楡原御鷹山



小佐波御前山の奥に見えるのは剱岳(2013年1月13日撮影)

所在地富山市八尾町桐谷、富山市楡原
桐 谷 アプローチ八尾町から久婦須川をのぼる
登山口標高263m
標   高675m
標高差単純412m
沿面距離往路4.8Km 復路3.8Km 合計8.6Km
登山日2013年1月13日
天 候
同行者単独
コースタイム 桐谷(2時間30分)御鷹山<休憩40分>(1時間20分)桐谷
合計3時間50分+休憩40分=4時間30分



積雪量が足りないので林道をたどり、降りは何カ所かショートカットする
 
 2年前も雪が足りなくて林道をたどった。途中で嫌になり左の池の方に逃げてしまった。
 今回は頂上に立ちたい。だが出発が11時。時間との戦いになってしまった。


11時 御鷹山林道入り口
 

多分、イノシシの足跡だと思う
 
 林道は右に曲がり、左に曲がり、なかなか標高を稼いでくれない。
 ショートカットするには雪不足で不安があったので、林道を忠実にトレースする。
 出来るところがあれば降りで使うことにする。


林道は歩いても歩いても標高を稼がない
 

途中に一カ所だけある展望台の四阿屋
 

景色も見えない退屈な林道歩き
 
 前方に見える山は遠くて高い。それなのに林道は標高を稼いでくれない。
 水平道のようにさえ見える。
 休まず歩いて、頂上へは13時か? 無理か?
 水平道は降りも時間がかかる。タイムリミット13時半と決めて歩き続ける。


高村光太郎の「道程」
 

僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る  
 
 頂上近くまで来ていることに気づき、地図を出す。
 頂上は右後ろにある。行き過ぎたようだ。林道を離れて杉林に入る。
 小ピークに出たら、すぐ右にもう一つのピークが見えた。そこが頂上のようだ。
 いったん降ると桐谷峠から分岐している林道に出た。林道は右と左に分かれていてそこが登山道の入り口だった事を思い出した。(←10年前)


左右に分かれた林道から登山道へ入る
 

御鷹山頂上 遠くに見えるのはカンナ尾山
 

13時半 頂上到着
 
 タイムリミットの13時半ちょうどに頂上に立つ。無雪期は樹木に囲まれて視界の効かない頂上も積雪期はなんとか見渡せる。
 カップ麺で降りのエネルギー補給をして、14時10分、頂上を後にする。


御鷹山頂上から見下ろす楡原集落と小佐波御前山
 

14時10分頂上を後にする
 

写真では分からないが頂上直下は急登
 

この足跡を壊すのがもったいない
 
 単独ラッセルの跡は、芸術作品のような気がして、壊してしまうのがもったいない。
 登る筋肉は出来ているのだが、歩く筋肉がトレーニング不足。歩く登山が苦手だ。
 又の付け根が痛くなってくる。


一番奥に見える山は戸田峰
 

桐谷集落の奥に見える山は祖父岳かと思ったら
 

夫婦山の男峰だった
 
 地図を見ながら何カ所かでショートカットする。最後のショートカットは急斜面で灌木に捕まりながら降った。
 沢に降り立ち、近くにある小屋を見つけて一安心。そこから登山口まではすぐだった。


降りで林道をショートカットして谷に降りる
 

谷の近くに車と小屋が見えた
 
 15時30分、登山口にもどる。
 古いかんじきを持ったお年寄りがいて、「イノシシはいなかったか?」と聞いてきた。
 少し話をしてから別れたが、前に白木峰で会った人だったかもしれない。
 そのときは鉄砲を持っていた。聞いてみればよかったのだが、思い出すのが遅すぎた。