阿蘇山



高岳 右側の雲のようなものは噴煙

 高岳登山口までの道路は積雪のために閉鎖されていた。10cm程の積雪なのに九州は弱い。
 山もガスに覆われだしたので、この日は偵察と情報収集に充てることにした。


高岳、中岳、杵島岳
 
 


阿蘇パノラマラインから高岳をのぞむ
 

往生岳
 

 JR阿蘇駅横にある「道の駅阿蘇」の観光案内所で情報を仕入れる。登山に関した情報は期待外れだった。
 とりあえず、阿蘇パノラマラインで阿蘇の中心部へと向かう。


往生岳
 

往生岳が近づいてくる
 
 


往生岳の西面
 

米塚
 
 


左の米塚と阿蘇市の外輪山
 
 

烏帽子岳


所在地熊本県阿蘇町
草千里ヶ浜 アプローチ阿蘇パノラマライン
登山口標高1130m
標   高1337m
標高差単純207m
沿面距離 . Km
登山日2013年1月22日
天 候曇り
同行者単独
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
登山口(1時間10分)烏帽子岳頂上(50分)登山口
歩行2時間
コースタイム
 
登山口(40分)烏帽子岳頂上(20分)登山口
歩行1時間


 草千里ヶ浜の駐車場(410円)に車を停めて、昼食とする。レストランが4店舗あった。
 左から二つ目の「草千里レストハウス」で「阿蘇たかなラーメン」をいただく。


「阿蘇たかなラーメン」(650円)
 

 偶然、隣の席に登山者が入ってきた。若い男性の2人パーティー。
 さっそく情報を仕入れると、烏帽子岳に登ってきたとのこと。中岳方面は昨年の暮れからの噴火で入山禁止ということも分かった。


草千里ヶ浜を横断して烏帽子岳登山口へ
 

烏帽子岳登山口
 

 明日の中岳〜高岳の予定を変更して、烏帽子岳に向かう。明日の阿蘇はなくなった。
 草千里ヶ浜の右側から烏帽子岳の登山口に向かう。足跡は3人。アイゼンをはいている1人は別パーティー?


足跡は3人
 

突然、目の前に頂上の標識が現れた
 

 あっというまに頂上に出た。ガスの中で視界はよくない。すぐに下山にかかる。
 周遊出来る山なので東側の登山道から降りた。途中で追い越した単独の登山者がアイゼンをはいていた。


一周して草千里ヶ浜に戻る
 

 1周して1時間。物足りない。時間はまだ2時前。草千里ヶ浜の反対側(北側)にある杵島岳に向かった。


杵島岳


所在地熊本県阿蘇町
草千里ヶ浜 アプローチ阿蘇パノラマライン
登山口標高1130m
標   高1270m
標高差単純140m
沿面距離 . Km
登山日2013年1月22日
天 候曇り
同行者単独
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
登山口(50分)杵島岳頂上(お鉢巡り30分)杵島岳頂上(40分)登山口
歩行2時間
コースタイム
 
登山口(25分)杵島岳頂上(お鉢巡り20分)杵島岳頂上(15分)登山口
歩行1時間


 若者達の話では、「こちらの登山道は階段があって...」と、面白くないような口調だった。
 だが、何処でもいいから歩きたい気分だった。



杵島岳登山口
 

途中にあった中岳との分岐
 

 駐車場の東側にある登山口から入る。200mほど歩くと中岳への分岐となる。左側の杵島岳を選ぶ。
 その道は阿蘇パノラマラインと併走する形になった。すぐ横を車が走るのは階段を登るより面白くない。


階段がありました
 

杵島岳頂上
 

 階段は歩幅が狭く2段ずつあがった。ちょっときつい。歩きにくい階段だった。
 あっというまに頂上に出る。小さなお鉢があり、周遊できそうなのでまわってみる。


ガスがひいて烏帽子岳と草千里ヶ浜が見えた
 

頂上から北側に見えるお鉢?
 

 お鉢の北端から見下ろす山は往生岳。京都嵐山の大文字焼きのように火文字焼きがある山だ。
 一周して、もと来た道を降る。達成感のない山行きだったが、久しぶりに山を歩けて心は安らいだ。


お鉢の北側からのぞむ往生岳
 

こちらも1時間で駐車場にもどる
 

 人混みの中にいても寂しさを感じることがある。なのに、山に1人でいても寂しさを感じないことがよくある。

 子供の頃、よく1人で山に入った。住んでいたところが山だったので、100mも入れば誰もいない山中だった。
 2Kmでも3Kmでも山の奥に入った。何故だったのか、よく思い出せない。


草千里レストハウス
 

グリーンパーク
 

ニュー草千里
 

 草千里ヶ浜駐車場を出て、砂千里ヶ浜に向かう。そこには阿蘇の噴火口へのロープウエイがある。
 噴火の影響でロープウエイは運休していた。立山の「積雪のためバスの運行を休止しています」を思い出す。


阿蘇ロープウエイ(運休中)と噴煙
 

阿蘇ロープウエイの出札口
 

 阿蘇にはいくつもの温泉がある。1番面白そうな地獄温泉へと向かう。
 パノラマラインからの降りの道路が閉鎖されていたので、いったん麓まで降りて、登り返す。


南阿蘇村にある地獄温泉
 

露天風呂の「すずめの湯」(混浴)
 

 怪しそうな雰囲気が漂う温泉だった。四つある湯のなかで唯一混浴の露天風呂「すずめの湯」に入った。
 (残念ながら)誰もいなかった。「ぬるめの湯」と「あつめの湯」がある。
 噴火の影響か、「あつめの湯」は熱くて入れなかった。


「ぬるめの湯」の奥の一段高いところにあるのが「あつめの湯」
 

 湯船の底は大きな岩が露出していて歩きにくい。この手すりのような木の上を歩いて移動するらしい。
 この上を歩けるのは、多分、男性だけだろう。危ないのは落ちることじゃなく視線。


「ぬるめの湯」だけで六つの升に分かれている
 

 女性達の中にははそんな危険を楽しんでいる方もいらっしゃるような気がするんですけど....