荒島岳 |
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所在地 | 福井県大野市 | |
勝原登山口 | アプローチ | 国道158号線旧勝原スキー場 |
登山口標高 | 335m | |
標 高 | 1523.5m | |
標高差 | 単純1188m 累積1210m 1417m(GPSデータ) | |
沿面距離 | 8.9Km 10Km(GPSデータ) | |
登山日 | 2014年2月23日 | |
天 候 | 晴れ時々曇り | |
同行者 | 堀岡 | |
参考コースタイム 山と高原地図(山と渓谷社) |
登山口(50分)リフト終点(1時間30分)シャクナゲ平(1時間)荒島岳頂上(40分)シャクナゲ平(1時間40分)登山口 5時間40分 | |
コースタイム |
登山口(45分)リフト終点(1時間35分)シャクナゲ平(1時間5分)荒島岳頂上<休憩25分>(35分)シャクナゲ平<休憩50分>(1時間55分)登山口 歩行5時間5分+休憩1時間15分=6時間20分 |
今回は伊吹山の予定だった。伊吹山は名古屋の岩月との1年前からの約束の山だった。 連絡ミスで岩月は御嶽山に行ってしまった。彼女抜きで伊吹山に行けない。 行き先を、地図がなくても行けそうな荒島岳に変更。伊吹山は3月末まで延期。 |
荒島岳の登山口は3カ所あるが、勝原(かどはら)スキー場【営業休止】が一番メジャーである。 国道158号線の勝原スキー場入り口に車が停められる場所を見つける。 空いているところがあったので車を停めた。 |
隣で身支度をしていたパーティーはアイゼンを履いて出発していった。 スノーシューズは持ち込まない。スパッツも省略。ピッケルも車に残す。坪足で出発。 国道から100mほど行ったところに大きな駐車場とトイレがあった。 |
アイゼンをはくかどうかは微妙な問題だ。経験(慣れ)と技術で判断すべきで一般論では決められない。 足を滑らせやすい人は履いたほうがいいと思うが、足は重くなって引っかける危険性も増す。 高山の雪山を目指す人はアイゼンなしで歩く訓練をした方がいい。正しい歩き方が身につく。 |
初心者用のゲレンデを通り、大きくジグを切った廊下を超えて、上級者用のゲレンデに出る。 上級者用ゲレンデの上部にリフトの残骸が横たわっていた。こういうものに弱い。 子供の頃の思い出が詰まった古里を廃墟にしてしまった者には、朽ち果てていく風景が古里と重なってみえる。 |
日曜日の百名山は足跡でいっぱい。迷うことなくトレースをたどる。予定通りだ。 百名山に選ばれた山はかわいそうだ。名山も人が多くなると名山ではなくなっていくような気がする。 |
シャクナゲ平は多くの人が休憩していた。ランチタイムだった。休まず荒島岳に向かう。 左に見える尾根が頂上に見え、30分ぐらいで行けると思ったからだ。 |
いったん降ってからの登りとなる。この降りが帰りの登り返しとなる。もったいない。 荒島岳の一番の急登を登る。今日は足跡があるが、ここのラッセルはきついだろう。 |
ガスで見えないので頂上が分からない。次から次へとピークが現れる。 ガスが引いたときに見えるピークが頂上かと思っていくと、さらに上にピークが見える。 風が強くて寒い。足下も危うい。地獄のようだ。堀岡はなんとかついてきている。 |
ウインド・ブレーカーも着ず、アイゼンも履いていないのが判断ミスのような気がする。 鍬崎山のときの滑落が頭をよぎる。頂上まで無事に来てくれと祈る。 |
頂上はガスで真っ白。風が強く、落ち着けるところがない。ウインド・ブレーカーを着て帽子をかぶる。 それだけでもだいぶん気が楽になる。 お腹がすいていたがパンをほおばる気にもなれず、アイゼンをはいて下山開始。 |
降りるにしたがって青空が広がってくる。今回の山行きは、なにか行いが悪かったようだ。 シャクナゲ平まで登り返して降り帰る。荒島岳は青空の中に浮かんでいた。見えただけでも、いいか? |
シャクナゲ平から望む山々。近くにいた人に聞く。「あれが白山ですか?」 いろいろ教えてもらった。白山、別山、経ヶ岳、大日ヶ岳。三の峰はガスの中で見えない。 |
帰りに股の内側がつる。右足から始まって左足に移り、また右足に戻る。 足を棒のように突っ張って歩いていたら今度は膝をやってしまった。ゆっくり降りた。 |
降りてから九頭龍温泉で汗を流す。小さな温泉は九頭龍スキー場から帰るお客さんでいっぱいだった。 国道158号線を東進して白川インターから東海北陸自動車道に入った。 |