伊吹山



格好のいい山です(2013年2月11日撮影)

所在地滋賀県米原市(岐阜県揖斐郡揖斐川町)
登山口 アプローチ北陸高速道長浜ICで降りて(旧)伊吹山スキー所へ
登山口標高220m
標   高1377m
標高差単純1157m
沿面距離片道4.8Km
登山日2013年2月11日
天 候
同行者藤井、浦川、後田、岩月
コースタイム 登山口(30分)1合目<休憩15分>(25分)2合目(30分)3合目<休憩8分>(12分)4合目(10分)5合目<休憩8分>(10分)6合目避難小屋<昼食休憩47分>
合計 1時間57分+休憩31分=2時間28分

6合目(8分)5合目(5分)4合目(11分)3合目(21分)2合目(15分)1合目(20分)登山口
合計 1時間20分



6合目で昼食をとって引き返しました
 
 岩月から伊吹山への誘いが入る。
 伊吹山は、昨年1月の四国、九州へのロングドライブの帰りに登ろうと思った山だった。
 大雪と情報不足で登れず、消化不良気味の思いが残ったままだった。リベンジのチャンス。


三ノ宮神社の駐車場に車を停める(500円)
 

登山口はスキー場のリフト乗り場の横
 
 今回は彼女の名古屋仲間の山行に富山からのゲスト参加という形になった。
 朝、8時半に三ノ宮神社近くの駐車場で待ち合わせる。
 2009年からスキー場は営業していないはずなのに看板類はそのままだ。(ホームページも生きていた)


登山口(220m)は積雪なし
 

ぬかるんだ道を行く
 
 8時50分、登山口(220m)から山道に入る。雪は降っているが積もってはいない。
 ぬかるんだ道を行く。途中から徐々に雪が交じってきて1合目(420m)で完全に雪道となる。


1合目(420m)の伊吹高原荘
 

廃屋を後に2合目(580m)へ向けて出発
 
 1合目で最初の休憩を入れる。伊吹高原荘の前の自販機は稼働中だった。だがビールは全部売り切れ。
 予約があれば営業するらしいが、グリーン・シーズンだけの話だろう。


3合目(720m)から4合目(800m)へ
 

5合目(880m)で小休止
 
 1号目(420m)から2号目(580m)まで、なだらかな道が続く。標高差160mで距離が620m。
 10時、2号目を通過。10時30分、3号目(720m)のトイレ到着。トイレは閉まっていた。
 小休止を入れる。ここで子供連れの5人家族と、若者の3人組と合流。


5合目の小屋の前の広場
 

5合目(880m)を出発
 
 10時38分、3号目を出発して10時50分、4号目(800m)。
 ここからジグを切った登山道に入る。
 11時、ジグ道が終わったところに小屋があり、5号目(880m)の看板があった。
 樹林帯を抜けたので、風が強い。


ガスがひいた瞬間に見えた6合目(990m)の避難小屋(970m)
 
 小休止を入れている間に、さらにパーティーが増えてくる。
 ガスがひいた瞬間に、6号目の避難小屋が見えた。すぐそこだ。標高差で90m。


2人しかいなかった避難小屋が
 

あっという間に超満員になる
 
 11時18分、避難小屋(970m)に着いて中に入ると2人の登山者が食事中だった。
 「もうすぐ登山者が15人ぐらい登ってくるよ」と言ったら、慌てて隅の方に寄って行った。
 だが、焼け石に水だった。いつの間にか集まったパーティーが次から次へと登ってくる。
 10分ほどの間に小屋は人であふれかえっていた。立っているだけでベンチはもちろん床にも座れない。
 リュックを下ろす場所もない。ほとんどの人が風(寒さ)から逃れて中に入っているだけ。


4畳半ぐらいの小屋に25人ぐらい
 

入れない人は外で休憩
 
 小屋の中で立っていたり、外に出たりしているうちに、この山は面白い。そう思った。
 廃墟となったスキー場に気持ちが揺れるのを別にしても、何となく面白い。
 御嶽山に感じた面白さと似ている。この感覚は言葉で表せない。何だろう?


頂上に向かう雰囲気ではなく、下山開始
 
 パーティーの雰囲気が、頂上をあきらめている。「せっかく富山から来たんだから頂上まで行ってきたら? 下で待ってるよ。」と言われたが、それは無理。
 パーティーを分けて失敗したことも何度か経験している。12時5分、小屋を後にする。


帰路、廃業した伊吹高原ホテルと
 

廃業したゴンドラの終点駅に寄り道する
 
 降りははやい。13時25分、登山口に戻る。あとの楽しみは暖かい温泉と美味しい食事。
 近くにある「薬草の湯」で体を温め、鍋焼きうどんをいただいた。


視界がよかったら頂上へ向かっていたかもしれない
 
 その帰路、振り返ると伊吹山は、その姿を現していた。
 視界が効いていたら登っていたと思う。残りの標高差は400m。がんばれば往復に1時間半はかからない。
 「楽しみは後に」と言うけれど、「後の時間」は余り残っていない...ような気がするんですけど...