室堂〜五色ヶ原山荘



竜王岳分岐より五色ヶ原をのぞむ

所在地立山町五色ヶ原
  室堂登山口 アプローチアルペンルート室堂
登山口標高2430m
標   高2490m
標高差単純60m 累積(+)700m 累積(−)640m
沿面距離6.8Km(カシミールより) 8Km(GPSデータより)
登山日2014年7月26日
天 候晴れ
同行者岩月
参考コースタイム
山と高原地図(山と渓谷社)
室堂(1時間)一ノ越(30分)竜王岳(2時間)獅子岳(50分)ザラ峠(45分)五色ヶ原山荘
歩行5時間5分
コースタイム
 
室堂(40分)一ノ越<休憩40分>(35分)竜王岳分岐<休憩5分>(1時間15分)獅子岳<休憩45分>(50分)ザラ峠<休憩5分>(40分)五色ヶ原山荘
歩行4時間5分+休憩1時間35分=5時間40分



 
 

 急に室堂から折立まで縦走することになった。このコースは40年前に歩いたきりだ。
 ところどころの記憶があるだけで未踏のようなもの。楽しみだ。


8時10分、室堂ターミナル出発
 

一ノ越山荘前は人でいっぱい
 

 名古屋から夜行バスで来る岩月を富山駅で迎える。到着は朝の5時。
 初日は五色ヶ原山荘までなので、ゆっくり、6時40分のケーブルカーに乗る。
 室堂を8時10分に出発。一ノ越ではビールを飲みながら40分の休憩を取った。  


雄山へ向かう登山道は富士山のようだ
 

 一ノ越から雄山への渋滞を眺めながら、夏には行くコースではないと思った。
 歩けるところは沢山あるのに誰もが前の人の跡をたどっている。冒険心が足りないのではないか?


雄山への稜線は人でいっぱい
 

 ビールを飲んでいるときに知らない人から声をかけられた。中村さんという県外の方。
 東一ノ越から雄山へのコースのアドバイスを求められる。難しいところは無いと答えた。

 後日談 本当に歩いたようで、「完走しました」とのメールをいただきました。


一ノ越から竜王岳へと向かう
 

富山大学立山研究室
 

 竜王岳への尾根をたどり、浄土山との分岐に出る。ここには富山大学の研究室がある。
 ガスに見え隠れする五色ヶ原を眺める。昔の立山火山の外輪山で弥陀ヶ原の反対側に位置する。


竜王岳南壁
 

 浄土山分岐から降って竜王岳の南壁を振り返る。数年前に中嶋と登攀したことがあった。
 人が入っていないので落石の巣だった。


一番長い尾根を中嶋と登攀したことがある
 

 11時30分、獅子岳。ここでもゆっくり、ランチをかねて45分の休憩をとる。何組かが追い越していった。
 獅子岳からザラ峠へは400mちかくをジグをきりながら降る。
 過去に2回、湯川谷からザラ峠を詰めて獅子岳に登ったことがあった。2回とも辛かった。


佐々成政が厳冬期に超えたというザラ峠
 

ザラ峠の西側には古い登山道の跡がある
 

 ザラ峠は佐々成政が厳冬期に越中から信濃に抜けたという伝説のある峠である。
 近くの鍬崎山にも佐々成政の軍用金が49の壺に詰めて埋められていると伝説もある。
 佐々成政は戦国の武将だが、伝説の武将でもあるようだ。


五色ヶ原山荘と鳶山
 

 13時55分、五色ヶ原山荘に到着する。こんなに早い時間に着いてしまうと時間をもてあましてしまう。
 飲むしかないのだが、飲み過ぎてしまいそうで心配だ。


五色ヶ原山荘玄関
 

五色ヶ原山荘フロント
 

 いきなりのサプライズで風呂の案内があった。3時から3時25分までが男性で、3時半から3時55分までが女性。4時からまた交代で男女が入れる。
 石けんは使えないが湯につかれるだけで疲れが取れる。山小屋での、お風呂は最高のサービス。


五色ヶ原よりのぞむ竜王岳、鬼岳、雄山、獅子岳
 


五色ヶ原山荘前でたたずむ登山者達
 

金沢からの登山者と折立までいっしょだった
 

 ちょっとしたハプニングがあった。夕食時の5時。キャンプ場を見に行った岩月が戻らない。
 心配になってキャンプ場に向かった。だがキャンプ場にもいない。
 実はキャンプ場は周遊できるようになっていて、入れ替わりに戻っていたのだった。


少し離れた五色ヶ原のキャンプ場 奥に烏帽子岳、三つ岳、野口五郎岳
 


うれしいお風呂タイム
 

夕食のメイン・ディッシュはエビフライ
 

 4人で布団をひいたら、いっぱいの部屋。それでも布団が余っていたので、もっと詰め込む日があるようだ。
 8時が消灯。その前に眠ってしまったようで電気が消えたのを覚えていない。