水に浸かっていた。


振り返ってのぞむ古和浦湾
 

古和浦湾の反対側に見える薄月池(海跡湖)
 
 古和浦湾の対岸に見えるのはもう一つの海跡湖である「薄月池」。
 尾根を超えて降りにはいる。赤布だけが頼りの降りだが、何処を降りてもたどり着くところは一緒だろう。
 北陸と違って、草がほとんど生えていない。だから道が分かりにくいのかもしれない。


200mほどの峠を越えて座佐浜に降りる
 
 座佐浜に降りる。降りたところは海岸の北端。池は見えない。
 海岸は砂ではなく砂利浜。貝殻も点在する。南北に700mの海岸は内海でもあり、アプローチがよかったら絶好の海水浴場になりそうだ。


座佐浜は岸壁に阻まれて船でしか行けない
 

直線距離で700mほどの海岸が続く
 
 座佐池は北池と南池に分かれていて、繋がったり離れたりしている。我々が見た時は繋がっていなかった。
 池の水をなめてみたら塩辛かった。芦浜池は塩辛くなかったと思う。何が違うのだろう?


座佐池は芦浜池と違い急に深くなっている
 

池は海岸に沿って750mの長さを持つ
 
 海岸に沿って南下する。南端まで来たところで12時。ささやかなランチタイムをとる。
 途中にあった人工物は砂浜に深く埋められた鉄筋コンクリートの柱。直径は50cmぐらいあった。
 船を繋留するためのものだろうか?


多分、船を繋留するためのものだと思う
 

海岸の北端でランチタイム
 
 お尻の白い鹿が逃げていった。だが、砂浜に残っていたのはカモシカの足跡だ。日本カモシカも爪が2本なのだろうか?
 池の南端から周回コースに入る。だが、200mほど登ったところで道に迷ってしまう。
 地図を車に忘れてきてしまって、方向もコースも分からない。現在の方向が完全に逆方向なのも不安材料だった。


お尻の白い鹿がいたのに足跡はカモシカ?
 

周回コースの三等三角点
 
 セオリー通りに、迷ったら引き返す。今回は登り返しじゃなく降り返しだ。
 座佐浜を縦断し、峠を二つ越えて「ロッジさらくわ」に戻る。


芦浜池へと続く海岸 道が分からず引き返す
 
 座佐池も芦浜池も夏に来てテントを張ったら面白いところだと思う。
 貸し切りの海水浴場なら裸で泳いでも叱られないぞ。


センリョウ
 

ウバメガシ(備長炭原料)
 

マンリョウ